第六話:狂い始めた盤上
前話では、ダヴィが自らをグロボメディ全土を支配する「支配者」だと宣言しました。
しかし――
盤上のすべての駒が、彼の思い通りに動いているように見えたその時。
本来、この盤上には存在しなかった者たちが、少しずつ戦局を変え始めます。
今回は、三つの戦場が同時に動き出します。
王都では、ブラックドラゴンが一人で高塔へ乗り込み、ダヴィと正面から対峙する。
森林では、革命軍が王国軍の待ち伏せを受け、エン、ヨギ、ダイハオたちはそれぞれ別の行動を取ることに。
そして、もう一方では――
マンディが地下牢から脱出し、工場の奥で「血魔剤」に隠された本当の秘密を目撃する。
それぞれの戦いが交差していく中で――
ダヴィが支配していた盤上にも、ついに最初の亀裂が走り始める。
――この戦争で、本当に「駒」となっているのは誰なのか?
王都――
グロボメディ全土の人々は、すでに彼の駒となっていた。
しかし今――
その盤上に、彼の支配を受けない存在が現れた。
(王都――城・高塔)
ダヴィはゆっくりと振り返った。
目の前に突然現れたブラックドラゴンを見た瞬間、瞳孔が大きく開く。
額から冷や汗が一筋、流れ落ちた。
だが、すぐに――
ダヴィは冷静さを取り戻し、再び笑みを浮かべる。
「いやぁ……ここは、君みたいな人間が来ていい場所じゃないはずなんだけどね……?」
「それとも……どちら様かな? もしかして、道に迷ったのかい?」
ブラックドラゴンはしばらく黙っていた。
そして――
ゆっくりと腰の刀を抜く。
「……いや」
「お前なら……分かっているはずだろ?」
「聞きたいことが……山ほどあるんでな――」
「国王陛下!」
その瞬間――
幾つもの人影が一気に飛び出した!
ブラックドラゴンは素早く刀を振るう。
キィン――!!
ガキィン――!!
猛烈な攻撃を、刀身で真正面から受け止める。
凄まじい衝撃に、ブラックドラゴンの身体が数歩後ろへ滑った。
そして――
ダヴィの背後には、すでに大量の兵士たちが集結していた。
「フン……! たかが賤民が……!」
ダヴィは冷たく笑う。
「貴様らに、私と話す資格などない!」
そう言い残すと、ダヴィは踵を返した。
数名の近衛兵がすぐさま彼を護衛し、高塔から連れ出していく。
「せいぜい……抗ってみるがいい!」
「どうせ……すべて無駄なのだからな!」
ブラックドラゴンは、遠ざかっていくダヴィの背中を見つめる。
その表情が、徐々に険しくなっていく。
追いかけようと一歩踏み出した、その瞬間――
再び目の前の兵士たちが行く手を塞いだ。
「国王陛下が言ったはずだろう?」
「この国の新たな規則に従わない者は――」
「全員……殺す!」
ブラックドラゴンは黙ったまま、兵士たちを見つめる。
そして――
しばらくして、その眼差しが鋭く変わった。
口元が……ゆっくりと吊り上がる。
それは――
見る者を凍りつかせるような、不気味な笑みだった。
「……なら」
「試してみるか……!」
(洞窟)
洞窟の中。
一行はすでに完全武装し、出発の準備を整えていた。
ヨギは皆の前に立ち、静かに目を閉じる。
次の瞬間――
ブワッ――!!
