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『拾われた孤児、拾い主はまさかの退役軍人にして天才科学者』  作者: ティラピア池
第二部:崩壊の始まり

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第25話:新たな武器と救出作戦

はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。


俺とホタルは、即座に音のした方角へ銃口を向けた。


心臓が激しく鳴り、いつでも撃てる態勢だ。


しかし、廊下の角から現れた人物は、両腕を高く掲げていた。


顔は汗と小さな傷で覆われ、明らかに焦っている。


「待ってくれ——敵じゃない!」


慌てた声が響く。


「アラリック様の信頼できるナンバー3だ。名前はフジムラ」


俺とホタルは警戒を解かず、銃を完全には下ろさなかった。


だが、その声の調子に、何かが引っかかった。


「俺は身を隠していた」


フジムラは息を整えながら続けた。


「実は……この基地の場所を漏らした裏切り者がいる。しかも、攻撃が始まる前から、内部に潜入した偽装工作員がいたんだ」


腹の底が冷たくなる。


「お前たちが探している希少鉱石のことも知っている」


フジムラは俺たちをまっすぐ見据えた。


「ついてこい」


俺とホタルは一瞬視線を交わした。


やがて同時に頷き、破壊の跡が残る廊下をフジムラの後について進んだ。


基地の最深部にある隠し部屋に到着する。


鉄の扉が開いた瞬間、俺とホタルの目が輝いた。


棚いっぱいに並ぶ鉱石の塊。


青いネオンのような脈が、ゆっくりと脈打っている。


何年も前に聞いた話と、完全に一致していた。


「これで新しい武器が作れる」


ホタルの声が、悲しみと燃える決意の間で震えた。


フジムラが頷く。


「運良く、ここの製造機械の扱い方は分かっている。やってみよう」


それから数時間が、緊張と集中の中で過ぎた。


フジムラが複雑な機械を操作し、鉱石を処理していく。


俺とホタルはできる限り手伝ったが、工程の大半は俺の理解を超えていた。


ようやく長い工程が終わり、作業台に一本の拳銃と一振りの剣が並んだ。


表面は暗い光沢を帯び、細い青いネオンの脈が優しく脈動している。


普通の武器よりはるかに軽く、しかし握れば圧倒的な力を感じた。


「すごいな……」


俺は新しい剣の重みを確かめるように呟いた。


「感心してる暇はない」


フジムラが厳しい表情で遮る。


「動くぞ。アラリック様の本物の副長が二人、まだ行方不明だ。潜入者がいる以上、直接会うまで誰も信用できない」


俺たちはすぐに移動を再開した。


フジムラが示した場所へ向かう。


だが、現場に近づいた瞬間、凄惨な光景が広がった。


パンデモニウムの暗い制服を着た兵士が数十人、建物の周りに集まっている。


完全武装で、内部の何かを厳重に守っているのは明白だった。


俺は瞬時に状況を分析する。


長年培った戦術的な本能が、自動的に動き出した。


「俺は別の方向から潜入する」


ホタルとフジムラに低く囁く。


「少し注意を引きつけてくれ。俺は静かな隙間から入る」


ホタルは力強く頷き、新しい銃を構えて遠距離射撃の位置についた。


俺は周囲の建物の影を利用して滑るように進む。


だが、すぐに何人かの敵が俺の存在に気づき、銃を構えて追ってきた。


俺は全力で走り、あらゆる角と障害物を利用する。


森でカマキリから学んだ原則を思い出す——冷静に、忍耐強く、最適な瞬間を待て。


追い手が十分近づいた瞬間、俺は素早く振り返った。


新しい剣が、相手の急所を正確に切り裂く。


反応する暇も与えなかった。


次の敵も、次の敵も。


俺は動き続けた。


避け、潜り、突然現れ、最大限の精度で斬り、また影に消える。


遠くから、ホタルの正確な銃声が響く。


一発ごとに、敵が確実に倒れていく。


戦闘は長く、消耗し、一秒一秒が永遠のように感じられた。


だがついに、俺を追っていた敵は一人残らず倒れた。


俺はホタルとフジムラのもとへ戻る。


三人とも息を切らし、体は汗と小さな傷で覆われていた。


そして建物の中に、二人の男がいた。


縛られたまま、それでも生きている。


感謝と極度の疲労が入り混じった目で、俺たちを見つめていた。


「お前たち……俺たちを助けに来たのか?」


一人が掠れた声で尋ねる。


フジムラは素早く頷き、二人の縄を解き始めた。


完全に自由になった二人の副長は立ち上がる。


一瞬、互いの顔を見合わせ、表情が真剣なものに変わった。


そして一人が、新たな決意を宿した目で俺たちを見据えた。


「俺たちは……へ向かう」

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