↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
となりのスタートライン  作者: リンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
37/50

十六人から八人へ」

第36話「十六人から八人へ」


 女子100メートル準決勝の日。


 アトランタの競技場には、予選の日とは明らかに違う緊張感が漂っていた。


 残ったのは十六人。


 二組に分かれ、各組上位四人だけが決勝へ進む。


 決勝は三日後。


 そこに並ぶ八人が、高校生世代の世界最速を懸けて走ることになる。


 予選では多少余裕を残せた。


 だが、ここからは違う。


 11秒6台では苦しい。


 11秒5台でも組み合わせ次第では落ちる。


 誰か一人がスタートで遅れれば、その瞬間に決勝が遠のく。


 早苗は選手村を出る前から、いつもより口数が少なかった。


 直樹がその横を歩く。


「緊張しちょる?」


「してる」


「珍しく素直」


「今ふざける余裕ないもん」


「そっか」


 少し歩いてから。


 早苗。


「でも梅ジュースは持った」


「そこは通常運転なんじゃな」


「精神安定用」


「だからその扱いやめろ!」


 早苗が少し笑った。


 それを見て、直樹も安心したように笑う。


準決勝組み合わせ


 競技場の掲示板。


 準決勝第一組。


1レーン メーガン・リード カナダ

2レーン レナ・フォーゲル ドイツ

3レーン アミナ・オコエ ナイジェリア

4レーン ケイラ・ブラウン ジャマイカ

5レーン 大石早苗 日本

6レーン オリビア・ハート イギリス

7レーン ルイーザ・サントス ブラジル

8レーン タニア・ブルックス アメリカ


 早苗はじっと名前を見る。


「ケイラと同じ組か」


 その声に気づいたケイラが近づいてきた。


「Now we race.」

「今度は本当に勝負だね」


 早苗もうなずく。


「Yeah. No holding back.」

「うん。もう遠慮なし」


 ケイラが笑う。


「See you in the final.」

「決勝で会おう」


 早苗も笑った。


「Definitely.」

「もちろん」


 しかし、その笑顔が消えると、二人ともすぐ競技者の顔へ戻った。


準決勝第一組


 実況席。


「女子100メートル準決勝第一組です。上位四名が決勝進出。非常に厳しい組となりました」


 解説者。


「注目は予選最速11秒47のジャマイカ、ケイラ・ブラウン。そして日本の大石早苗。予選では11秒58でしたが、かなり余裕を残していました」


「イギリスのオリビア・ハート、ナイジェリアのアミナ・オコエも11秒5台を出しています」


「一人のミスがそのまま敗退につながりますね」


 選手紹介。


「4レーン、ジャマイカ、ケイラ・ブラウン!」


 大歓声。


「5レーン、日本、大石早苗!」


 日本応援席から一段大きい声援。


 直樹が両手を口元へ。


「早苗ー!」


 早苗はほんの一瞬だけ目線をスタンドへ向けた。


 すぐ前へ戻る。


 スターティングブロックを調整。


 両脚を入れる。


 地面を軽く蹴る。


「On your marks.」


 静寂。


「Set.」


 号砲。


「スタート!」


 実況が一気に熱を帯びる。


「オコエがいい! 大石も出た! ケイラはわずかに遅れた!」


 十メートル。


 3レーンのオコエ。


 5レーンの早苗。


 二人が並ぶ。


 二十メートル。


「大石、加速がいい!」


 早苗が半歩前。


 三十メートル。


 ケイラが来る。


「ケイラ・ブラウン、一気に加速!」


 四十。


 早苗。


 オコエ。


 ケイラ。


 ほぼ横一線。


 五十メートル。


「大石がわずかに前! ケイラが追う!」


 直樹。


「早苗、力むな!」


 六十メートル。


 ケイラの後半。


 伸び始める。


「ケイラが並んだ!」


 七十。


 早苗とケイラがほぼ完全に並ぶ。


 その後ろ。


 オリビア・ハート。


 アミナ・オコエ。


 四人。


 八十メートル。


「決勝進出争いも激しい!」


 早苗は前だけを見る。


 肩を上げない。


 腕を振る。


 回転を維持する。


 九十。


「ケイラ、大石、並んでいる!」


 そして。


 フィニッシュ。


 一瞬、順位が分からない。


 電光掲示板。


準決勝第1組


1位 ケイラ・ブラウン ジャマイカ 11秒43

2位 大石早苗 日本 11秒45

3位 オリビア・ハート イギリス 11秒51

4位 アミナ・オコエ ナイジェリア 11秒54

5位 タニア・ブルックス アメリカ 11秒57

