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となりのスタートライン  作者: リンダ


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2/35

となりのスタートラインキャラ相関図


『となりのスタートライン』


最新相関図・キャラクター設定 完全版


全体相関図


           【大石家】


      大石恒一 ───── 大石美紀


        父       母


             小児科クリニック勤務


               看護師


         │


         │


        大石早苗


         │


      幼馴染・親友


         │


       恋人へ発展


         │


         結婚


         │


        田中早苗


         │


         │


        田中直樹


         │


      男子5000m選手


       JR九州勤務


         │


    ┌────────┴────────┐


    │             │


  田中克也         田中真由美


   直樹の父         直樹の母


       【直樹・早苗夫妻】


     田中直樹 ───── 田中早苗


         │


     ┌────────┴────────┐


     │             │


   田中早織         田中大樹


    長女           長男


⸻


大石早苗/田中早苗


本作のヒロイン。


幼少期から田中直樹と一緒に育った幼馴染で、成長後は直樹と結婚して田中早苗となる。


一人称は「僕」。


競技種目は女子100メートル。


性格・人柄


明るく、天真爛漫。


基本的に前向きで、人と接することが好き。


そしてかなりの天然。


本人は普通に話しているつもりなのに、なぜか周囲からツッコミが入る。


ただし単なるお調子者ではない。


誰かが落ち込んでいるときには、その人の痛みを無理に聞き出そうとせず、自然に隣へ座れる優しさを持つ。


理屈を並べるより、


「じゃあ、もう一回やってみようよ」


と背中を押すタイプ。


競技中は普段とは別人のような集中力を発揮する。


号砲が鳴れば、一瞬で「世界最高峰のスプリンター」の顔になる。


幼少期


とにかく走るのが好きだった。


歩けるようになると走り、転び、泣き、また走る。


短い距離での爆発的な速さは幼い頃から際立っていた。


直樹へ、


「競走しよう!」


と突然言い出し、返事を聞く前に走り出すこともしばしば。


一方、長距離になると、


「直樹ぃ、待ってぇ……」


となる。


この頃から二人の適性は正反対だった。


名物「ぷっは〜!」


早苗を象徴する日常ギャグ。


幼い頃から冷たい梅ジュースが好きで、一気に飲んだあと、


「ぷっは〜!」


と豪快に声を出す。


父・恒一。


「早苗、それ梅ジュースだよな?」


早苗。


「そうだよ?」


母・美紀。


「じゃあ、なんで飲み方だけ仕事帰りのお父さんなのよ」


本人にはまったく自覚がない。


しかも成長後の早苗は、実はお酒に滅茶苦茶弱い。


ほんの少量でも酔ってしまう。


そのため、大人になっても豪快な「ぷっは〜!」の中身は基本的に梅ジュース。


このギャップは家族や友人の鉄板ネタとなる。


競技歴


中学、高校、大学と100メートルで才能を伸ばし、世界へ進出。


2028年ロサンゼルスオリンピック。


女子100メートルで、物語世界における世界記録となる、


10秒47


を記録して金メダル。


2032年ブリスベンオリンピックでも優勝する。


その後は結婚、仕事、家庭とのバランスを考え、直樹とともに2036年大会への出場を見送る。


そして2040年。


母親となった早苗は再びオリンピックのスタートラインへ立ち、三度目の金メダルを獲得する。


仕事


大学卒業後は鹿児島市内の幼稚園へ就職。


世界的な100メートル選手でありながら、普段は園児たちと走り回る先生。


子どもを「未来のアスリート」として見るのではなく、一人ひとりの個性を大切にする。