足元から風が巻き起こる。
ヨギの身体がゆっくりと浮かび上がり、そのまま洞窟の出口へ向かって飛んでいく。
ヨギは手にした通信機へ目を落とした。
「位置は確認した!」
「俺たちからそう遠くない……この方向へ進めば、捕らえられている奴らのところまで行ける!」
「よし!」
エンは拳を強く握りしめる。
「みんな……すまない!」
「あの時、俺が無茶をしなければ……!」
「俺が……必ず助け出す!」
ダイハオは、背後にいる革命軍へ振り返った。
「全員、よく聞け!」
「俺たちの目的は一つ――!」
「囚われている人質を救出し、血魔剤工場を破壊する!」
「この国が奪われたすべてを――」
「全部!! 取り戻すんだ!!」
「了解!!」
全員が武器を高く掲げ、声を上げる。
「行くぞ!!」
一行は一斉に洞窟を飛び出した。
(北東部――森林)
ヨギは隊列の上空を飛びながら、何度も通信機で方向を確認していた。
やがて――
突然、ヨギが勢いよく上昇する。
森林の上空から周囲を見渡し、慎重に状況を確認する。
しかし――
一行が森の奥へ進んでいくにつれて、
「……待て!」
ヨギが突然、空中で停止した。
「どうした?」
エンが顔を上げる。
ヨギは周囲を見回した。
そして――
「……静かすぎる」
その瞬間――
ドゴォォォン――!!
地面が突然、大きく隆起した!
「何だ!?」
エンの瞳孔が大きく開く。
巨大な岩石が地中から一気に突き出し、隊列の前方を完全に塞いだ!
「全員、散れ!!」
ダイハオが叫ぶ。
ドンッ!!
次の瞬間――
無数の蔓が四方八方から一斉に伸びてきた!
「うわああああ!!」
「気をつけろ!!」
「なんだよ、これ!?」
森の中にある無数の蔓や枝が、まるで生き物のように蠢き、
次々と兵士たちの足、腕、そして身体へと絡みついていく。
部隊全体が一瞬にして混乱へ陥った。
「くそっ! なんだよ、この化け物は!?」
エンが必死にもがく。
その時――
森の奥から、一つの声が響いた。
「捕まえたぞ!」
ザッ……ザッ……
巨大な人影が、ゆっくりと森の中から姿を現す。
その両腕は、岩石に覆われていた。
(人物・能力紹介)
ロック。
能力――「岩石」。
身体の一部を岩石で覆うことができる。
鬼化を発動すれば、大地そのものを操ることができる。
その反対側――
巨大な岩壁の向こうから、もう一人の人影が現れる。
「まさか……獲物のほうから、わざわざ来てくれるとはな」
スイフォンはゆっくりと手を上げる。
そして――
強く拳を握りしめた。
ギュッ――!!
絡みついていた蔓が、一斉に締め上げられる。
さらに、その背後から大量の王国兵が姿を現した。
(人物・能力紹介)
スイフォン。
能力――「植物」。
身体の一部を木や枝葉で覆うことができる。
鬼化を発動すれば、森林全体を自在に操ることができる。
エンは歯を食いしばる。
「こいつらも……魔鬼の力の能力者か……!」
「だったら――!」
その瞬間――
エンの全身から炎が噴き上がった!
「うおおおおお!!」
バッ――!!
エンは拘束を力ずくで引きちぎる!
そして――
「烈炎拳!!」
ドゴォォォン――!!
拳から放たれた炎が、一気に爆発する!
「まとめて焼き尽くしてやる!!」
しかし――
ドォン!!
スイフォンは一歩も怯まない。
その瞬間、ロックが慌てることなく両手を地面へつける。
ゴゴゴゴゴ――!!
巨大な岩壁が地面から一気にせり上がった!
エンの炎が岩壁へ激突し、完全に阻まれる。
「何っ!?」
エンが驚く。
「焦るな!」
ヨギが叫ぶ。
「今ここで広範囲の炎を使うのはマズい!」
エンが振り返る。
ヨギは、蔓に拘束された仲間たちを見下ろした。
「森の中には、俺たちの仲間がいる!」
「この森を焼いたら、味方まで巻き込むぞ!」
「チッ……!」
エンは悔しそうに歯を食いしばる。
「じゃあ、どうしろってんだ!?」
ヨギは素早く遠くへ視線を向けた。
そして――
一つの考えが頭に浮かぶ。
「……そうだ!」
ヨギは突然、身体を大きく前へ投げ出した!
ヒュオォォォ――!!
