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誤字脱字訂正有難うございます。

初めての授業・・・正直つまらなかった。

進学校だとしても小学校、大学でやる勉強をさせられていた私にとって簡単すぎて退屈だ。

新鮮だったのは英語とプログラミングの授業が追加されていた事。

普通の学校では小学3年生からやり始める所も多いが私の学校では1年生からやるみたい。

英語の授業も単語を覚えさせてからでは無く絵と単語を出して声に出させ発音する所から始まる。

進歩している教育に関心するが英語はいらない。

嫌い。

プログラミングは前世の大学生活で少しは齧っていたので簡単だが・・・昔大学でやっていた所をやってないか?

今はパソコンを使えない上司を馬鹿にしている新人がいる時代だが数年後には上司を馬鹿にしていた新人がプログラミングができないことを馬鹿にされる時代が来るだろう。

その二つの授業以外は私の感覚では少し進んではいるが小学生相当だと思う。

隣のアリスに至っては全ての授業で暇そうだ。

英語なんて最早聞いてすら無い母国語だから。

全ての授業が終わる。

全ての授業が終わり一つ驚いた事があった。

教科担任制が実施されていた事だ。

普通は高学年からなのだがここでは低学年から始めるみたい。

教科担任制とは今まで小学生は担任が全ての授業をやっていたが最近では中学と同じで科目ごとに先生が違う。

だからなのか英語の教師がロシア人のアーシャ先生だった事は気にしない。

アーシャ先生も私に気を使う事もなく平然と授業をしていた。

英語と言えばアメリカ人のクレア先生の方が適任だが流石に娘が通う学校には入り込めなかったんだろう。


「小冬音、さっきの英語の先生に反応してたけど知り合い?」


アリスが不思議そうに話しかけてくる。


「武術の先生。」


「ママ以外にもいたんだ。先生は2人?」


「3人。」


「外国人?」


「ロシア人と日本人。」


ロシアと聞くとアリスは少し嫌な顔をする。


「東の奴か・・・。」


小学生の口から西とか東とか言われるのは嫌すぎる。


「ロシア人は嫌いなの?」


「ロシア人っていうより赤いのがね。日本と違ってアメリカでは政治に関する教育がきちんとされているからね・・・普通は高等教育でだけど。」


最後の方の言葉が小さすぎて聞き取れなくて聞き返す。


「最後何て言ったの?」


「何でもない。それよりも今日ママの訓練の日でしょ?」


そういえば学校の授業が終わってからも武術の訓練は続けると聞いていたことを思い出す。


「どうしたの?嫌な顔して。」


嫌なことを思い出させてくれたからね。

けど私は大人・・・幼女だけど大人、嫌なことでも頑張れる。


「急に元気になって。変なの。」


「大人になればわかるよ。」


アリスは変な物を見るような目をしていたが私が手を腰に当ててドヤ顔をするとアリスが笑い出した。


「笑いたければ笑えば良い。訓練でクレア先生にアリスも一緒がいいってゴネるから。」


アリス無表情になる。


「やめて。」


私の肩に指を食い込ませて脅迫してくる。

頼み方が女の子のやり方じゃ無い。

だがアリスよ私はクレア先生に殴られてもあまり痛くない体の持ち主、子供の力で痛がると思うなよ。

アリスの指を食い込ませながら教室を出て家に向かう。

周りの子供や教師はアリスが私の肩に手を置いて廊下を滑っているように見えて微笑ましそうに見ているが実際は違う。

私の肩に鷹の爪を食い込またように力を入れ足に力を入れ踏ん張っている。

重心を最大まで後ろにし普通では動けないようにしているようだが無駄だ。

流石クレア先生の娘私が止まらないのを見て足技をかけようとするが力づくで押し通る。


「あんたどんな力してるのよ。ママが天才って言ってたけど天才じゃなくてゴリラじゃない。」


廊下の影に入った瞬間失礼なアリスに関節技をかける。

私の反撃に気づき抵抗しようとするが私が腕をとった為離れられず関節技がきまる。


「痛い痛い。ごめん、痛い、本当に痛い。」


体を痛めないような絶妙な力加減で制圧したのだ痛かろう。

アリスは痛がりながらも抜け出そうとするが無理だと悟ったようで力を抜き項垂れる。


