時を操る婦人像 始動編 lll lV
時間が経過するといやがおうでも奴等はあらわれる。ゆうきは防毒マスクをみなにわたすとガスでの毒攻撃をして来ると伝えた。
時が来るまで待機を始め、その時はきた。
『ツノバヤシ統一教会のものでーす』
バハムート石塚は、うでのながさを越えるパイルバンカーを鋼鉄のドアに撃ちはなった。
ドアがゆっくりと吹っ飛んでいく違和感。
その現象を起こしていたのはキングスマンからきた緑の騎士とよばれる男だった。
銀の甲冑をみにまといシルバーチャリオッツのようにレイピアをもつ。
その男の周囲の無機物は20分の1の速度に低下する。
緑の騎士は引き下がる準備をすると仲間を呼んだ。
『まだか!ニート田中!』
『あぁ、めんどくせぇ・・・!』
『大体なんで俺がでむかわねえといけねえんだ!畜生がいらついてきたぜ』
がりがりとつまようじを噛みながらあらわれたのはキングスマンが雇った殺し屋だ。ニート田中は働きたくなかった家に引きこもりたかったオンラインゲームがしたかったのだ、つねにいらいらしている彼は魔力を空気中の水分に高密度で付与することで暴風水輪という強硬度のシールドを周囲に転換できその分子の振動は刃にもなった。
ガリガリとつまようじを噛み砕くとスペアのつまようじを胸から出した。
『ちっもつところの加工があまいじゃねーか!粗悪品うりやがってあぁむかつくぜ』
距離を取るとバハムート石塚は警戒していた。
こいつはできると察したのだ。
『イシスも薄情な野郎だぜ☆』
首をひねりながらそういうと通気孔にめをむけた。
『にょーん。みすてないにょーん』
イシスは上の通気孔からガスをながしつづけていたのだ。無色透明の神経ガスをだ。
『あぁ?蛇やろうがよぉてめえが元凶か?いけや(゜Д゜)ゴルァ!!』
『どいつもこいつも仮装大会でまともなやつはいねーのかってんだよ!』
ニート田中はぼそぼそとしゃべると自分の周囲に能力で水の刃でできた高速振動する壁を作り出した。
『むしこいてんじゃねえ!』
眼前に突貫してくる田中をまえに石塚は高揚していた。
『こんなつええやつがいるなんて!きいてねえぞぃ☆』
『マッハではちのすにしてやんよ!しねや!』
パイバンカーを超音速で放つと空気を突破するソニックブームが発生した。
大気をたたきつける高音が通路にひびく。
ゆうきは感じながら考えていた。
これではどっちがかっても俺たちはしぬのではないかと。結果をみるより速く婦人像にむかってはしりだした。
結果を変えなければ!
また、みんながしぬ!
『アイリ!きいてくれ!俺が死んだら婦人像に魔力をながしこんで時を戻してくれ!たのむ!』
『はぁ?どうやんのよ!?というかあんたがまけるとかあんの?』
『有るから言っている!たのむぞ!』
戦闘が行われている通路にゆうきは飛び出てから、角から衝撃波のでる汁をありったけだした。
周囲に爆音が轟くとゆうきは目と鼻と口から血を出して倒れた。
『ドアが可哀想ですねぇ』
『だれだ!?ぶちころす☆』
緑の騎士は瞬発のレイピアを構えると音速を越える突きでソニックブームを作りながらバハムート石塚の目をえぐった。
『いたいぞぃ!やめるんだ☆』
『にょー石塚の目を抉るとはただものではないにょー』
赤色のガスがあたりに充満し始める。
緑の騎士はレイピアを高速でふるってガスを雲散霧消させた。
『私のガスがぁにょー』
『同胞の仇、討たせてもらうぞ!』
『にょーごかいにょー』
レイピアの音速付きを躱すとヒラリと舞いながら窓のそとへときえていった。
バハムート石塚は抉られた目を押さえながら緑の騎士にむかってパイルバンカーを放った。
甲冑の緑の騎士の能力によって、杭の射出速度が低下していたためレイピアでもっているほうの右腕を穿たれた。
『かなぐりすてんぞ☆』
緑の騎士の能力は人間のてにあるものなら速度が低下しないので、石塚はナイフを取り出すとナイフの刃先を高速振動する魔力でコーティングした。
緑の騎士の甲冑が紙切れのように引き裂かれると黒く艶のある肌が見えた。
『やりますねぇ、しかし無駄無駄ぁ!』
レイピアで高速しとつすると石塚はナイフでガードするもすこしずつ身を削られていった。
『ころす!ころす!ころす☆』
失血で気を失いそうになるが、ギリギリのところで堪えていた石塚は宙をゆっくりと落下する自分の血液をみて血の気がひいていくのに寒気がした。
だらりと左手をたらすと石塚はパイルバンカーの底に魔力をこめて爆発させた。
『ゆっくりになるならそれを上回る速度をだせばいいだけよ☆』
レイピアの先端が杭に当たる瞬間を狙ったのだ。
レイピアは粉々に砕け緑の騎士は獲物を失った。