のちには自身の競技経験を生かし、次世代の選手を支える指導者としても活動していく。


⸻


田中直樹


本作のもう一人の主人公。


早苗の幼馴染から親友、恋人となり、最終的には夫となる。


競技種目は男子5000メートル。


性格・人柄


冷静。


慎重。


分析型。


物事を一度考えてから動くタイプ。


早苗とはほぼ正反対である。


ただし無口な堅物ではなく、早苗と長年一緒にいるため、かなり鋭いツッコミ能力を身につけている。


早苗がボケる。


直樹がツッコむ。


早苗がさらに話をおかしな方向へ持っていく。


直樹が頭を抱える。


幼少期から結婚後まで続く二人の基本形である。


鉄道好き


幼い頃から筋金入りの鉄道好き。


踏切が鳴れば列車を眺め、駅へ行けば入ってくる列車から目を離さない。


普段は分析的な直樹だが、鉄道の話になると説明が止まらなくなる。


早苗。


「直樹」


「何?」


「おなかすいた」


「話聞いてた?」


「途中までは」


「どこまで?」


「電車の話だったところ」


「全部電車の話だよ!」


このときだけは、早苗がツッコミ側へ回ることもある。


競技


短距離型の早苗とは対照的に、幼少期から持久力に優れていた。


長い距離でもペースを崩さず、相手の動きや残り距離を考えながら走る。


5000メートルでは、その冷静な分析力が大きな武器になる。


2028年ロサンゼルスオリンピックでは、


12分34秒88


という物語世界における驚異的な記録で金メダル。


2032年にも優勝。


2036年は早苗とともに出場を見送り、仕事と家庭を選択する。


2040年に競技の最高峰へ戻り、早苗とそろって三度目の金メダルを獲得する。


仕事


大学卒業後はJR九州へ就職。


鉄道好きだった少年が、本当に鉄道を仕事にする。


鉄道は趣味であると同時に、人々の日常を支える責任ある仕事。


競技者としての冷静さや確認を怠らない性格は、鉄道員としても生かされていく。


酒


直樹もまた、お酒に非常に弱い。


つまり田中夫妻は二人そろって酒に弱い。


早苗が梅ジュースを飲んで、


「ぷっは〜!」


直樹。


「知らない人が見たら完全に飲んでると思うぞ」


早苗。


「梅ジュースだもん」


「知ってるよ」


そんなやり取りが田中家の日常となる。


⸻


早苗と直樹


二人の関係こそ『となりのスタートライン』の中心である。


幼馴染。


親友。


互いの最大の理解者。


やがて恋人。


そして夫婦。


ただし、二人が結ばれる理由は「同じアスリートだから」ではない。


世界を目指すよりずっと前から隣にいた。


早苗が負けた日には直樹がいる。


直樹が苦しんだ日には早苗がいる。


どちらかが相手を引っ張り続ける関係でもない。


その時々で、支える側と支えられる側が入れ替わる。


そして二人は相手を自分と同じ人間に変えようとしない。


100メートルと5000メートル。


瞬発力と持久力。


天然と分析。


幼稚園と鉄道。


まったく違う二人だからこそ、互いの世界を尊重できる。


⸻


大石恒一


早苗の父。


幼い早苗が走り回る姿を見守ってきた父親。


娘の天然ぶりにも慣れているため、早苗に対するツッコミ能力は直樹より先に鍛えられている。


世界記録保持者になっても、早苗は恒一にとって娘。


金メダルより、


「ケガしてないか」


「ちゃんと飯食ったか」


を気にする。


早苗の「ぷっは〜!」を幼少期から目撃してきた人物でもある。


⸻


大石美紀


早苗の母。


地元の小児科クリニックに勤務する看護師。


明るさと優しさを持ちながら、必要なところでは現実的に物事を判断する女性。


看護師という職業柄、早苗の体調やケガには特に敏感。


しかし娘の競技生活へ必要以上に口を出すことはない。


早苗本人の意思を尊重し、


「走るのは早苗なんだから、最後に決めるのは早苗」


という考えを持つ。


幼少期から早苗の天然ぶりを知り尽くしているため、恒一とともに早苗へのツッコミ第一世代でもある。


早苗の思いやりや、人を放っておけない部分には、美紀から受け継いだものも大きい。


⸻


田中克也


直樹の父。


幼い頃から直樹の鉄道好きと、じっくり考えてから動く性格を見守ってきた。


直樹が競技で結果を出しても必要以上に浮かれず、本人が何をしたいのかを尊重する父親。


