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魔王の力

タイトル思いつきませんでした

 クロマは一体何を企んでいるんだ・・・


「『神の使者』のキミには特別に私が作り上げた力を少しだけ使ってあげるよ」


クロマの化け物のような左手が黒く光り出した。


「やばい、何か来る前に止めてやる!」


俺はクロマの方に向かって全速力で走る。


「遅いよ」


俺はその場で倒れた・・・なんだ身体が急に重たくなった。


「一体何をしたんだ?」


俺は、倒れ込みながらクロマに聞いた。


「これが上級魔法の重力魔法だよ。『神の使者』の君にこれに耐えれるかな?」


ドォオン!


俺の身体はドンドン重くなり、身体が起こすことすらができなくなっていく。


「くそっ、動けねぇ」

「キミには、そこで這いつくばってもらうよ」


くっそ、勇者は!魔王は・・・ショウは大丈夫なのか!?





魔王城の奥地


「やばいっすよ!外に悪魔達が!旧魔王軍が来てるっすよ!」


ショウは焦りにながら魔王に外の状況を伝えていた。


「あぁ、わかっておる。恐らくじゃがワシの事を狙いにきたのじゃろな・・・」


落ち着きを見せている、魔王だが、その辺をうろうろしていて落ち着きがなかった。


「人間よ、こんな時にお前達の国の王ならどうするんじゃ」


魔王はショウに聞いていた。


「え?いきなり何っすか・・・?」


ショウは疑問を抱く。


「ワシの目標は世界征服をして本当の王になることじゃ」

「は?いきなり何を言ってるんすか?」


魔王の考えが全くわからないショウ。


「・・・ワシの父は力で世界を征服をしようとしたじゃが、失敗して勇者にやられた、だからワシは考えたんじゃ、力では無い別の征服をすると!そのために私は世界を知り本当の王になりたいのじゃ」


勢いよく魔王そう言った。


「なんっすかそれ・・・でも良いことな気がするっす!」


ショウは納得していた。


「そうねー、でもアナタ達はこの私にやられちゃうんだけどね」


ショウ達の目の前にはロイヨがいた。


「何者だ!このワシが魔王とわかっておるのか!」


ロイヨの方を睨み付ける魔王。


「そんなことわかっているわ。アナタが前の魔王より弱いって事もね!!」


ロイヨは魔王に黒い槍を突き付ける。


「ハッ!」


魔王がそう言うと、魔王の手から黒い盾が一瞬にして出てきた。


ガァン!


魔王は黒い盾でロイヨの攻撃を防いだ。


「へぇー、これが闇の魔力を具現がする力ね。」


ロイヨは魔王が出した盾をマジマジと見ていた。


「この力の正体を知っているとはただ者ではないようじゃな貴様」

「うふふっふ。私を楽しませてよ、可愛い可愛い魔王ちゃぁあああん!!」


ロイヨの槍の猛攻撃が始まった。それを盾で防ぐ魔王。


「アハハハハは!早く攻撃してきなよ!」


魔王はもう片方の手から黒い斧を闇の力で具現化させた。


「一撃で仕留める!」


魔王はロイヨの猛攻撃の一瞬の隙をつき、斧でロイヨの顔に攻撃をしたが!


ガァアンン!


ロイヨの顔が黒くなっており、魔王の斧は弾かれていた。


「ねぇ・・・がっかりだわ、魔王がこの程度だなんて・・・全然痛くなくて物足りないわ」

「そんな馬鹿な!貴様は人間じゃないな!」


魔王は驚きを隠せていなかった。


「ピンポーン!正解!私は鉄の女よ」


そう言って一瞬にして魔王の背後を取る。


「ちっ!」


魔王は一瞬して闇の力で剣を具現化をしてロイヨに攻撃するが。


ガァン!


「だから効かないって。こんなガラクタじゃ」


ロイヨの手は黒くなっており、魔王が作り出した剣は手で受け止められていた。


「ちょっと大人しくしてもらうわ」


グサッ!


「うわぁあああ!」


魔王はロイヨの黒い槍で足を刺される。


「・・・やめるっすよぉお!」


ドンッ!


ショウは思わずロイヨに突撃をしていた。


「あら、いたの?気づかなかったわ」


ロイヨにはショウの突撃は何も効いていなく、ロイヨはショウを蹴っ飛ばした。


ガァアンッっと吹っ飛ばされるショウだが顔をあげる。


「魔王が連れていかれたら、闇の戦士に合わせる顔がないっす!」


ショウは声と足が震えながらもロイヨに刃向かおうとしていた。


「どうするの?力の無いお子様には用は無いわよ」


そういってロイヨは魔王の腕に槍を刺した。


ブスッ!


「うわぁあああ」


魔王は痛みで叫び、そのまま気絶をした。


「よいしょっと」


ロイヨは魔王は引きずって運びだそうとするが。


「まてっす!」


ガシッ!


ショウはロイヨの片足を掴む。


「なによ、あんた邪魔よ」



ガンッガンッガンッっとロイヨは掴まれていない足でショウの顔を蹴る。


「ここで、兄貴だったら、こんな状況でも諦め無いっすよ!自分が倒されるってわかっていても!」


ロイヨにボコボコにされるが絶対に足を放さないショウ。


「あぁ!もう、うっとしいわ!」


ロイヨは黒い槍でショウに向かって刺そうした。


「もう・・・・いい・・・人間よ・・・話すのだ」


気絶をしていた魔王が口を開いた。


「私は・・・世界の王になる魔王じゃ・・・王なら部下を守るのが指名だ・・・」


魔王が苦しそうになりながらも、ショウに向かってそう言った。


「そっそんな」


ショウは迷っていた。


「だってさ?さっさと離しなさい」


ロイヨがそう言ってきた。


「・・・ダメっすよ・・・」


ショウがそう言うと。


「いいから離すんじゃ!!」


魔王が大声でショウに言った、その勢いでショウはロイヨの足を離してしまった。


「お利口さんね!じゃあ魔王ちゃんは貰っていくわ」


引きづられていく魔王をタダ、ショウは見ることしができなかった・・・


「うわぁあああああああ!!」


ショウは自分の情けなさに泣気叫んだ。

読んでいただきありがとうございます!

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