第十三話: 逆転したサプライズ
はじめまして、または再びこんにちは。今回もお付き合いいただきありがとうございます。
私たちは午後からすでに準備を整え、居間のソファやカーテンの陰に身を潜めていた。笑いと緊張した囁きを抑えながら、アラリックの車が庭に入る音を待っている。
「扉が開いた瞬間、『おかえりなさい!』って叫ぶんだぞ!」竜胆が紙吹雪クラッカーを握りしめ、目を輝かせて囁く。
ソファの陰から蛍が素早く頷き、鈴蘭は計画通りに居間の明かりがすべて消えていることを確認する。影狼は部屋の隅に黙って立ち、自分のクラッカーを持ったままいつもの平坦な表情だが、瞳にはわずかな期待が窺えた。
車が前庭で停まる音がした。足音が正面玄関に近づいてくる。
「今だ!」竜胆が囁く。
扉が開き、明かりが一斉に点き、私たちは隠れ場所から飛び出しながら叫んだ。
「おかえりなさい、お父様!」
一瞬、完全な沈黙が部屋を満たした。
扉の間に立っていたのは、いつもの毅然として威厳あるアラリックではなかった。
巨大なパンダだった。
白黒の愛らしいパンダの着ぐるみ。頭の丸い耳と、ぷくぷくの手足が、動きひとつひとつをぎこちなく、それでいておかしく見せている。頭から足までを完全に包み込んだその中から、丸い小さな穴を通してアラリックの目だけが覗き、悪戯っぽく輝いていた。
「……お父様?」最初に驚きから抜け出したのは鈴蘭だった。声はほとんど信じられない響きだ。
「明けましておめでとう!」アラリックが着ぐるみの中から陽気に叫ぶ。厚い頭のクッションで少しくぐもった声だ。ぷくぷくの「手」を大きく広げながら。
部屋は爆発的な笑い声に包まれた。
竜胆はあまりの面白さに床に転がり、腹を押さえて大笑いする。蛍は両手で口を覆い、笑いすぎて目に涙を浮かべている。影狼さえ——普段は必死に平坦な表情を守っている彼が——ついに降参し、肩を震わせて笑い声を漏らした。
僕自身も笑いが止まらない。目尻に涙が溜まり始める。普段はあれほど威厳に満ちたアラリックが、まるで誤って部屋に入り込んだ巨大なぬいぐるみのように見えたからだ。
「お前たちが父親にサプライズをくれると言っただろ」アラリックが誇らしげに言う。厚い着ぐるみの中から話す人特有のくぐもった声のまま。「だから父親も、もっと大きなサプライズで返してやろうと思ったんだ」
「お父様——」竜胆が笑いの合間に息を切らしながら言う。「——その着ぐるみ、どこで買ったんだよ!?」
「企業秘密だ」アラリックが自信満々に答える。だが誇らしい仕草は、ぷくぷくの体全体を揺さぶらないと決まらないせいで、少し効果が薄れていた。
笑いが収まり始め、アラリックがようやく着ぐるみの頭部分を外すと——髪は乱れ、厚い着ぐるみの中で暑くなって頰を赤らめていた——私たちは裏庭へ移動した。エツコと他のスタッフが、年越しを祝うための長いテーブルに特別な料理を並べ終えていた場所だ。
庭には紙の提灯が連なり、暖かな金色の光を放ち、暗くなり始めた夜空と美しく溶け合っている。アラリックは、頭を外したあとも可愛らしいパンダの着ぐるみの下半身を着たまま、僕にはフルーツジュース、年上の子供たちにはそれぞれの飲み物を入れたグラスを掲げる。
「新しい年に」彼の声は今や再び温かく、意味深いものになっている。「そして、今は完全になった、私たちの家族に」
「家族に!」私たち全員が声を揃えて応じ、それぞれのグラスを上げた。
グラスが触れ合ったまさにその瞬間、遠くの街の空で最初の爆発音が響き、色とりどりの光の花が私たちの頭上に美しく咲いた——その夜の最初の花火だ。二一〇〇年への秒読みを告げる。
僕は顔を上げ、夜空が巨大な色のキャンバスへと変わるのを見つめた。街のあちこちから花火の爆発音が呼応し、その響きが家族の笑い声や歓声と混じり合う。
人生で初めて、僕は遠くで花火の音を聞くだけの一人ぼっちの子供としてではなく——温かく、現実で、完全に自分のものである何かの一員として、新年を祝っていた。
「明けましておめでとう、ヒカル」隣で蛍が優しく囁き、輝く空を見つめながら微笑む。
「……明けましておめでとう」僕は少し震える声で答え、それから大きく微笑み、その夜の幸せに完全に身を委ねた。
二一〇〇年が始まった。当時はまだ、とても明るく色鮮やかに感じられた新しい希望を携えて——まるで、あの夜空を飾った花火のように。
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