両手の間に、猛烈な風が集まっていく。
「風刃!!」
シュシュシュシュシュ――!!
無数の鋭い風の刃が放たれた!
仲間たちを拘束していた蔓が、一つ、また一つと切断されていく!
「助かった!」
「今だ! 行け!!」
しかし――
「せっかく捕まえた獲物を……」
「そう簡単に逃がすと思うか?」
スイフォンが勢いよく手を振り上げる。
無数の枝葉が、再び一斉に仲間たちへ襲いかかった!
「エン!!」
ヨギが叫ぶ。
「分かってる!!」
エンが答える。
ドォン――!!
エンは一瞬で飛び出した!
燃え盛る拳を、スイフォンへ叩き込む!
「お前の相手は――俺だ!!」
「何っ!?」
スイフォンは能力を解除し、素早く後方へ飛び退く。
その瞬間――
「ロック!!」
スイフォンが叫ぶ!
ロックは一歩踏み出した。
全身の岩石が瞬く間に膨れ上がっていく!
「そうはさせるか!!」
ゴゴゴゴゴ――!!
巨大な岩石の拳が、エンへ向かって振り下ろされる!
エンは身体を横へ滑らせ、攻撃をかわした。
「チッ!」
ドゴォォォン――!!
拳が地面へ叩きつけられ、森全体が激しく揺れる!
「今だ!!」
ダイハオが叫ぶ!
数名の革命軍兵士を引き連れ、一気に飛び出した!
「奴らを止めろ!!」
「王国軍を近づけさせるな!!」
両軍が一斉に激突する!
ガキィン!!
剣と剣がぶつかり合い、
ドォン!!
爆発音が森を揺らす。
怒号と叫び声が入り乱れ、森林全体が戦場へと変わっていく。
その混乱の中――
ヨギ、エン、そしてダイハオ。
三人は一瞬だけ互いの目を見た。
言葉はない。
しかし――
三人には、それだけで十分だった。
「行くぞ!」
ヨギが一気に空へ舞い上がる!
「俺についてこい!!」
ヨギは一部の革命軍兵士を引き連れ、森林の奥へ向かって飛んでいく。
「逃がすな!!」
王国兵たちがすぐさま追いかける。
「行かせるか!!」
革命軍兵士たちが正面から立ちはだかった!
「先に行け!」
「ここは俺たちに任せろ!!」
ヨギは両手を振り抜く。
ヒュッ――!!
次々と放たれる風刃が、行く手を塞ぐ蔓や木々を切り裂いていく。
「俺についてこい!!」
一行はヨギの後を追い、森の奥へと進んでいった。
(その頃――)
「くそっ!」
ロックが勢いよく振り返る。
「だったら……!」
ゴゴゴゴゴゴ――!!
大地が激しく震え始める!
無数の岩石が地面からせり上がっていく!
しかし――
ロックが能力を発動しようとした、その瞬間!
エンが突然、飛び込んできた!
「お前、どこへ行くつもりだ!!」
ドォン!!
ロックが間一髪で攻撃をかわす。
その瞬間――
エンは横にいたスイフォンを掴んだ!
「なっ!?」
「こっちへ行け!!」
エンは力任せにスイフォンをぶん投げる!
「ちょ、ちょっと待て! 待て待て待て!!」
「うわあああああああ!!」
ドォォォン――!!
スイフォンの身体が、そのままロックへ突っ込んでいく!
「うわあああああ!!」
ロックは呆然としたまま、
二人は真正面から激突し、そのまま地面へ転がった。
エンはニヤリと笑い、横目でダイハオを見る。
「お前たちも行け!」
「ここは――」
エンがゆっくりと振り返る。
ダイハオも足を止め、エンを見る。
二人の視線が交わる。
その瞬間――
ダイハオはすべてを理解した。
「……分かった!」
ダイハオは頷く。
「行くぞ!」
そう言って、残った革命軍を率いてヨギたちの後を追う。
その場に残ったのは――
エン一人。
エンはゆっくりと頭を下げ、
肩を回す。
ゴキッ――
続いて首を左右に動かす。
ゴキッ、ゴキッ――
そして――
エンは顔を上げた。
その瞳が、鋭く変わっていく。
ロックとスイフォンも、ゆっくりと立ち上がった。
エンは二人を見据える。
「お前ら二人を……」
両拳から、激しい炎が燃え上がる。
「俺一人で十分だ!!」
ロックが顔を上げる。
「……一人で?」
エンはニヤリと笑った。
「ああ!」
ドォォォン――!!
