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Anniversary~アニバーサリー~  作者: chie
Act10.情報源はナンパ?

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chie

「ふ……ん……月ねぇ」

 とりあえず入った空き部屋の一室で真幸の話を聞き、ダンがつぶやいた。

「ところでお前、その左手にしてるものなんだ? さっきから気になってたんだが」

「ああ、これ? 爆弾だって」

 あまりにサラッと言う真幸に、レットとダンは一瞬きょとんとする。

「これ取ろうとすると爆発するんだって」

 二人は同時にギョッとし、ダンが怒鳴りだした。

「お前、どうしてそんな物騒なものしてるんだ?!」

「仕方ないよ。ロムステルがどうしてもって言うから」

「おーまーえーなー」

 体をブルブルと震わせるダンに真幸は爆笑した。


「ごめん、大丈夫だよ。ロムステルが唸ってる間に改造しておいたからね」

「うなる?」

「チェスの相手をちょっとばかりね……」

 おどけてウインクする真幸を見て、ダンはがくんと力を抜いて、真幸の双肩に手を置いた。

「お前って…」  

「ん?」

「たいした奴だなぁ」

 美来と真幸は確実に同じ血が流れてると、ダンは妙に納得した。


「冗談はそこまでにしておくとして」

 レットの声が二人を現実に引き戻す。

「真幸が自力で脱出したとなると、微妙に作戦が変わってくるな」

「ごめん」

「真幸が謝る必要なんて少しもないさ。俺たちのモットーは臨機応変だからね」

 レットの目が気にしないようにと少し笑む。

「君達が来てから、結構面白いことが続いてるし」

 真幸は一瞬、これは嫌味かな? と悩んでしまった。

「さて、これから君をどうすればいいかな」

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