早苗のことも幼少期から知っている。


そのため二人が大人になって恋人となった際には、


「やっとか」


と思っていても不思議ではない人物。


⸻


田中真由美


直樹の母。


幼い直樹を駅や踏切へ連れていき、息子の鉄道好きに付き合ってきた。


直樹の性格をよく理解しており、本人が言葉にしない感情にも比較的早く気づく。


早苗のことも幼い頃から知っているため、直樹と早苗の関係を長年見守ってきた存在。


直樹が世界的アスリートになっても、


「ちゃんと休みなさい」


と言える母親である。


⸻


田中早織


直樹と早苗の長女。


世界的アスリート夫婦の家庭に生まれる。


しかし直樹と早苗は、自分たちの競技人生を娘へ押しつけない。


早織にとって二人は、


「オリンピック金メダリスト」


である以前に、


「鉄道の話が長いお父さん」


と、


「梅ジュースで『ぷっは〜!』をやるお母さん」。


両親を必要以上に特別視せずに育っていく。


⸻


田中大樹


直樹と早苗の長男。


姉・早織とともに、両親の競技、仕事、家庭での姿を見ながら育つ。


父母から受け継ぐ最大のものは金メダルではない。


「好きなものを大切にすること」


「負けても人生は終わらないこと」


「もう一度始めたいと思えば、そこが新しいスタートラインになること」。


直樹と早苗は、大樹にも自分自身の道を選ばせる。


⸻


大石家と田中家


【大石家】


大石恒一 ─── 大石美紀


│


大石早苗


│


│ 幼馴染から恋人へ


│


│ 結婚


│


田中直樹


│


田中克也 ─── 田中真由美


【田中家】


結婚後


    田中直樹 ─── 田中早苗


         │


      ┌────┴────┐


      │     │


     田中早織   田中大樹




両家とも、二人が世界的な選手になったから急に特別な家族になったわけではない。


幼い頃から二人を知っているからこそ、


金メダルを取った日にも普段と同じように接してくれる帰る場所


となっている。


⸻


二人の人生


誕生


↓


幼少期に出会う


↓


いつも一緒に遊ぶ幼馴染


↓


小学校


早苗=短距離の才能


直樹=持久力の才能


↓


中学校


本格的に陸上競技へ


↓


高校


世界へつながる競技生活が始まる


↓


大学


トップアスリートへ成長


↓


2028年 ロサンゼルス五輪


二人そろって金メダル


↓


2032年 ブリスベン五輪


二人そろって金メダル


↓


大学卒業


直樹=JR九州


早苗=鹿児島市内の幼稚園


↓


結婚


↓


早織・大樹誕生


↓


2036年


仕事と家庭を優先して五輪出場を見送る


↓


2040年


オリンピック復帰


二人そろって三度目の金メダル


↓


競技を続けながら


次世代を支える立場へ


↓


夫婦・親として人生を歩み続ける



『となりのスタートライン』の核


この物語は、二人の金メダリストの成功物語だけではありません。


人生にはスタートラインが一度しかないわけではない。


陸上を始めた日。


高校へ入った日。


世界へ挑んだ日。


就職した日。


結婚した日。


親になった日。


オリンピックへ出ないことを自分たちで選んだ日。


そして、もう一度世界へ挑むと決めた日。


そのたびに二人は新しいスタートラインへ立つ。


100メートルを走る早苗と、5000メートルを走る直樹。


競技では同じレースを走ることはない。


けれど人生では、ずっと隣にいる。


そして世界記録保持者になろうが、三度のオリンピック金メダリストになろうが、家へ帰れば――


早苗。


「ぷっは〜!」


直樹。


「だから梅ジュースでその飲み方やめろって!」


早織。


「お母さん、またやってる」


大樹。


「今日も梅ジュース?」


早苗。


「おいしいよ?」


直樹。


「誰も味の話してない!」


田中家、大爆笑。


世界の頂点に立っても、二人の原点は変わらない。


隣にいる人と笑いながら、次のスタートラインへ立つ。


それが、田中直樹と田中早苗の『となりのスタートライン』です。

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