炎が一気に爆発する!
エンが猛然と駆け出した!
「俺が――」
「速攻で片付けてやる!!」
(数分前――工場内・某所)
「……行くぞ」
二人の兵士が牢を開ける。
手には鎖が握られていた。
「次は……お前の番だ!」
マンディがゆっくりと顔を上げる。
「うるさい!」
兵士の一人が、マンディの腕を掴む。
しかし――
その瞬間。
マンディの目つきが変わった。
「……今だ!」
ドンッ――!!
マンディは突然、兵士の腹へ膝を叩き込んだ!
「ぐっ……!」
兵士の身体が前へ折れ曲がる。
その瞬間、マンディは兵士の手首を掴み――
グキッ――!!
思い切り捻り上げた!
カラン――
鍵が床へ落ちる。
もう一人の兵士が、すぐさま銃を抜いた!
「この女……!!」
パンッ! パンッ!
マンディは次々と飛んでくる銃弾を身体を捻ってかわしながら、一気に距離を詰める。
そして――
隙を見て兵士の腕を掴み、壁へ叩きつけた!
ドォン――!!
兵士はその場に倒れ込んだ。
「はぁ……はぁ……」
マンディは鍵を拾い、自分の手錠を素早く外す。
そして――
兵士から銃を奪い取った。
「……マジェシー……」
「……カイザー……」
倒れている二人の兵士を見下ろす。
「絶対に……二人を助け出すから……!」
マンディは地下通路を進んでいく。
周囲は異様なほど静まり返っていた。
彼女は慎重に巡回する兵士たちを避けながら、いくつもの鉄扉を通り抜けていく。
「この工場……一体、何をしてるの……?」
その時――
奇妙な臭いが、突然漂ってきた。
「……ん?」
マンディが足を止める。
前方の鉄扉の向こうから――
液体が流れるような音が聞こえてくる。
ゴポ……ゴポ……
マンディはゆっくりと近づき、扉の隙間から中を覗き込む。
「……っ!」
瞳孔が大きく開く。
巨大な配管が部屋全体を覆っていた。
そして――
数十基もの巨大な容器の中には、暗赤色の液体が満たされている。
その容器の中央には――
一人、また一人と、
人間が浸けられていた。
目を開いたままの者もいれば、
すでに何の反応も示さない者もいる。
無数の管が彼らの身体へと突き刺さり、
何かを吸い上げていた。
「これ……は……」
マンディは口元を手で覆う。
その視線が、傍らに置かれた実験記録へと向かう。
「血魔剤……」
マンディはページをめくっていく。
「人体……」
「意念……」
「負の感情……」
「個性……」
「欲望……」
そして――
「抽出……?」
マンディの手が、わずかに震え始める。
「そういう……ことだったの……」
ようやく、すべてを理解した。
「この人たちが……」
「血魔剤の材料……!」
その瞬間――
「誰だ!?」
マンディが勢いよく振り返る!
