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Anniversary~アニバーサリー~  作者: chie
Act2.タイムスリップで地球?!

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chie

「でも、地下都市があるなんて聞いたことがないわよ?」

 美来が首をかしげながら言った。

「アマカーテアの秘密基地では?」

とポチ。

「まさか」

とあたし。なんかやだぁ。ゴーストシティーって感じだよぉ。

 もし、もしもアマカーテア軍の秘密基地だったりしたら……。


 アマカーテア軍ていうのは、本来月に基地を持った軍で、それは巨大な力をもった怖い存在だったらしいのよ。


「ねぇ、帰ろうよ」

 北くんの腕を引っ張ったら、

「どうして」

だって。続いて美来まで

「面白そうじゃない。見学してこうよ」

 まったくこのいとこは!! 顔に似合わず無鉄砲なんだから!!

「マリノってば怖いの?」

「まさか! 行こう、早く! 」

 こうなったらやけくそよ、ふんっ。

 あたしは先頭を切って歩き出した。


   ★


「ねぇ、本当に誰もいないみたいだよ?」

 ひとつのビルに入って、あたしは叫んだ。ちょっとデザインは古いけど、洒落た感じのビル。

「変わったデザインですね、お嬢さん」

 ポチがきょろきょろしながら言った。あたしは頷きつつ、首をかしげる。


 ――何か変……。でも何が?


「どうして明かりがついてるんだ?」

「コンピュータ……作動してる!」

 美来が奥のほうで叫ぶように言った。慌てて走っていくと、そこは管理室のようだった。ただ、カチカチと動くそれは、なんか無気味。

「見たことのない機械だな」

 北くんが言った。

 北くんにもわからない機械があるんだ。

 それで、あたしってばついからかいたくなって言った。

「火星人が作った機械だったりして」

「火星人て、たこみたいなあれですか? 」

 ポチが手をふにょふにょさせながら言った。

 みんなで思わず吹き出しちゃう。もう、ポチってば。

「それは先週見たコメディでしょ。『火星人滅亡説』」

「滅亡と言えば、アマカーテア軍についてもなぞが多いよな」

 そうよねぇ、すごく力を持ってたらしいのにね。

「魔法使いが現れてやっつけたって説があるらしいよ」

「まっさかぁ」


 ――でも、このことがあながち嘘でもないことに、後々気づくことになるわけで……。


「二二五六年か……」

 北くんがコンピュータのキーを打っていき、EARTH(アースのマークのキーをぽんと押した。

「勝手に押しちゃまずいんじゃない?」

 あたしがそういったか言わないかの内に、急に周りが点滅し始めたのよ!

 あわてて走ろうとしたら、ブワッと青い光に包まれて、後はもう、何がなんだかわからなくなってしまった。

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