6位 レナ・フォーゲル ドイツ 11秒60

7位 ルイーザ・サントス ブラジル 11秒64

8位 メーガン・リード カナダ 11秒68


「ケイラ・ブラウン11秒43! 大石早苗11秒45! 両者とも今大会自己最高!」


 実況席。


「これはかなり高いレベルです」


「大石は自己ベスト11秒46を0秒01更新しましたね」


「はい。しかもケイラとの差はわずか0秒02。決勝が非常に楽しみになりました」


 スタンド。


 直樹が拳を握った。


「11秒45……!」


 三浦もうなずく。


「来てるな」


 直樹は小さく笑った。


「はい」


ゴール後


 早苗は呼吸を整えながら戻ってくる。


 篠原が先に迎えた。


「おめでとう。決勝進出」


「はい!」


「11秒45」


 早苗の目が大きくなる。


「ほんとですか?」


「自己ベスト」


「やった!」


 その瞬間だけ、高校一年生らしい笑顔が戻る。


 直樹もやってきた。


「速かった」


「見た?」


「見とった」


「11秒45!」


「知っちょる」


「僕、自己ベスト!」


「知っちょるって!」


 早苗がバッグを探る。


 直樹。


「まさか」


 梅ジュース。


「やっぱり」


 キャップを開ける。


 ごく。


 ごく。


「ぷはぁ~!」


 直樹。


「また仕事終わりの一杯やっとる!」


 早苗。


「自己ベスト後の一杯は格別じゃねぇ」


「完全にオヤジ化進んどるやん!」


 篠原まで笑う。


「大石、決勝前にキャラ変えないでよ」


「変えてません!」


第二組


 続いて準決勝第二組。


 こちらには林田舞とエマ・ジョンソン。


1レーン マリサ・トーレス メキシコ

2レーン フェリシア・クラーク イギリス

3レーン シェリー・キャンベル ジャマイカ

4レーン エマ・ジョンソン アメリカ

5レーン 林田舞 日本

6レーン サラ・ミラー アメリカ

7レーン アイシャ・ムベキ 南アフリカ

8レーン タニアではなく予選通過者の別枠としてルイーザ枠を整理し、エレナ・ロッシ イタリア


 実況。


「第二組は地元アメリカのエマ・ジョンソン。そして日本の林田舞が中心です」


 号砲。


「スタート!」


 エマが飛び出す。


 舞はわずかに遅れる。


「エマが出た! 林田はやや遅れた!」


 三十メートル。


 舞が長いストライドで追う。


「林田が来た!」


 五十メートル。


 エマ先頭。


 舞二番手。


 キャンベル三番手。


 六十。


 七十。


「林田、エマとの差を詰める!」


 八十。


 エマ。


 舞。


 キャンベル。


 ムベキ。


 この四人が前。


 フィニッシュ。


準決勝第2組


1位 エマ・ジョンソン アメリカ 11秒44

2位 林田舞 日本 11秒48

3位 シェリー・キャンベル ジャマイカ 11秒52

4位 アイシャ・ムベキ 南アフリカ 11秒55

5位 サラ・ミラー アメリカ 11秒58

6位 フェリシア・クラーク イギリス 11秒62

7位 マリサ・トーレス メキシコ 11秒67

8位 エレナ・ロッシ イタリア 11秒71


 舞も決勝進出。


 日本から二人。


 早苗。


 舞。


 二人とも、高校生世代の世界最速を決める最後の八人へ残った。


決勝進出者


 決勝進出八名。


 ケイラ・ブラウン ジャマイカ 11秒43

 エマ・ジョンソン アメリカ 11秒44

 大石早苗 日本 11秒45

 林田舞 日本 11秒48

 オリビア・ハート イギリス 11秒51

 シェリー・キャンベル ジャマイカ 11秒52

 アミナ・オコエ ナイジェリア 11秒54

 アイシャ・ムベキ 南アフリカ 11秒55


 実況席でも、決勝への期待が高まっていた。


「上位四名が11秒4台」


「かなり接近していますね」


「誰が勝ってもおかしくありません」


「決勝は三日後です」


 その言葉を聞いて、早苗は掲示板を見上げる。


 三日後。


 高校生世代の世界最速が決まる。


「……あと三日」


 直樹が隣に立つ。


「長い?」


「長いようで短い」


「焦るなよ」


「うん」


「決勝まで変なことすんなよ」


「変なことって何」


「自主練追加」


「しない」


「梅ジュース一気飲み」


「しない」


「炭酸梅ジュース」


「それも飲まない!」


 直樹。


「よし」


 早苗。


「保護者か!」


翌日


 今度は直樹の番だった。


 男子5000メートル予選。


 こちらも全八組。


 各組から上位選手が次のラウンドへ進む。


 直樹は第四組。


 ケニアのダニエル・キプトゥーは第五組。


 三浦拓海は最終第八組。


 早苗はスタンドで落ち着かなかった。