「反省した?」


「反省するから離して。」


アリスを離すと私から距離を取る途中に蹴りを入れてくる。

その蹴りに膝を合わせ迎撃。


「いたーい。」


本当に痛かったようで涙目になりながら廊下を足を抑えて転がっている。

あの勢いで蹴られたら普通私も痛いのだろうがノーダメージ。

私の顔をアリスが見て痛がっていない事を察するとゆっくりと立ち上がる。


「最後のは自業自得。」


「ふん・・・。あんたの体どうなってるの?あんなに力出せるし頑丈だし。」


それは当然だろう。

私の力は今アーシャ先生以上クレア先生並み団十郎先生以下なのだから。

体の頑丈さは知らない。

訓練開始当初は痛かったりもしたが最近では慣れたのか本当に頑丈になったのかわからない。

慣れだったら嫌だな。


「私にもわからない。けど力はクレア先生と一緒くらい。」


「ママと一緒って・・・ゴ・・何でもない。」


私の顔の変化を見て言うのをやめたようだ。

元男だった時は体がゴリラと言われたら嬉しかっただろう。

あ、顔がゴリラって言われたらキレるからね。

だけど女の子になって1年女の子としての自覚も少し?は出てきた乙女にゴリラはいただけない。


「今度ゴリラって言ったらアリスが言う処すってのをやるからね。」


母親と同じ力と言われ実生活で身に染みて体でわかっているアリスは小冬音の悪口を言うのを止める事を誓ったようだ。


「だけど小冬音って技は雑ね。」


全ての先生に言われているが力で解決する傾向が多いらしく注意はされている。

中の中年のセンスがないのかわからないが力で解決できるとどうしても頼ってしまう。

技量が大切なのはわかってはいるが実践するのは難しいのである。


「技量が大切なのはわかってる。けど難しい。」


「そこは慣れとセンスね。小冬音はママ達に教わりだしてから1年くらいだった?もう少しやるとコツも掴めてくるよ。頑張って。」


良い事を言ったという顔をしながら立ち去ろうとするアリスの肩を今度は私が掴む。


「何?私これから家に帰るんだけど。」


私は笑顔で。


「アリスとのはじめての約束だもんね。私の家で遊ぶの。友達と遊ぶの初めてだから楽しみ。」


アリスは観念したようで私の手を肩から外してから手を取る。


「逃げられないようだから一緒に行ってげるわよ。」


軽く繋がれていた手を軽く解き私は世に言う恋人繋ぎと言われる繋ぎ方に変更しホールドする。


「逃げないわよ・・・。」


「アリスと一緒が楽しくて。」


小さな声で腹黒と聞こえた気がしたが私の訓練内容が分散されて軽減されるなら気にしない。

アリスと手を繋ぎ頓田さんに家まで送ってもらう。

家に到着しても手を離さない私をアリスが嫌そうな顔で見る。


「逃げないわよ。ここまできたら。」


私は聞こえないふりをして門を潜るとそこにはクレア先生が待っていた。


「お、アリスと一緒か手なんて握っちゃって仲良くなったんだな。アリスもボッチ卒業だな。」


豪快に笑いアリスの頭を撫でる。


「うるさいママ。」


アリスが手を払い除ける。


「反抗期か?いやぁ私と違って頭が良くなりすぎて友達ができなかったアリスにも遂に友達か。」


アリスの無言でのローキックがクレア先生に当たるが上手いこと力を逃されているようでクレア先生は涼しい顔をしている。

アリスは効かないとわかると俯いて顔を真っ赤にしていた。

私はそんなアリスが可愛くてアリスに近づき頭を優しく撫でる。


「やめて。」


アリスは私の手をそっと払い除ける。


「何その顔ママみたいで嫌。」


どうやらクレア先生みたいに親の顔になっていたようだ。

前世では子供どころか相手すらいなかったが。

考えたら悲しくなるのでやめておこう。


「表情がコロコロ変わって変なの。」


私がアリスを撫でている所をスマホのカメラを片手にクレア先生が撮影していた。

シャッター音を消していたようでアリスには気づかれていないようだ。

クレア先生に走って近づき後で画像ちょうだいと言うと親指を上に立ててくれた。

そんな様子を見ていたアリスが不思議そうないしていたがバレると確実に写真を消されそうなので黙っておく。


「それで今日はアリスは何で来たんだ?小冬音には訓練があるって言ってたんだけどな。」


