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シーカーの軌跡  作者: レイン
βテスト
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19/25

19

「じゃあ結果を見にアインの街までいくぞ」


俺達はギルドホームから広場に行き、結果を見にいくため第1の街に転移する。


転移するともうすでに沢山のプレイヤーで埋め尽くされていた。結果の発表は10時だ、あと10分くらいで始まるのでゆっくり待つことにした。


10時になると突然広場の上空にマイクを持った、羽の生えた少女が現れ、そしてこちらを指差しながら喋り始める。


『レディース&ジェントルマン!

これよりイベントクエスト NPC大移動 の報酬発表と参加者のクエスト貢献度発表を始めまーす!

司会は私、GMキャラクターのアリアが務めるよっ!


それじゃあまずは報酬を発表!』


ダダダダダダダ……ダンッ!


と太鼓を叩く音がなり、それが終わると同時に自分の目の前にクエストメニューのスクリーンが出てきた。


参加報酬(生産者なども含む) 50000E

達成報酬 skill持ち越し+1 ID シーカー 14965


『まずは参加報酬だけどこれはアイテムを提供した生産職のプレイヤーも渡されるよ!

そしてskill持ち越し+1って言うのは正式版に移行した時にβテストのデータのskillの中から好きなskillを1つ持ち越し出来るようになるんだ! そしてその横のIDはそれを入力することでそれが出来るようになるよ、重要なモノだから絶対人に教えちゃダメだよ~♪』


アリアがウィンクして締めくくる。

βテスターが結構な有利な立場になるな……


『さてっ! お次は……クエスト貢献度の順位発表だよ! 全員の貢献度を発表する前にトップ10を発表するよ! まずは貢献度を第10位……どうぞ!』


アリアが指をパチン、とならすと巨大なスクリーンが現れ、その一番下の方に第10位と名前が出てきた……


第10位 イスル


『第10位はギルド『6人の英雄』参謀のイスルさんっ! 魔物討伐数は93! だご護衛部隊でその糸針術を使い、魔物の動きを止めたりパラライズで麻痺させたりと周りのプレイヤーを援護したことで高貢献! クエスト貢献度は800point! 10位のイスルさんには銀のランダムボックスを贈呈!』


うん、イスルがいきなり入ったな! って、順位によって別途に報酬があるのか? どんどんレア度が上がっていくのかな。

さて、次は誰だ?


『さて……お次は第9位! 今度は誰かな~?


ギルド『子猫の宿屋』ギルドマスター、シルキーさんっ! 魔物討伐数は165! 連絡係で指示を伝え、部隊の迅速な行動を補助したことで高貢献! クエスト貢献度は860point! シルキーさんには銀のプレゼントボックスが贈呈!』


おー、シルキーが9位なのか……連絡確かに助かったしな。


『次は第8位から第6位まで発表するよ!』


ジャジャーン!


と音がしてスクリーンが更新される。


『第8位はギルド『6人の英雄』クリエイトリーダーのナツカさんっ! 同ギルドメンバーの防具を作成強化! 素晴らしい性能とレア度が評価されたよ♪ クエスト貢献度は940point!

そして、ナツカさんには金のランダムボックス! 何が出るかはお楽しみっ♪


さあそして第7位はギルド『ヤタガラス』に所属のカイトさんっ!魔物討伐数は231! 先見部隊の1部隊をまとめ、効率よく魔物を殲滅したことが高評価!クエスト貢献度は990point!カイトさんには金のプレゼントボックスを贈呈するよっ♪


さぁお次は第6位……

6位に入ったのはギルド『6人の英雄』魔将のサラさんだ! 大量の連絡を捌き、自分で判断できるところは自分でするという連絡係には惜しい人材! 魔物討伐数は300の大台にのり、322!そして、クエスト貢献度は1100point!

サラさんには白金のランダムボックスを贈呈!』


マシンガンのように一息に発表しきったアリアがここでくぎる。

『ここで11位以下の報酬を発表するよ♪ まず第11~40位、報酬は銅のプレゼントボックス、そして、第41位~100は~? 銅のランダムボックス! 最後は第101~500位、報酬はプレゼントボックス♪


あと第1位~500の報酬でもらった物は正式版に持ち越せるよっ♪ 』


全員がアリアの説明に耳を傾ける。

それはすごいβテスターが有利になるな……そんなことに考えているとアリアが再び順位発表を始める。



『さあやって参りました。次は第5位と第4位!

