私達の目標
25話 私達の目標
先生に敗北後……
「先生、体大丈夫……?」
「あぁ、それは大丈夫ですよー。これでもA級ですからねー」
「よかった……」
「それよりも王女様を起こしてあげてください。あれ以上私に突っ込ませないように、眠らせてましたよねー」
「バレてた……」
結界解除
スキル賢羊の祝福……解除
「ここは……どこですの?」
「演習場だよ、エリッタ」
「クウキさん!目が腫れていますわ!」
「あぁ、これは先生に……」
「あの鬼教師……私が仇を打ってやりますわ!」
「ではエリッタさん、次はあなたですね……」
「の、望むところですわ!」
エリッタは壁に減り込んだ……
「エリッタ……」
「クウキさん、他の皆んなと合流する前に今後の話をしましょう。」
「うん」
「まず幾つか聞いていいですか?」
「いいけど……」
「友達はいますか?」
「5人くらい?」
「好きなものは?」
「昼寝……」
「所持スキルは?」
「言えない……」
「この学園に来たキッカケは?」
「招待状……」
「目的は?」
……
「……働かないため?」
……
「……なるほど。」
「大体わかりました。クウキさん、あなたコミュ症ですね?」
「そうだけど……」
そんなストレートに……
「まずは、あなたの秘密を全て打ち明けられる人を見つけましょう。」
ママ以外の人に全てを話す?
私の秘密は皆んなには強すぎる。
「他人を巻き込めない……」
「確かに今は他人だらけですね。巻き込んだらダメですよ」
「でも信頼できる仲間だったら?」
「でもそんな人……」
「現ます。」
「……でも」
……
「では、賭けをしましょーか。」
「賭け?」
「そうです。私がAクラスを強くします。クウキさんと秘密を共有できるくらいに。」
「そして、クウキさんがクラスメイトを信頼し、秘密を話せたら私達の勝ちです。」
「できなかったら?」
「私達の負けです。あなたの面倒を一生見ます。」
……
「私どっちも勝ってる……」
「そうでもありませんよ。面倒を見る=ここで一緒に働いてもらうことになります。」
「それは、困る」
「どうです?頑張れますか?」
「がんばる……」
「でも先生……もしクラスメイトに見破られたら?」
「それは考え難いですね。私も学園長から聞いてましたから……」
「あの幼女……」
でも万が一そんなことがあったら……
その人がクウキさんの……
「それでは、クウキさんそれを持って教室に行きますよー。」
「……はい先生」
(それ王族……)
教室には黙々とレポートを書くクラスメイトが10人……
黒板には私語厳禁の4文字……
「皆さーん進んでいますかー?完成したら見せてくださいねー」
……
「クウキさんとエリッタさんもレポートを書きましょう。
今日の敗因と今後の課題をわかりやすくまとめてくださいね。枚数制限はありません。書き終わった人から帰れますよー」
「……わかった」
「先生!私、あまり記憶がないのですわ!」
「大丈夫。エリッタさんなら書けますよ」
「……任せてですわ!」
「フリアス先生、確認お願いします。」
「最初はハルさんですか。すごい量ですね……確認しますよ。」
「……ハルさん、スキルや技術を磨くのは当たり前ですよ。書き直しですねー」
「……はい」
「ヒントを言うと、ハルさんは先生と闘っているときに、誰を見てましたか?」
「先生!できたわよ!」
「あらルーアさん。では確認させてもらいますよー」
「気合い……気合い……気合い」
笑顔で破く先生
「ちょっと!なにすんのよ!」
「意外と好きですよー。でももう少し現実を見てくださいねー」
「……わかったわよ!」
「せんせっ、確認お願いっ」
「アリージュさん、1枚だけですか?」
幼女に邪魔された……ですか……
「いいですよー合格です」
「ありがと、せんせっ」
「先生……できた」
「クウキさん、まだ5分も経ってないですが……」
……
「……これに尽きますね。合格です。」
「ありがと」
「クウキさん、すごいです。」
「すごいですわ!」
「ありがとハル、エリッタ、先に寮戻ってるね」
「はい、わたしもすぐにいきます。」
「私もすぐにいきますわ!」
「ハルとエリッタの敗因って同じ……」
「クウキさん!私語厳禁ですよー」
「ごめんなさい。」
その日の夜、
「クウキさんもう寝ましたか?」
「まだ……」
「今日は大変でしたわね。」
「そうだね」
「今日のレポートクウキさんはなんて書いたんですか?」
「……ひみつ」
「明日は遅刻しないように頑張りましょうね……」
(起こしてくださいね)
「そう……だね……」
「しかし今日は冷えますわね……」
「……」
「クウキさーん、寝ちゃいました?」
「スー……スー」
「……寝ちゃいましたか」
下を覗き込むエリッタ……
「あなたの魔力は温かかった……」
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