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どこから奇譚 離労デット  作者: 西高 英哉
18/34

私はコレでタバコの害のウソについて言及しました

第1作目、『どこから奇譚』は『出版社主催のコンテストに小説を投稿する場合』に相当しましたので一旦削除させて頂きました。本作『どこから奇譚 離労デット』は、そのまま継続させて頂きます。

 今日の陸奥六郎は元気がないようだ。「ブライダル事業から外されて、また地図事業一筋ですね。そろそろ潮時かも」

「潮時って、地図が売れる潮時ですか。こんな感じだと思いますよ。未来の惑星アステロイドのお話です。今から十一年と十一月後の惑星アステロイドから火星に移動した民の生活をタイムミラーで覗いてみましたよ。火星の一般家庭の様子は――『やっぱり、自宅には大型地図を飾って置かないと、トレンドじゃないよね』ってなりますよ。『地図を置かない所には、悪魔の吸血爬虫類人が襲ってくるからね。』『何、お宅も買いましたか?どこ製ですか?』「ユニファウスト社製のまがい物では、悪魔の吸血爬虫類人を防ぐことはできないよ。やっぱり陸奥六郎印の大型地図じゃないと魔除けにはならないよ』『おや、ヒフ民じゃないのか? 量販店で地図を買ってるじゃないか? あれだけ、“装飾大型地図なんて買うやついないよ”とか言ってだけど、火星中でみんな持ってると流石に彼も買うんだね。爬虫類を寄せ付けない陸奥六郎印の大型地図は、今じゃ、魔除けの三種の神器だね』という風になりますよ」

「何ですか、この三流ポエムは?」と陸奥六郎が呆れ顔でいった。

「三流ポエムと感じますか? 何が信じるに取ることなんでしょうか。新聞に書いてあれば信じる? 本に書いてあれば信じる? 教科書に乗っていれば信じますか?」

「そんな急に、爬虫類だと叫びだし、俺が言ってるんだから常識なんだと言われても。土建屋まがいの人が、力づくで相手に言う通りさせるか、詐欺師が『俺の言ってる事が信用出来ないのか?』って凄むのと、同じじゃないですか? それとも自分が爬虫類って、言いたいのですか?」

 後藤三世がなだめる様にいった。「まあ、冷静に。証拠がないと信じられないなんて、陸奥六郎さんともあろう方が『羊大衆』みたいなこと言うもんだから、ついつい口調が強くなってしまいました。でも、大事なポイントです。今のやりとりで、はっきりしました。誰しも証拠があろうがなかろうが、『信じたいと思うものを信じる』ということですね。目に見えたからといって、それはトリックかもしれません。UFOや幽霊、自分の目で見ても信じたくないと信じられませんね。本物だと思えば信じる。と、こんな感じですね。結論、『真実かどうか別にして、信じたくないものは信じられない。信じたいものは、ウソでも信じる』、それが、今ですね。人間が猿から進化したと、信じたいから信じる。911も311も陰謀じゃないと信じたいから信じる。選挙は八百長じゃないと信じたいから信じる。宝くじに一等があると信じたいから信じて買う。こんな感じですね」

「『信じる信じない』かもしれませんが。そう知識づけられた、教育された、その結果どちらかの現象を信じる、覚えた、強く記憶した、という感じでしょ。ネットによって――これが、ネット関連ビジネスを普及させる為のステマ陰謀ですしね。要するにネットによって、真実が得られるという触れ込み・・・これが究極のウソを信じ込ませる業なのですね」

 後藤三世が持論を展開させてきた。「ネットには両方の意見があり、どちらを信じるかは、やはり、本人次第でしょう。『信じるも信じないもあなた次第』という訳です。それより確かに八百長世界を信じたくない人のほうが多いですよ。爬虫類も、おふざけと思っいる人のほうが多いでしょう。私も十一年前からダビデの本は知っていましたが、ダビデの頭がおかしいと思ってましたよ。爬虫類人説を信じる人なんて、私も、『き』の字だと思ってましたね。今の病気にかかるまでは。ダビデってやつ自体怪しいと思っていますよ。彼が真実を本に書いているなら、奴等はなぜ、ダビデを見逃しているのか。それこそ、奴らの得意技、自殺とかで処理されておかしくないでしょう。だから、ダビデの書いていることは、すべて本当ではないこと、ダビデ自体が奴らの手先であることがわかります。ダビデが奴らの手先ということは、ダビデ信者は認めませんが、私はダビデ自体が爬虫類人だと思っています。ダビデが仲間を裏切っていないとすると、ダビデの本は、それこそ、ステマでしょう。私はダビデの本は読んでいません。ダビデが主張しているから信じているわけではないからです」後藤三世が調子に乗って来たようで更に続けた。「私が信じるのは自分が吟味して正しいと思えば信じる。というように、この一年、病気の中、やってきました。タバコ(煙草)が有害、ステマ世界のネットでも圧倒的に有害説だらけですよ。私は自分の体で試すわけです。ものすごい体のだるさ、頭痛と髄膜炎で首が動かせないぐらい痛い状態でタバコを吸ってみました。有害なら、体調は更に悪くなるはずです。ところが、吸っただけで頭痛が和らぎ、首の痛みも減りました。『これは、おかしいぞ』と。真実が書いてあるはずのネットでは『タバコは百害あって一利なし』 これが八割以上。どちらを信じますか?」

 陸奥六郎がいやいや返事をした。「喫煙者には何言っても無駄だと思っています。『喫煙者というバカに付ける薬はないんです』とネット質問とかに記載ありますが、それが八割か二割か、私にはどちらでも構わないです。これ、たぶん永久議論になりますよ。たぶん辞めたほうが良いですよ。体調回復して、ネットサーフィンする時間が出来て、趣味が充実している、それで良いじゃないですか。私は、今それどころじゃないですよ!」陸奥六郎も続けて持論を展開してきた。「『タバコ』に関しては、別の意見では合法麻薬と言われているので、『吸っただけで頭痛が和らぎ首の痛みも減りました。これは、おかしいぞ』と。真実が何であったかは体験者の知るところなのでしょうね。百害あって――は、中毒性の部分を指摘してるのではないんですかね。まぁ、はっきり言って喫煙でも禁煙でも個人の自由であり、無害有害百害など認識の上、個々人で判断し嗜好すれば良いだけの話ですね」

 翌日、後藤三世が陸奥六郎に電話してきた。「昨日は残りエネルギーで話していたみたいで、机に座ったまま、うっ伏して寝てましたよ。私も課題が溜まっているので、そこそこにしておきます。私は、ナス科の植物であるタバコの語源が実は『薬草』であり、タバコがいかに体に良いかということを言いたいのではなく、タバコは害だと、ウソをばらまく奴らは、もっと大事なことも騙しているんじゃないの。ということです。たとえば、選挙だったり、航空機の墜落であったり、不都合な人間の削除とかですね」

「爬虫類人かどうかは、わかりませんけど、こんな組織は、香ばしい感じですね。『NPO法人ひきわりの会』、『ジャパンビールス株式会社』 サーフィンには、いい波でしょ?」

「惑星アステロイド政府が裏で支援している組織は磐石ですね。私の会社も惑星アステロイド政府のお墨付きがあれば潰さなくても良かったかもしれません」


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