【本土決戦】第28話:日本本土決戦(後編)
はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。
後方の防衛線から、大量の装甲車両のエンジン音が響き始めた。
厚い砂塵が舞い上がり、大規模な車列の接近を告げている。
最前列の指揮車両から、二人の将軍が降り立った。
彼らは素早く歩き、林洞の指揮塔へと向かう。
「林洞将軍」
一人が厳格に挨拶し、短く敬礼した。
「天城将軍と轟将軍です。命令通り到着いたしました」
林洞は素早く敬礼を返し、後ろに整列し始める部隊の配置を即座に分析した。
「どうやら諸君は『重点主義』戦術を採っているな」
林洞は呟きながら、均等に散らすのではなく特定地点に兵力を集中させた布陣を見つめた。
「だが、なぜ歩兵の隊形がここだけ間延びしている?」
天城将軍——同僚より少し気の抜けた様子の男——は後頭部を掻きながら答えた。
「ああ、それは……実は出発がちょっと急だったもので——」
「君たちが以前守っていた海岸防衛に、どれだけの兵力を残した?」
林洞が素早く遮り、声は鋭い。
「総数の四分の一です」
天城は相変わらず、この緊迫した状況にはやや不釣り合いな軽い口調で答えた。
「それで足りると本気で思っているのか?」
林洞は眉を寄せ、その決断を明らかに心配していた。
轟将軍は、到着し続ける新部隊の配置に忙しかったが、ようやく顔を上げずに口を挟んだ。
「お前たち、まだ雑談しているのか? 敵はあそこにいるぞ」
林洞と天城は同時に我に返り、表情が一瞬で引き締まった。
二人は素早く動き、次々と到着する新部隊の隊列を整え始めた。
ほどなくして、一人の兵士が指揮室に駆け込んできた。
顔は以前の報告とは違い、明らかに安堵の色を帯びている。
「将軍! 前線の防衛に成功しました!」
彼は叫んだ。
「敵戦車の多くが、新たに敷設した地雷で撃破されました! 加えて援軍が持参した弾薬と追加砲が功を奏したのです!」
指揮室内の将校たちから、安堵の声が小さく上がった。
だが誰もが知っている——これはあくまで一時的な小康状態であり、完全な勝利ではないことを。
生産施設では、私はホログラム画面を見つめていた。
数週間——あるいは数時間に過ぎないのに数週間のように感じた——チームとの必死の作業の最終結果がそこに映し出されている。
試験場には、一台の新型戦車が堂々と鎮座していた。
表面はレーダーを吸収する幾何学模様の複合モジュラー装甲。
主砲の砲身は、これまで学んだどの通常戦車よりも太く、長い。
「我々はこれを『白虎』と名付けた」
私は周囲に集まったチームに言った。声は疲労と誇りで微かに震えている。
「基本フレームはレオパルト2A8のモジュラー装甲コンセプトと、M1A2エイブラムスの武装・機動性を融合させたものだ。だが完全に再設計し直している」
一人の技術者が頷き、砲身を指差した。
「口径は百三十ミリ。主砲から長距離誘導ミサイルを発射可能で、敵のどの重装甲戦車をも凌駕する距離から打撃を与えられます」
「そしてこれだ」
私は小さな制御パネルを起動した。
薄い青白い光の膜が、戦車全体を瞬時に包み込む。
希少鉱物から再構築したホログラムシールドだ。直撃の大部分を受け止められる。
「確かに」
私はシールドを見つめ、感嘆と不安が入り混じった視線を向けた。
「このシールドの強度は、敵の巨大ユニット——あの現代版ラントクロイツァーP.1000——のホログラムシールドの約二十パーセントに過ぎない。だが通常の敵戦車相手なら十分すぎるはずだ」
周囲のチームは安堵の歓声を上げた。
だが私自身は知っている——二十パーセントという数字は、決して本当の安心など与えてくれないことを。
遠い日本政府中枢の地下会議室では、数時間前から続く緊張がさらに増していた。
大きな投影地図が、敵国の支配領域を映し出している。
国名はホール・スラヴナ連邦。
自然の山岳に囲まれた広大な領土と、主要進入路を守る双子の巨大要塞が浮かび上がっていた。
「いつまでも守り続けるだけでは駄目だ」
大統領が、地図を指で強く突いた。
「反撃の戦略が必要だ。国際軍事との連携で、この国を直接攻撃するにはどうすればいい?」
隣の老将軍は長く息を吐き、地図に映る二つの巨大要塞を見つめた。
「それは」
彼は静かに言った。
「この数年、全世界が頭を悩ませ続けている、まさに同じ質問なのです、陛下」
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