遠くから、足音が近づいてくる。
「まずい……!」
マンディはすぐさま鉄扉を閉め、隣の物陰へ身を隠した。
数名の研究員と兵士が、通路を通り過ぎていく。
「地下牢のほうはどうなっている?」
「現在、確認中です」
「あの女は?」
「まだ捕らえたままのはずです」
マンディは銃を強く握りしめる。
――まだ、脱走したことには気づかれていない。
足音が徐々に遠ざかっていく。
マンディはようやく、ゆっくりと物陰から出てきた。
そして――
目の前の実験室を見つめる。
「……マジェシーとカイザーだけを助ければいいんじゃない」
「この工場そのものを……」
「破壊しなきゃ……!」
マンディはすぐに通信機を取り出す。
ザ――ザザ――
「……誰か、聞こえる?」
返事はない。
「くそっ……!」
「お願い……繋がって……!」
マンディはもう一度、通信チャンネルを調整する。
(同時刻――北東部・森林最深部)
ヨギはダイハオと一部の革命軍を率い、森の中を突破していた。
「急げ!」
「座標は……この先だ!」
「ここにいるはずだ!」
「王国軍は撒いたのか?」
ヨギが後ろを振り返る。
「今のところ……たぶん大丈夫だ!」
「ここは……あいつに任せよう!」
その時――
ザ――ザザザ――
ヨギの手元にある通信機から、突然声が聞こえてきた。
「ヨギさん……聞こえますか?」
ヨギが足を止める。
「この声は……!」
「マンディ!?」
ダイハオもすぐに振り返る。
「マンディ!?」
「彼女はまだ工場の中にいるんじゃ……!?」
ヨギが通信機へ叫ぶ。
「マンディ! どういうことだ!?」
「私はもう地下牢から脱出しました!」
通信機の向こうから、マンディが声を潜めて答える。
「でも……まだ工場の内部にいます」
ヨギが目を見開く。
「何……?」
「それに……」
マンディは目の前に広がる巨大な実験室を見つめる。
「血魔剤を製造している場所を見つけました」
その瞬間――
全員が静まり返る。
マンディは一度、深く息を吸った。
「ヨギさん……」
「この工場は、私たちが想像していたよりも……ずっと危険です」
「血魔剤は……」
「人間を使って作られています!」
ダイハオの表情が、一瞬で固まった。
「……何だと?」
「私が……この目で見ました!」
マンディは目の前に広がる巨大な実験室を見つめる。
「ここには……大量の実験体がいます」
「もし、ただ人質を救い出すだけなら……」
「奴らは、また同じものを作り直します」
「だから……」
マンディの目に、強い決意が宿る。
「私は内部から、この工場を破壊します!」
「そして……囚われているみんなも救い出す!」
ヨギはしばらく黙っていた。
やがて――
その瞳が鋭くなる。
「……つまり」
マンディが言葉を続ける。
「私は内側から……」
「あなたたちは外側から!」
ヨギは強く通信機を握りしめた。
「そういうことだ!」
「俺たちは外から侵入する!」
「うん!」
「よく聞け!」
「まずはマジェシーとカイザーを見つけろ!」
「二人を見つけたら、工場の中枢設備を破壊する方法を探すんだ!」
「その間、俺たちが外から騒ぎを起こす!」
「了解!」
マンディが小さく笑う。
「それじゃあ――」
ヨギは前方へ視線を向ける。
森林の先。
そこには、工場の輪郭がぼんやりと浮かび上がっていた。
「内と外……同時に動くぞ」
「この工場を――」
「徹底的に……ぶっ壊す!!」
第六話「狂い始めた盤上」、ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は、個人的にもかなり気に入っている構成になりました。
王都、森林、工場。
三つの戦場を同時に動かしながら、それぞれの場所で異なる出来事が起こっています。
王都では、ブラックドラゴンがついにダヴィと直接対峙。
森林では、エン、ヨギ、ダイハオたちの連携を描きながら、新たな能力者たちも登場しました。
そしてマンディは――
ついに血魔剤の本当の秘密を知ることになります。
「血魔剤は、人間を使って作られている。」
この事実によって、今回の革命が持つ意味も、さらに重いものになっていきます。
そして最後には、三つの戦線が再び繋がる。
外から革命軍が工場へ突入し、マンディは内部から動き出す。
次回――
この工場で、一体何が起こるのか。
そして、ダヴィが支配していたこの「盤上」は、どこまで狂い始めるのか。
次回も、ぜひお楽しみに。




