出発のその前に
本当におひさしぶりです。今さらなんだと思われるかもしれませんが、また更新していきたいと思っています。
本当にごめんなさい。なんでもしますから。
・・・・・・ん? 今なんでもするって・・・・・・
ごめんなさい。ふざけました。
「いや、ほんとにきつかった」
僕は昨日のリハビリを思いだしてげんなりする。
(ほう。主にそれだけの試練があるということか)
俺を見ながら愉快そうに笑うグランを少し避難するように見る。
「グラン。ご主人様にそのような言い方はよくないですよ。ご主人様、お疲れ様です」
(むう。野風は少し主に甘いような気もするのだが。これも恋のちk・・・ゴホンゴホン)
「ん? どうかしたの? 」
「いえいえなんでもございませんよ? 」
「今、こいって」
「ご主人様? なんでもありませんよ? 」
「う、うん。そうだよね」
野風の勢いに負けて納得する僕だった。綺麗な顔が迫るって意外と怖いということを学んだよ。目が笑ってなかったし。
それにしてもグランが鯉とか言ってたな。やっぱり狼だから魚とか好きなんだろうか?
(野風よ。あの様子だと主は何も気が付いていないようだぞ)
「・・・・・・それはそれで悔しいですね」
なんか二人からの目線にあきれの表情が含まれているのは気のせいだろうか。
「と、とにかく! 今日はまた初心者の草原に行こうと思う」
(ごまかしたな)「ごまかしましたね」
「そこうるさいよー」
(分かった分かった。して、なぜ初心者の森に行くのだ?)
「そうです。レベルはこの前の戦闘で十分上がったはずですが」
そう。レベルのことを考えると本当はもう初心者の森に行く必要はない。多分行っても経験値はそこまでよくないし、魔物もすぐに倒せる。
「正直まだ体の感覚をつかめてないんだよね」
これが事故が起きる前だったらすぐにでも先に向かっていったかもしれない。でも僕には体を動かすことにブランクがあるし、現実では下半身が動かないからまだ思考と動きが一致していない。
(そうか。我とあれだけ戦えていたのにそれが本調子ではなかったということか)
少し驚いたようにグランが言う。
「ははは。まあね。正直感覚が戻ればあの時でもグランに勝ててたよ」
その言葉にグランが驚く。強がりを言っているようには思えない。そこには確かな自信がある。そしてそれを臆面もなく言う度胸。
((我の主はとんでもない人間なのかもな))
「それでなにか反対意見はある? 」
「いえ。私たちはご主人様の獣魔。すべてはご主人様の決定に従いますよ」
よし。目的地は決まった。
「じゃあ、行こうか」
次から文章量は増えます。今回は前回までと間が空いたので短めにしました。




