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シーカーの軌跡  作者: レイン
βテスト
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20/25

20

ピロロロン♪


『本日12時にβテストが終了します。只今10時30分、後一時間でログアウトしてください。テスト貢献度などはリアルでお知らせします。


12時までにログアウトしていないアカウントは12時に強制ログアウトします』


一旦鍛冶の作業を止め、アナウンスを聞く。

そしてまた作業に戻ろうとするとラークからウィスパーが来て、最後は共有フロアで雑談しながら12時までに駄弁ろうということなので作業をやめ、天津摩羅之鍛冶セットをインベントリにしまい、共有フロアに行く。


そこにはもうすでに皆が集まり雑談していた。



本当は雑談の中でリアルの情報を聞くのは良くないだろうけど教え合わないか。と言うことになり、特に反対意見もなく情報を交換した。そして、そこで驚きの事実が!


なんと全員が名古屋の周辺に住んでいる、と言うことだ。

遠くても名駅まで電車で20分と言う近さ、知ったときは、皆で笑いあった。


その後リアルネームを交換しリアルでまた会うことになった。ホテルで大広間で運営の話があるらしいのでそこで大広間の前のロビー集合で集まることになった。


そして、雑談していると12時になったようで。


『12時になりました現在ログインしているプレイヤーを強制ログアウトします。 ログアウトしましたら一時までに大広間の『木の葉』にお集まりください』


とアナウンスが流れ、視界が黒く塗りつぶされていき目を開くとホテルの部屋に俺は寝ていた。



冬真と合流し大広間の前のロビーで他のメンバーを待つ。

ガッシュは本堂 和馬、 イスルは神田 啓司、サラは安乃条 紗良、ナツカは七峰 奈津美って名前で紗良は茶髪らしいけど他の皆は黒髪のようだ。


そして、驚くことに紗良とは大学も学科も学年まで同じだった……何て偶然!


そしてロビーに着くと、居た……デカイ筋肉質の男が180㎝くらいの男が……


「本堂和馬、であってるか?」


「おお? そうだが……あ! お前らシーカーとラークか!? ゲームと全然変わらねーな!」


いや、それはお前だろ!

思わず突っ込んでしまったがなんとガッシュも一応大学生らしく、21歳らしいけどそうは見えなかった……どう考えても26、7ありそうだ……


ガッシュと話していると他のメンバーも集まってきた。

ナツカにイスル、サラと皆が集合した。


奈津美は女性に歳を聞くのは良くないんだよ~!といいながらも教えてくれた。19歳、大和撫子って感じの清楚な見た目だが喋ると全然違う残念撫子だ。


啓司は21歳でゲームと全く同じで髪が黒なだけだな。


紗良は同い年の20、恥ずかしがりながらも教えてくれた。


そういえばまだ自己紹介と冬真の紹介もしてなかったっけ?

一応しておこう。

俺は秋篠 一也、20歳。大学に通っている普通の大学生。ゲーム好きでゲームに関しては相当才能があると自負している!


冬真こと倉橋冬真は20歳。中学からの親友だ。俺と同じくゲーム好きで同じくゲームに関しては相当才能がある。


皆大学生かよ! と笑いながらリアルの情報を交換し、大広間に入る。



「それでは皆様、部屋番号の置いてある指定席にお着きになってください……そこに封筒がおいてありますがその中にテスト貢献順位が載っており、正式版でのユーザー証明のIDが記されておりますので後程ご確認ください……」


そう説明された後何人かの会社幹部がスピーチをして解散となった。


皆~もう順位見た~?

紗良が笑顔で駆け寄ってくる。 揺れる胸に周囲の視線が釘付けだ……

紗良よ、自重しようぜ!


下らないことを考えていると他の連中も集まってきた。そして、途中で喫茶店に行くことにして皆で外に出ると突然声をかけられる。


「おにぃー! ちょっと待って、私達も一緒に行く!」


と妹の美月とその親友が駆け寄ってくる。


「おお、美月ちゃん! 勿論オッケーだよくぼっ!」


独断で決める冬真の頭を取り敢えず殴る。


「俺ら今から喫茶店で喋ってから帰るぞ? 」


それでいいならいいぞ、と俺が言うとそれでもいいよ! とのことなので美月達も付いて来ることになった。


喫茶店で席に座った俺たちは早速封筒を出し、見せ合うことにした。勿論美月やその親友も一緒だ。


「それじゃあ出してー!」


ん? 注意書のようなものがあるな……なになに? 貢献度順位は全テスターでの順位で1万人中で出ます。また、公式サイトで全員分の順位が閲覧可能です、か。


皆が机の中央に順位が載っている方の紙を出す。


ラーク様

貢献度:8700 5位


ガッシュ様

貢献度:8900 4位


サラ様

貢献度:8450 7位


イスル様

貢献度:8100 9位


ナツカ様

貢献度:9600 2位


シーカー様

貢献度:9999 1位


ミヅキ様

貢献度:8000 10位


カンナ様

貢献度:8200 8位


「えぇー!? 私どべ……」


と美月が撃沈し、


「皆さん、凄い……」


と美月の親友、(しおり)が感心している。


「栞ちゃんも凄いよ、僕より上だしね! でも凄いね、ここにいる全員が10位以内に入ってるなんてね!」


イスルが驚いたように言うがまあ当然だな! 美月が10位と低いことに多少驚いたがな……


「美月ちゃん、気にすんなって! 正式版で抜けばいいんだ!」


そして落ち込んでいる美月を冬真が励ましている。

が、不貞腐れた美月はブーブー、とほっぺを膨らませている。


「ねぇ、みんな! ここにいる全員でギルドを創ろうよ! βの時は6人だったけど正式版は8人で♪」


「それいいな! 最強ギルドが出来そうだな。さて、マスターどうする?」


紗良が突然提案し、和馬が賛成すると俺に聞いてくる。

冬真が賛成なのは見なくてもわかる……


よし、ここは俺の鶴の一声で……


「よし、じゃ「ほんとに!? おにぃ、いいの!?」……おう、いいぞ……」


俺の鶴の一声が掻き消されたな……


そんなこんなで正式版が始まる前にメンバーはたった10人にも関わらず、BRL最強ギルドと後に呼ばれるギルドの結成が決まった……


「だけどある程度までは俺はソロで動くからな……その方がやり易い! 集まるのは俺がソロでギルド設立まで行けたらだな……それまではフレンドってことで」


「おぅ、いいぞ! まぁ俺達はたぶんパーティー組むからな!」


「私達も二人で行動が基本だったから問題ですっ!」


俺の我儘に皆快くオッケーしてくれた。


その後少ししゃべった俺達はそれぞれ帰宅するために席をたった。


「じゃあまたな……たまには皆で会おうぜ」


「まったねー!」


「おう、じゃな! 」


そういって俺たちは解散した。



正式版が楽しみだ!



End

これにて完結です。


正式版も出そうかと思いましたがグダクダになって完結できなくなりそうでしたので一旦ここで切りました。


正式版はもしかしたら番外編とかシリーズで書くかも知れませんが……


それでは読んでくれた人達に感謝です!

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