「訓練の見が。」


「アリスちゃんも私と一緒に訓練したいって。初めてお友達と遊べるからって。」


クレア先生が感動している横でアリスがこちらを凝視していたが放置する。

私とアリスにクレア先生が体操服に着替えてくるように指示を出す。

アリスは体操服を持っていなかったようで私の体操服を貸してあげる。

6歳児の体型なんて殆ど変わらないもので男が期待するようなものは何もなかったが普通の体操服ではないと気がついたようだ。


「何か少し分厚い気がするけど特注?」


普通の体操服だとそれこそロリコン共が喜ぶ状況になりかねないのでしかたがない。

奴らはYesロリータNoタッチとは言っているが見える分には見るのだ。

私はどちらかというと大人な大きな女性の方が好きだったから気持ちはわからんが。

話が少し脱線してしまったが私自身露出的な趣味はないので嫌なのです。


「ちょっと・・・少し・・・動くと破けるから。」


「体操服が破けるってどれだけなのよ。」


動くだけで破ける事はないが動いている状態で物に当たると破けてしまう。

団十郎先生に普通そんな服の破け方をすると下の皮膚まで剥けるのだがと言われたような気がした。

それをアリスに教えると変なあだ名を追加されそうなので教えない。

着替えて庭に行くとクレア先生の先導のもと庭の一角にたどり着く。

結構大きなアスレチックだ。

クレア先生が移動の時間が勿体ないとの事で何処かに電話したら次の日には建っていた。


「家の庭にアスレチック。」


非常識なやつみたいな顔で私をアリスが見てきたが私はこの件には関わっていない。

寧ろ非常識なのはあなたのママだよ。


「腕立て伏せと腹筋2分間ずつ。アスレチック10分で制覇後腕立て伏せと腹筋、スクワット2分間ずつ。」


え?っという表情でアリスが私を見てきた。

もう始まっているので私は開始する。


「アリス早くやれ。」


お尻を叩かれたアリスが隣で腕立て伏せを始める。

お尻を急に叩かれたら行動をすぐに開始できないだろう痛みで。

だがアリスは私と一緒でよくちょうき・・・教え込まれているようですぐに行動に移す。

私は全ての指示された事を完遂しスポーツドリンクを飲んでいると。


「はいアリスストップ。それ以上は体を痛める。」


流石プロ見極めがすごい。

私的にはまだ行けそうに思えたが違うようだ。

アリスは腕立て伏せの途中で崩れるように地面に吸い込まれる。

クレア先生がアリスを抱え起こしベンチで座って休憩していた私の隣に寝かす。

アリスは片手を顔に持っていき目を隠すように額につける。


「あんたどんだけ体力お化けなのよ。」


疲れ切っているようでそれ以上は話せないようだ。

これ以上地獄に付き添わせるのは忍びない。

アリスに手を合わせお辞儀する。

少し私を見てハァっとため息をつく。

どうやら疲れすぎて無視する事を選んだようだ。


「小冬音、組み手やるぞ。」


子供と大人と対峙する場合小さな体でスピード勝負で1本取れて奇跡。

力なんて勝負する方がおかしく相手より力が負けている時は左右に相手を揺さぶり隙を作らせ攻撃するのが常道なのだが私は真正面からクレア先生の攻撃を受けている。

その現実離れした景色に観戦していたアリスは目を逸らすことができず凝視する。

3分ほどで組み手が終わり小さい影が大きい影に首を掴まれ宙ぶらりんにされる。


「力は同じだが技量はまだまだだな。力で押し切ろうと一点に集中するから無防備に近づきすぎてこうやって掴まれる。」


情けない状態でアリスの元まで運ばれ下ろされる。


「小冬音に力加減覚えさせたらアリスと組み手させるか。今度からアリスも訓練にきていいぞ。」


アリスは全力で首を横に振ろうとしていたが私が素早くアリスの後ろに回り込みアリスに抱きつくようにして両方の二の腕で挟み込み動けなくする。


「よろしくアリス。」


訓練仲間が増え笑顔をアリスに向けるが燃え尽きていた。


「私結構性格キツイから振り回す側だと思ってたけど・・・腹黒。」


「大好き。」


「はぁっ。」


再度アリスを抱きしめ確保にせいこうするのであった。






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