さて、第5位に入ったは……

ギルド、『6人の英雄』武将のラークだっ! 未だ他のプレイヤーは誰も習得していない刀術を駆使し、敵を切り刻んだ!魔物討伐数はなな、なんと480! すっごーい! 6位と100体も違うなんて……何故か支えたくなるような挙動で部隊員をまとめあげて殲滅から援軍まで何でもござれ! クエスト貢献度は1250point! 貴方には白金のプレゼントボックスを贈呈するよっ♪』


ここまでて3人が6人の英雄のメンバーだな……

周りのプレイヤーも「6人の英雄もう3人目じゃん……」とかいろいろざわついている。

これは……全員入賞か?

と思わずにやついてしまう。


『さあそして、第4位はギルド『デーモンズカルマ』マスターのルヴィーさんっ! 魔物討伐数はなんと499! 大量の討伐数と現場での急な部隊編成を難なくこなし、援軍をすぐに送ったことで高評価! クエスト貢献度は1320point!

ルヴィーさんには古代(エンシェント)級プレゼントボックスを贈呈するよっ!』


『ついにあと3人! 残る3枠に入るのは誰だ~?


さあ第三位は! ギルド『6人の英雄』軍将のガッシュ! 魔物討伐数は160。だけど護衛部隊を指揮し、自身もレアスキルによりすべての攻撃を塞ぎ止めたことが高評価!クエスト貢献度は……1560point!

ガッシュさんには伝説(レジェンド)級プレゼントボックス』


おおっ? ガッシュが出たな……あと出てないのは俺だけ……これで入ってませんでしたとか洒落にならんぞ。


『次は第2位を発表しまーす!

第2位は……ギルド……『円卓の騎士団』マスター! エルガっ!

魔物討伐数は512! 先見部隊を指揮して微妙な配置変更をしたりと隠れた名指揮が評価されたよっ♪

クエスト貢献度はっ、1670point!

エルガさんには神話(ミソロジー)級プレゼントボックスだよ! 4位から上の報酬はぶっ壊れ性能、ゲームバランスを破壊しかねないほどで開けたプレイヤーにぴったりのアイテムが入ってるぅ! 何が出てくるかドッキドキ♪』


『遂に最後の一人! クエスト貢献度第1位に輝くのわ!?

ぱららぱっぱぱー!』


アリアが発表とはちょっと違うような声をたす。

プレイヤーは一言もしゃべらずアリアの言葉を待つ……!


『第1位は……ギルド…………『6人の英雄』!! 総帥のシーカーだぁ! ななな、なんとー! 魔物討伐数は1012体ー!? 一人だけ可笑しな数字を叩き出したシーカー! 他にも総指揮で的確な指示と迅速な対応が評価されたみたいだよっ♪ クエスト貢献度はもうぶっ壊れ! 2600point~!

報酬はpointが高すぎたため、異例の世界(ワールド)級プレゼントボックスのもう一段階上!夢想(ファンタズマ)級プレゼントボーックス!

何が出てきたのか恐すぎて聞きたくないっ! 見たものは仲間内でとどめてね~っ!?』


おおぉ! やった、ちゃんと入ってた……!

喜んでいるとラーク達もホッとしてくれてた。いやー、全員入ってるとは名実ともにトップギルドだな!



そのあと11位以下の発表は個人への通達らしく、報酬発表が終わりぞろぞろとプレイヤー達は一緒にいる人と喜んだり落ち込んだりしながら宿に、ギルドホームに、第2の街に戻っていく……俺達もそのなかに混ざっており俺達はギルドに入れてくれだとか武器防具つくってだとか色々揉みくちゃにされ(しかしサラとナツカだけは守ったが)、ギルドホームに戻った。


そして、まずそれぞれの部屋で報酬を開け、その後集まって見せ合うことになった。



部屋に戻り、クエストの報酬を受け取ったことを確認し、夢想級プレゼントボックスをインベントリから取り出す。


それは7色と金銀白色に光った神々しい箱だった……その箱を腕に抱え、中央に運び、蓋を開ける……

中から光が溢れだし、そして3つの光の塊が勢い良く浮き上がる! ゆっくりと高度を下げ、床に着地したそれが段々と光を納めていく……


光が収まり視認できるようになったそれは3つあった……えーと、箱から出てくるのって1つじゃないの……?

いや、そりゃそんなこと言われなかったけどね? なんかこう……ねぇ? いや、もういいや!