「僕の時より緊張する」


 舞が笑う。


「彼氏だから?」


「多分」


「愛だねぇ」


「そういう言い方やめて!」


 と言いながら、早苗の顔は少し赤い。


男子5000メートル予選第四組


 スタートリスト。


1 田中直樹 日本

2 イーサン・クラーク アメリカ

3 ルーカス・マイヤー ドイツ

4 サミュエル・オチエン ウガンダ

5 アダム・ウィルソン イギリス

6 マテオ・ロッシ イタリア

7 パブロ・ガルシア スペイン

8 ノア・トンプソン カナダ

9 エリアス・ベケレ エチオピア

10 ジョアン・シルバ ポルトガル

11 ミゲル・サントス ブラジル

12 ルイス・マルティン フランス


 実況。


「男子5000メートル予選第四組。注目は日本の田中直樹。今季13分18秒台を記録し、高校生世代では世界トップクラスのタイムを持っています」


 解説。


「ただし5000メートルの予選ですから、速い記録より順位ですね。展開を見る必要があります」


「田中はどちらかといえば一定ペースを刻むタイプですが、最近はラストの切り替えもかなり改善しています」


 直樹がスタート地点へ。


 早苗がスタンドから大きく息を吸う。


「直樹ー!」


 直樹が一瞬だけこちらを見る。


「頑張れー!」


 隣の舞が耳を押さえる。


「声でかっ」


「応援だから!」


 号砲。


「スタートしました!」


 12人がゆっくりポジションを取る。


 最初の400メートル。


 68秒。


「かなり落ち着いた入りです」


 直樹は集団の四番手。


 800メートル。


 2分16秒。


 エチオピアのベケレが先頭。


 ウガンダのオチエン。


 その後ろに直樹。


「日本の田中、非常にいい位置です」


 1000メートル。


 2分50秒。


 直樹は無理に前へ行かない。


 1200。


 1600。


 集団はまだ大きい。


 2000メートル。


 5分39秒。


 実況。


「ここまでかなりスローです」


 解説。


「田中にとっては余裕がありますね。ただ、遅い展開ほどラスト勝負になりやすい」


 2500。


 ドイツのマイヤーが少し前へ出る。


 ペースアップ。


 早苗。


「来た」


 三浦がスタンドでうなずく。


「ここからだな」


 3000メートル。


 8分25秒。


 先頭はマイヤー。


 二番手オチエン。


 三番手田中。


 残り2000。


「田中、まだ余裕がありそうです」


 3200。


 直樹が前へ出る。


 先頭。


 早苗。


「よし!」


 3600。


 ペースが上がる。


 一周64秒台。


「田中がレースを動かした!」


 4000メートル。


 11分10秒。


 残り1000。


 先頭集団は五人。


 田中。


 ベケレ。


 オチエン。


 クラーク。


 マイヤー。


 早苗は完全に立ち上がっていた。


「直樹ー!」


 直樹は聞こえていた。


 4400メートル。


 残り600。


 オチエンが仕掛ける。


「ウガンダのオチエンが前へ!」


 直樹がつく。


 残り400。


 鐘。


 実況が一段上がる。


「ラスト一周!」


 オチエン先頭。


 直樹二番手。


 ベケレ三番手。


 残り300。


 直樹が外へ出る。


「田中、来た!」


 残り200。


 スピードを一段上げる。


 早苗。


「行けー! 直樹ー!」


 直樹が先頭へ。


「日本の田中、先頭!」


 残り100。


 オチエンが追う。


 しかし差は縮まらない。


 直樹がそのままフィニッシュ。


「田中直樹、一着!」


 電光掲示板。


男子5000メートル予選第4組


1位 田中直樹 日本 13分42秒18

2位 サミュエル・オチエン ウガンダ 13分43秒06

3位 エリアス・ベケレ エチオピア 13分43秒52

4位 イーサン・クラーク アメリカ 13分45秒11

5位 ルーカス・マイヤー ドイツ 13分46秒28

6位 アダム・ウィルソン イギリス 13分47秒03

7位 ノア・トンプソン カナダ 13分49秒44

8位 パブロ・ガルシア スペイン 13分51秒09

9位 マテオ・ロッシ イタリア 13分53秒37

10位 ジョアン・シルバ ポルトガル 13分55秒62

11位 ミゲル・サントス ブラジル 13分58秒90

12位 ルイス・マルティン フランス 14分02秒15


 実況。


「田中直樹、13分42秒18。タイムではなく順位を取りにいった非常に落ち着いたレースでした!」


 解説。


「最後の400メートルがかなり速かったですね。余力もあります」


「日本の田中、まずは予選一着通過です!」


