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時渡り。


嫌な夢を見ていた。

懐かしくも胸が苦しくなる幸せだった頃の夢。


「はぁ…。」


重たい空気が口から出るような小さな溜息。

記憶が正しければ三年前の事。あの頃は確かに想い、想われ幸せだったはず。なのに、何故。


氷の入ったグラスを傾けて酒を一口飲む。

カラリとグラスがこの小さな空間で響いた。頭を押さえて頭痛を逃すよう瞼を閉じる。



数百年に一度の満月と云われた夜、私の人生の盤面はひっくり返された。

街に大量のモンスターが入り込もうとする事件が発生し、冒険者ギルドは様々なランクの冒険者を集結させ街の門前で一時凌ぎに駆除をさせられていた。

私も招集され門前で延々と魔法銃でモンスターの頭を撃ち抜いていた。パン!パン!銃声の音が今でも鮮明に思い出させる。

モンスターが焦げる臭いや人の血の臭い、1匹たりとも街に入れないよう奮闘していたが地獄のような時間だった


何が私を苦しめるのか。今となっては確認しようもない。ただ、満月の夜光に照らされた顔は確かに彼だった。


私は背後から刺されたのだ。

ペンダントや指輪の効力が発生せず簡単にグサリと。


何で、なんて言葉も発せられず倒れ意識を手放した。

そして、治癒師のところへ運ばれて一命を取り留めた。


私の何が悪かったのか。愛しているとは何だったのか。

婚姻の儀のドレスだって選んだ。彼の白いタキシードだって決めていた。花だって白い薔薇にしようって。

誰もが喜ぶような儀では無いが私たちは手を取り合って愛を約束していたはず。


裏切り者シルヴィア=ローレライを私は探している。見つけ次第ペンダントとリングを投げ返してやるのだ。

そして永遠の別れを。






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