考える事を放棄した俺はそれがどんなものか見てみる。


種族格昇格チケット

★×10

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ランク10-10

今の種族の格をあげることができる。

古代級プレゼントボックス以上には必ず入っている超レアチケット。 他のプレゼントボックスまたはランダムボックスで出る確率は一律0.00001%。



天津摩羅(あまつまら)之鍛具セット

uniqueアイテム★×10

◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇

ランク10-6

即時展開火炉 天津摩羅之鎚 神之金床 ハサミ 神霊炭精製炉が入っている。

どんなものでも鍛えることができる最高の鍛具。

所有者:シーカー


即時展開火炉:どこでも展開することが可能な火炉。摂氏4000度まで温度をあげることが可能で鍛えられない鉱物はない。


天津摩羅之鎚:天津摩羅が握ったとされる鎚。

使用者の技量があればどんなものでも鍛えられる。

(システムアシスト無効)


神之金床:最高級の金床。

武器に付与される追加効果の効果増加。


ハサミ:金板を挟むハサミ。

使用者のDex×1.5倍。


神霊炭精製炉:精霊炭のさらに上級炭である神霊炭を精製できる炉。必要量の魔力を流し込むと自動で精製する。


シーカーまたはシーカーの許可した者しか使用するどころか触れることすらできない。無理矢理触ろうとしたものは獄炎によって焼き滅ぼされる。



神威之成長鉄(ヒヒイロカネ)(最高品質)×50

★×10

◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇

ミスリル鉱とアダマンタイト鉱とオリハルコンの合金のヒヒイロカネの上位鉱物。神をも屠る武器の素材になる夢想級(ファンタズマ)の鉱物。この鉱物を加工できる道具と技術があることを願うっ!



……おおぅ、何てこった、ぶっ壊れ? そんなちゃちなもんじゃねぇ……もっとスケールのでけぇ……そう、俺が頑張ればこの世界をぶっ壊せるくらいのもんが出てきてんじゃん!


あぁ、もう、諦めよう……これは運が良かったんだよ。

遠い目をし始める俺にノックの音が聞こえる。


「シーカー、そろそろ見終わった? 皆で見せ合うから共有フロアに来てね!」


あぁ、サラが呼びに来たようだ。

俺は気の抜けた顔のまま共有フロアまで行く……


「おせーぞ、シーカー!」


「早く座れよ! 今から見せ合うぞ!」


ラークとガッシュが急かすので椅子に座る……


じゃぁせーので出してねー! せーのっ!


ナツカの掛け声で皆がアイテムを出す!

ええぃ、ままよ!


思いきってさっき出たアイテムを出す……



皆が俺のアイテムを見る……

すぅ~、と皆が息を吸う。


『はあぁぁぁ!?』


皆の声が重なり、耳が~!

いや、そんな場合じゃない! 皆が詰め寄ってくる……やめろ、やめっ!


ちーん


というような音が聞こえそうな感じです。

もうすべて説明なせられました。


そして皆も良さそうなのだしいた。


イスルはミスリル鉱石が99個程出たらしい。全部針に変えてくれと頼まれたが今の技術じゃあちょっとまだ無理だな……

師匠に頼んで加工の仕方を教えてもらおう。


ラークはuniqueスキルの書 霧幻刀術

が出たらしい。これは幻のような錯覚を覚えるほど美しく、強い刀術……らしい。

どうやら今は覚えず正式版に持ち越すようだ。


ナツカはフェニックスの卵が出た。

魔力を流すと生まれるらしいがこれも正式版までお預けだ!


そしてサラは陽炎の杖という★×8のレジェンド武器が手に入ったようだ……引き強くないか? だってレジェンド系ってレジェンドプレゼントボックスで出るアイテムだよな? それを白金のランダムボックスで当てるとは……サラ、恐ろしい娘っ!


そしてガッシュ、こいつは3位でレジェンドプレゼントボックスだからな……とりあえず種族格昇格チケットとそしてもう1つ、ヒヒイロカネ鉱石×99が出たらしい。これも正式版で盾にしてくれと頼まれた。


イスルとガッシュはそれぞれ50個ほどは練習で失敗してもいいと言ってくれた。ナツカが防具を作るので半分づつで分けることになったがそれでも十分ある。


天津摩羅之鎚はシステムアシストが無いからな……スキルレベルによる勘とあとは練習あるのみだ……


そして、2日と半日間おれはずっと天津摩羅之鍛具セットで天津摩羅之鎚の練習をひたすら続け、遂にβテストが終了した。

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