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『拾われた孤児、拾い主はまさかの退役軍人にして天才科学者』  作者: ティラピア池
第1章:平穏な日常

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第七話: 果たされた約束

はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。

手にした竿が、さらに激しく震え始めた。


前のめりに倒れそうになるほどだった。


「ひ、引いて!でも焦らないで!」


リンドウが叫んだ。


手伝いたい気持ちと、僕に自分で挑戦させたい気持ちの間で、パニックになっているようだった。


僕は力の限り引っ張ったが、その先にある何かは、想像していたよりもはるかに重かった。


竿は鋭く弧を描き、糸がその強烈な引きに耐えて甲高く唸り、両手が激しく震えた。


「お、重すぎる!」


僕は半分パニックになりながら叫んだ。


そして突然、目の前の水面が割れた——巨大な金色の鯉が姿を現した。


夕日の下で橙金色に輝き、その大きさはほとんど僕の体と同じくらいだった。


「ええええっ!?」


リンドウが金切り声を上げた。


目を大きく見開き、驚きと弾けるような喜びが入り混じっていた。


「でっかすぎる!ヒカル、絶対離すな!」


あまりの驚きに桟橋から落ちそうになったが、リンドウの手がすぐさま僕の腰を後ろから支え、一緒に竿を引き始めた。


「応援!応援が必要!」


リンドウが庭の方に向かって叫んだ。


その声は興奮で甲高く響いた。


まもなく、駆け寄ってくる足音が聞こえた——スズラン、カゲロウ、ホタルが茂みの陰から現れた。


かくれんぼで走り回っていたせいでまだ顔は赤かったが、桟橋の先で僕たちが格闘しているのを見るなり、すぐに駆け寄ってきた。


「うそ、あれ何の魚!?」


スズランが目を見開いて叫んだ。


「巨大な金の鯉!引くの手伝って!」


リンドウが興奮したまま答えた。


スズランとホタルはすぐに竿を一緒に握った。


一方カゲロウは、面倒くさそうに鼻を鳴らしながらも、こっそりと僕が湖に落ちないよう後ろから体を支えてくれていた。


「一、二の、三!」


スズランの号令。


僕たちは一斉に引いた。


そしてついに、大きな水しぶきの音とともに、巨大な金の鯉が桟橋へと引き上げられた。


金色の鱗を輝かせながら、激しく跳ねている。


僕たちは全員、木の桟橋にどさりと座り込んだ。


息を切らしながらも、僕たちの顔——カゲロウの顔さえも——隠しきれないほどの満面の笑みに包まれていた。


「やった、成功した!」


リンドウが叫び、飛び上がって僕の肩を強く抱きしめ、喜びながら僕の髪をくしゃくしゃにかき乱した。


ホタルは小さく拍手し、目を輝かせて驚嘆していた。


スズランは声を上げて笑った。


あれほど朗らかな彼女を見るのは珍しかった。


カゲロウでさえ、いつもの無表情を保とうとしながらも、口の端が上がるのを隠しきれずにいた。


僕はまだ目の前で跳ねている大きな魚を見つめ、それから周りの幸せそうな顔を見渡した。


そして気づけば、僕自身も声を上げて笑っていた——あの暗い夜以来、最も心から笑った瞬間だった。


宿の建物の中、桟橋を真っ直ぐ見渡せる大きなガラス窓の向こうで、アラリックは一人立っていた。


手にした温かいお茶は、いつの間にか冷めて忘れられていた。


彼はすべてを見ていた——ヒカルの慌てふためく叫び声、リンドウの弾けるような喜び、そしていつもは表情を抑えているカゲロウの珍しい笑みまで。


彼自身の口元も、ゆっくりと緩んでいった。


五人の子供たち——四人の実子と、一人の新しい子——が、金色に染まる夕方の光の下で共に笑い合う姿を見つめながら。


彼は振り返り、部屋の隅にある小さな棚へと歩み寄った。


そこには一枚の写真立てが、分厚い本の陰に少し隠れるようにして、ひっそりと置かれていた——時の流れによって自然と霞んだのか、それとも持ち主自身が意図的に少し隠すように置いたのか。


彼はその写真立てを手に取り、ガラス面に薄く積もった埃を指先で拭った。


そして中の写真を見つめた——議論では決して簡単に折れない者特有の、鋭い笑みを浮かべた女性。


だが、その瞳には、彼女が完全には隠しきれなかった温かさが宿っていた。


「ユズキ」


アラリックは静かにつぶやいた。


その声はまるで、まだ聞こえている誰かに囁きかけるように優しかった。


「俺は約束を果たしたぞ」


彼はしばらく黙り込んだまま、写真から目を離さなかった。


「昔、お前は男の子が欲しいと言っていたな。今、ちゃんといる」


彼は小さく微笑んだ。


だがその奥には、何か苦いものが隠れていた。


「もっとも……お前が自分の目で見るには、もう遅すぎたが」


彼は長く息を吐き、指先でそっと写真立てを撫でた。


「だが、俺は約束を果たした。お前が望んだ通りの特徴を、しっかりと持ってな」


回想——数年前。


その部屋は、走り回る幼い子供たちの笑い声で満ちていた。


四人の幼い娘たちが、縁側に座って一番小さな子を胸に抱いて授乳している女性の足元を取り囲んでいた。


アラリックはちょうど帰宅したところで、軍服はまだきちんと整っていたが、顔には疲労が滲んでいた。


彼は大きな笑みを浮かべながら歩み寄った。


「ただいま」


彼はそう言って、妻の額に軽くキスをした。


ユズキは鼻を鳴らしたが、その目は柔らかくなっていた。


「娘四人よ、アラリック。四人」


「みんな可愛いじゃないか」


彼は誇らしげに言い、ズボンの裾を引っ張っている娘の一人の頭を撫でた。


「フン」


ユズキはそっぽを向いたが、小さな笑みを隠しきれずにいた。


「あなた、私の希望通りの男の子が生まれるって言ったわよね。黒髪で、鋭いけど温かい目をしていて——何より、あなたみたいに頑固じゃない子」


「でも、いつになったら?」


彼女は続けた。


明らかにわざとらしく頬を膨らませ、腕を胸の前で組んで。


「四回挑戦して、四回とも女の子」


アラリックはくすくすと笑い、妻の隣に座ると、腕の中の赤ん坊の頭のてっぺんにキスをした。


「悪かったな」


その声には、隠しきれない愉快さが滲んでいた。


「なにせ……今も頑張っている最中なんでな」


ユズキは彼の腕を軽くつねったが、結局は小さく笑い、夫の肩に寄りかかりながら、庭で楽しそうに走り回る四人の娘たちを見つめた。


「それなら」


彼女は優しく言った。


冗談めかした口調が、次第に本心のこもったものへと変わっていった。


「頑張り続けて。きっといつか、そっくりな男の子を授かるはずよ」


アラリックは苦い笑みを浮かべ、現在へと意識を戻した。


手の中の写真を最後にもう一度見つめてから、丁寧に元の場所へと戻した。


窓の外からは、ヒカルと四人の姉たちの笑い声がまだ聞こえていた。


湖のせせらぎと、穏やかな夕方の風の音に混ざりながら。


「黒髪」


アラリックは小さくつぶやき、窓の外——リンドウに抱きしめられながらまだ笑っているヒカルを見つめた。


「鋭いけど、温かい目」


彼はしばらく黙り込んだ。


その微笑みは次第に、もっと深い何かへと変わっていった——誇らしさと、恋しさと、彼自身にも完全には説明のつかない何かが入り混じった表情に。


「お前そっくりだよ、ユズキ。お前が望んだ通りにな」

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