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さてクレア先生、アーシャ先生と1回目2回目の休日を過ごした訳だが3回目の休日は団十郎先生だった。

休日は充実せずに終わった。

だって行った場所がお寺で座禅ですよ。

1回目、2回目共に癖はあったが楽しい事もあった。

けどお寺で座禅組んで集中してないとあのお墓で昔刺さってたやつで叩かれるんだよ。

お坊さんにお墓から引き抜いて来たのか聞いたら罰当たりがって叩かれたんだよ。

私が痛がらないものだからお坊さんが私の肩を木魚を叩くように叩くんだよ。

あとで団十郎先生に私の肩を叩いてた棒の名前が警策というものだと教えられた。

幼女をおっさんがお寺に連れて行って棒で叩かせるって誰得だよ。

まだお寺の錦鯉とか見てた方が楽しかったよ。


私の機嫌が悪い事を察知した団十郎先生がお団子を持ってくる。

白い3つのお団子が串に刺さってるやつだ。

無言で食べていると。


「すまん、あそこまで楽しくなさそうだとは。」


「休日に棒で叩かれて喜ぶ子供はいないと思います。」


団十郎先生は頭を掻き困った顔を浮かべ苦笑する。

授業中はあれだけ楽しそうに話したりもするのに自分の好きな事以外には不器用な人なんだろう。

仕方がない私が先導してあげるか。


「先生あっち。」


「ん?」


私は団十郎先生を置いて目的地に着き手招きをする。

着いた場所はというと。


「ここは・・・。カブトムシ自然公園?虫はちょっと・・・。」


どうやら団十郎先生は虫が苦手なようだ。

私は団十郎先生を無視して持たされていた手提げのクマのポシェットからお金を出し店員さんに私入場門を潜る。


「先生早く。」


凄く渋い顔が更に渋くなり店員さんもちょっと引き気味になっていたが流石に離れるのは不味いと思ったのか団十郎先生もお金を払い入ってくる。


「遠くに行くんじゃないぞ。」


入り口から見える範囲で遊んで欲しいんだろう入り口から動こうとしない団十郎先生を尻目に無視して奥に行く。


「おい、ちょっと待て。お寺に連れて行った事恨んでるのか。」


恨んでる恨んでないと問われれば恨んでる方に傾くでしょ。

あれだけ叩かれれば痛くなくても嫌なもんは嫌。

周りに生えている木に虫がいないか凝視しながらそれでも私の姿を視界から外さない団十郎先生に感心する。

団十郎先生に仕返しのつもりは多少はあるがカブトムシとか生き物系は大好きなので楽しむつもりである。

先生が何か言っているようだが私はカブトムシを見つけ座り込んで観察する。

この施設は施設の中に木や土を入れ太陽の光が当たるように天井はガラス張りになっており1年中カブトムシが見れ追加で1000円出せば捕まえたカブトムシを3匹持って帰れるようだ。

というわけで観察していたカブトムシを持って団十郎先生に見せる。


「これ欲しい。」


「・・・・。」


恐怖のあまり気絶しているのだろうかとカブトムシを持ったまま近づくと団十郎先生も後ろにスライドしていく。

これ以上は可哀想かと思い持っていたカブトムシを逃す。

団十郎先生はホッとした顔をしていたが直接嫌がらせをするのをやめただけで私は私の休日を満喫するつもりなので悪しからず。

結局カブトムシの購入は諦めカブトムシのキーホルダーを買い施設を後にする。

団十郎先生は精魂尽き果てたようになっていたが私の機嫌はカブトムシによって治っていた。


「今度から嫁に子供が行きたそうな所を相談しよう・・・。虫に関する施設が近くに無いところで。」


余程疲れたのだろう。

私は慰める意味でも団十郎先生の足をポンポン叩く。

慰められている事に気がついたのだろう。

顔が元の威厳のある顔に変わるが手遅れなのである。


後日先生たちに誰と遊んだのが一番楽しかったか聞かれたが団十郎先生以外と言うとクレア先生は笑いアーシャ先生は団十郎先生を無言で慰めるという状況になっていた。

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