紫ろまんす~カタブツ文学乙女と古典な恋~
美しいものを見たいと願った十九歳の春も過ぎ、二十二歳で就職しないで進学した。
昨今人文学系にはしょっぱい世の中。理系の建物は新しく、文系予算は今いずこ。入ったからと言って就職に有利になるわけでもなく。理系院生と比べれば奥地の山岳民族がごとき希少性。モラトリアムじゃないと信じたい。
神坂紫(かみさかゆかり)、二十二歳。専攻は日本文学。現実とはかくにむなしき。ビッチな妹は家に帰ってこないし、やたら出会う「鳥足くん」に後輩のスイーツ男子、思わせぶりな元同級生(女)とは何かと縁ができている。
枯れかけた今になって微妙に日常が変わりつつある文学女子の明日はどこだ。
――昨今の文学女子はたくましいのです。
タイトル読みは「むらさきろまんす」。
「わたしの愉快な旦那さん」と同一の世界観ですが、恋愛要素薄め。前作を読まなくとも問題なし。
不定期更新。
昨今人文学系にはしょっぱい世の中。理系の建物は新しく、文系予算は今いずこ。入ったからと言って就職に有利になるわけでもなく。理系院生と比べれば奥地の山岳民族がごとき希少性。モラトリアムじゃないと信じたい。
神坂紫(かみさかゆかり)、二十二歳。専攻は日本文学。現実とはかくにむなしき。ビッチな妹は家に帰ってこないし、やたら出会う「鳥足くん」に後輩のスイーツ男子、思わせぶりな元同級生(女)とは何かと縁ができている。
枯れかけた今になって微妙に日常が変わりつつある文学女子の明日はどこだ。
――昨今の文学女子はたくましいのです。
タイトル読みは「むらさきろまんす」。
「わたしの愉快な旦那さん」と同一の世界観ですが、恋愛要素薄め。前作を読まなくとも問題なし。
不定期更新。
ある日、大聖堂にて
2017/07/16 00:00
(改)
おかめ顔メランコリック
2017/07/16 00:00
(改)
一度あったことは二度あって
2017/07/16 21:44
(改)
ケセラセラ!……無理!
2017/07/20 23:07
(改)
スイーツ男子に足向けて寝られない
2017/08/05 23:20
(改)
一旦嵌れば抜け出せない、それが沼。
2017/08/21 20:51
(改)
酒と泪と男と妹 上
2020/12/14 20:52
(改)
酒と泪と男と妹 下
2020/12/27 21:43
(改)
妹の、妹による、姉のための恋愛レッスン
2021/04/29 21:04
(改)
雪間の君と鳥足くん
2021/06/20 20:33
恋はもだもだ、ザッハトルテ
2021/07/10 20:32
(改)
紫姫の憂鬱
2021/07/17 22:09
おすすめは後拾遺和歌集!
2021/09/23 20:13
言ってしまった。
2021/10/17 21:04
初めて香水をつけた今日は特別な日
2021/11/03 20:02
(改)
本当の私は
2022/02/15 20:33
かつて見た図書館の君は
2022/04/15 20:00
飛火の野守
2022/04/15 20:00