表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄生命体つのばやし 改訂版  作者: GoodSunGGgaming


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/116

愛ゆえに愛を捨てた漢 影法師の骨董商 時空警察編

秀吉の拠点とする屋敷から20kmほどはなれた場所に歌舞伎をえんじる傾奇座 左右座(サウザー)があった。


そこには聖帝十字陵とよばれる劇団があり邪義(ジャギ)健四郎(ケンシロウ)羅欧(ラオウ)阿弥婆(アミバ)の四人の演者がいた。


それらは拳を武器としており漢を練磨し、切磋琢磨している。


『兄より優れた弟などおらぬ!』


『いやいやにーさん、この健四郎のほうがすぐれてますよ、実際』


『ふざけるな!この阿弥婆が最強じゃ』


『生涯にくいしかないしくやしいよ、お兄ちゃんとしては』


順番にジャギ、ケンシロウ、アミバ、ラオウとしゃべっていくと四人は喧嘩を始めた。


そこに現れたのが秀吉だった。


『やめぃやめぃ!みっともない!今後の黄衣衆をたばねるものともあろうものどもがこんな場所でさわぐでないわ!あほうめ!』


渇!と言うもじがでてきそうなほどめをひんむいていう秀吉の剣幕におされながらも、漢たちは堂々と仁王立ちしていた。


『うぬが殿か!おにいちゃんとしていっておきたいことがある!』


筋骨隆々の男は双眸を黒くしていった。


『われが一番強いのだという、絶対的強者であることを忘れるな!』


『やかましいわぃ!ひとめのつくとこでわしにえらそうなくちをきくなあほんだらぁ!!深井が言うとるティービーオーとやらをかんがえろ!』


怒気がます秀吉に気圧されるが負けじといいかえそうとして邪義にさえぎられた。


『うるせぇてめえ!おれのなまえをいってみろ!』


『じゃかぁさぁ!!邪義じゃろがい!けいごをつかえ!ちゅーとんじゃ!ぼけぇ!』


『百合亜……!』


秀吉が頭を抱えていると健四郎が女の名前を呟いた。


そこに深井がやってきた。


『やーどーもどーもすみません。おくれちゃって!今回の案件はサウザーのてこいれ、じゃなくて業務改善と指導でしたかな?』


『よー深い深い!まっとった!おまえがこなこんなくせのつよいやつらやしなわんちゅーに、どーにかせぇ!』


片ひざをつくと深井は御意といい業務の内容と改善点、指導すべき箇所、経営理念、一般教養の座学など用意してまなばせることとした。


『うぬよ!』


『はい、羅欧くん先生と呼ぶように』


『うぬよ!』


『はい、羅欧くん』


『生涯に悔いしかないのだがどうすればよい?』


『まず聞く態度と姿勢から指導しようか』


ふてぶてしい羅欧にたいして辛辣なことをいおうとしたが怖いので控えめにしておいた。


どの生徒も双眸が暗く恐ろしさをかんじた。


先が思いやられるのであった。


バタフライエフェクトをご存じだろうか?


小さなさまつなできごとが大きな事象へと発展することをそういう。


この時代に起こしたわずかな出来事が未来を大きくかえることになる。


しかし今回の場合はすこしどころではなかった。


ウツロと深井による織田軍の増強は世界を大きくかえる起点となった。


影法師という奇才の工匠が深井にであって知識を得たのも大きかった。


影法師は蒸気機関の技術を習得しマセキによる動力源の小型化に成功した。

蒸気機関が発明され線路を作り物流がすみやかにおこなわれることで文明は大きく変化していった。


しかし軍事的あらそいはたえずおこなわれ、おおかた歴史通りにすすんでいっていたのは世界のながれが一本の木のようにできているからでありおなじような、世界で別の顛末が起こる。


それこそ幸運卿がえがいた神のいしにそぐわぬせかいだった。


それが、別のタイトルでかいているスチームパンクの世界観の元となっている。



出血毒、赤血球を破壊し出血させる毒。


欲求を高める能力 みたすと快楽が生まれる。


このふたつを併せ持つ毒の妖怪、欲求の魔神、チンパン人が産まれてしまった。


深井のわずかなミスでそのじこはおきた。


チンパンジーを輸入し、魔神を作ろうとしたときだった。


本能寺ではなく。


信長のいる城に向かって明智がしかくをおくりこんでいたのだ。


偶然、刺客がおとずれたのが研究室であった。


チンパン人が誕生したとき、その瞬間を暗殺者はもくげきしてしまったのでチンパン人ごと深井を殺そうとした。


刃物が深井ではなくチンパン人にささったのだ。


悪意の贈り物である。


黄昏時魔物のチンパン人が魔神へと姿を変えた。


暗殺者を取り込み純粋な悪意を持った人の敵。


ソロモンの悪魔、アザゼルになった。


チンパンジーの骨格に人のあたまがはえている。


翼がはえており禍々しいそれは殺意という純粋な感情で深井を殺した。


あっけなくだ。


ツノバヤシとしてのちからをもたぬ状態、つまり服部の肉体にはいった状態の深井には何もできなかった。


意識が飛び覚醒する。


『はっ!!』


ここは。


『コミケ会場……?』


『ゆびなんほんにみえますかー?』


目の前でゆびをたてているレスキュー隊員にニホンとこたえた。


ぶれて三本に見えたが、ニホンであると理解できた。


『夢…だったのか?あの鮮烈な光景は』


なんだったのだろうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