ゴール後


 直樹が戻ってくる。


 早苗が待っていた。


「直樹!」


「おう」


「一着!」


「うん」


「格好よかった!」


 直樹が少し照れる。


「ありがと」


 早苗はにやっとする。


「僕の愛の声援が効いた?」


「声はめちゃくちゃ聞こえた」


「じゃろ?」


「残り200で耳壊れるかと思った」


「そこまで!?」


 三浦が笑う。


「田中、ラスト上げた理由それじゃない?」


 直樹。


「逃げたんじゃないです!」


 早苗。


「愛から逃げるな!」


「意味変わっとる!」


 またいつもの二人に戻る。


第五組


 続いて、キプトゥーの第五組。


 直樹はスタンドから見る。


 キプトゥーは序盤から前へ出ない。


 中団。


 3000メートルを過ぎても余裕。


 そして残り1000。


 急激にペースアップ。


 残り400で完全に先頭。


 最後の200メートル。


 圧倒的。


 実況。


「キプトゥー、速い! 一気に後続を突き放す!」


 フィニッシュ。


予選第5組


1位 ダニエル・キプトゥー ケニア 13分38秒74

2位 ヨハネス・テスファイ エチオピア 13分41秒10

3位 ピーター・ムワンギ ケニア 13分42秒25


 直樹は黙って電光掲示板を見る。


 早苗が横から聞く。


「怖い?」


「怖い」


「でも?」


 直樹は笑う。


「走りたい」


 早苗も笑った。


「僕と同じじゃん」


最終第八組


 三浦拓海。


 最終組。


 こちらも序盤から落ち着いた展開。


 三浦は先頭集団の後ろ。


 残り800で前へ。


 ラスト300でスパート。


 最後はアメリカの選手との競り合い。


 そして。


予選第8組


1位 三浦拓海 日本 13分40秒62

2位 ジェイコブ・ミラー アメリカ 13分41秒04

3位 ハッサン・アリ モロッコ 13分42秒11


 三浦も一着。


 日本男子長距離。


 田中直樹。


 三浦拓海。


 二人とも予選一着で次へ進んだ。


夜


 選手村。


 早苗と直樹は少しだけ外を歩いていた。


「僕、決勝まであと三日」


「俺も次のレースが近い」


「なんかすごいね」


「ああ」


「鹿児島で梅ジュース飲みながらホークスのラジオ聴いちょった僕らが」


「そこから話始める?」


「今アトランタで世界一狙っちょる」


 直樹は少し笑う。


「ほんとじゃな」


 早苗。


「直樹」


「何?」


「どっちかが負けても」


「うん」


「ちゃんと一緒に帰ろうね」


「当たり前じゃろ」


「でも」


 早苗が笑う。


「できれば二人とも勝って帰りたい」


 直樹もうなずく。


「ああ」


「金メダル二個」


「欲張り」


「直樹も欲しいでしょ」


「欲しい」


「ほら」


 二人は顔を見合わせる。


 世界の頂点。


 もう夢ではない。


 手を伸ばせば届くかもしれない場所まで来た。


 女子100メートル決勝まで、あと三日。


 男子5000メートルも、いよいよ本当の勝負へ入る。


次回予告


第37話「決勝までの三日間」


 女子100メートル決勝まで三日。


 早苗は11秒45という自己ベストを出したことで、世界中の陸上メディアから一気に注目を集める。


 ケイラ。


 エマ。


 舞。


 早苗。


 上位四人の差は、わずか0秒05。


 高校生世代の世界最速争いは、完全な混戦。


 一方、男子5000メートルでも直樹、キプトゥー、三浦がそれぞれ予選一着。


 海外メディアは、


「日本の二人は本当にカップルなのか?」


 と競技以外にも興味津々。


 記者。


「Sanae, what will you do if Naoki wins gold?」

「早苗、もし直樹が金メダルを取ったらどうしますか?」


 早苗。


「I’ll hug him.」

「抱きつきます」


 直樹。


「勝手に世界へ宣言すんな!」


 さらに記者が聞く。


「And if Sanae wins?」

「では、早苗が勝ったら?」


 直樹。


「……I’ll hug her too.」

「……俺も抱きしめます」


 早苗。


「言ったね?」


 直樹。


「今のなし!」


 記者団、大爆笑。


 しかし、笑いの裏で最後の調整は続く。


 もう速くなる必要はない。


 疲労を抜く。


 感覚を研ぎ澄ます。


 そして、三日後。


 女子100メートル決勝。


 八つのレーンに、世界最速候補が並ぶ。


 次回、第37話「決勝までの三日間」。


 笑っていられる時間は、もうわずか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。