【本土決戦】第31話:未知の翼 (第四編)
はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。
ジェットエンジンの咆哮に、誰もが凍りついた。
だがそれは、戦場の誰もが予想しなかった全く別の驚きをもたらした。
異国の戦闘機編隊——全十二機、三機ずつ四つのグループに整然と分かれていた——が、雲の向こうから鋭く急降下してきた。
日本軍の防衛部隊へ向かうのではなく、前進中の敵戦車列を直接叩きにかかったのだ。
「シュウウウウッ——!」
高速の機体が空気を裂く音が響き、精密射撃と空対地ミサイルの連続発射が続いた。
先ほどまで無敵に見えたセンセンマンとモロクの列が、次々と直撃を受ける。
爆発が敵陣形を叩き、自律型戦車ユニットが一両また一両と粉砕され、空中へ吹き飛ばされていった。
突然で、しかも極めて精密な攻撃だった。
陽炎は一瞬、その場に立ち尽くした。
異国の機体の動きを、戸惑いと安堵が入り混じった視線で追っている。
「……何者だ?」
彼は低く呟いた。
周囲に答えを持つ者など、誰もいなかった。
遠いどこか、パンデモニウムの隠された指揮室。
黒衣の将軍が監視画面を見つめていた。
平静だった表情が、徐々に怒りへと変わっていく。
「ちっ」
低く吐き捨て、歯を食いしばって怒りを抑える。
「まだ生きていたか。あの代物は本当に厄介だ」
痩せた指で目の前の机を叩きながら、画面から目を離さない。
異国のジェット編隊が、彼らの自律ユニットを次々と破壊していく光景が映っている。
「一時撤退を命じろ」
ついに冷たく、しかし制御された声で言った。
怒りはまだはっきりと滲んでいる。
「今日はこれ以上の損失は必要ない。だが記録しておけ——あの代物は、一刻も早く始末しろ。我々の大計画をこれ以上邪魔させる前に」
日本政府中枢の地下会議室では、緊張していた空気が一転して混乱に満ちていた。
大きな画面に、戦場カメラが捉えたぼやけた映像が映し出されている。
謎のジェット編隊が、雲の向こうへ再び消える直前の一瞬だ。
「現場部隊の報告によれば」
防衛大臣が、慎重な口調で話した。
「速度と距離のせいで、はっきりとは確認できなかったそうです。しかしカメラに残ったシルエットから、いくつかの現代戦闘機モデルに類似点が確認されています——F-35CライトニングII、J-35あるいはFC-31、そしてKF-21ボラメです。現在さらに調査を進めております、大統領閣下」
大統領は深く眉を寄せ、画面を長い間見つめてから口を開いた。
「つまり、彼らの出身地はまだ特定できていない、ということか?」
「はい、まだです、閣下」
テーブルの端に座っていた別の大臣が、隠しきれない疑惑を込めて口を挟んだ。
「奴らの本当の目的は何だ? なぜ我々を助けた?」
しばしの沈黙の後、別の大臣が答えた。
まだ確定していない推測を含む声だ。
「パンデモニウムに対する私怨があるのかもしれん。我々に本当に味方しているとは限らない」
「ならば」
最初の大臣が、さらに鋭い声で続けた。
「奴らは味方なのか、それとも我々がまだ完全に理解していない新たな脅威なのか?」
部屋全体が長い沈黙に沈んだ。
出席した高官たちそれぞれが、自分の思考に沈み込んでいる。
誰一人として、空気に重く漂うその問いに確かな答えを出せる者はいなかった。
議論は再び始まった。
今度は遥かに慎重な調子で——あらゆる可能性が検討され、あらゆるシナリオが長く議論された。
だが、出席者全員を完全に満足させる結論は、一つとして出なかった。
答えのない質問が交錯するその混乱の中で、ただ一つだけ、全員にとって明確になったことがある。
この戦争は、彼らがこれまで想像していたよりも、はるかに複雑なものへと変わりつつあった。
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