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: 黒旗
フレッドに会えた。
フレッドにこれから旅に出ることを話したら、すごく複雑な表情を浮かべていたけど、最後は、快く別れの挨拶を交わしてくれた。
僕もなんだか複雑な気持ちだったよ。
一生の別れではないけど、なんでだろう。
とても切なくて寂しくなったが、彼は彼なりに成長してみせると僕に言った。
“いつでも帰って来られるように”か。
僕は本当に良い親友を持ったと思う。
思い返せばフレットとの付き合いは7年か。
時の流れはあっという間だな。
僕が疳之虫を扱えることを知った途端、自分にも教えて欲しいと頼まれて、何度も断る度に暴力で解決しようとするから、しょっちゅう喧嘩して…。
お互いにバカばっかりやってたな。
あの頃が、とても懐かしいよ。




