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ちょっとしたハプニング続
前回切る部分を間違えてしまいました
ご迷惑をおかけします
「また気絶か」
目が覚めた僕は、今日は気絶することが多いなと苦笑する。
しかし、スキルを使った後の記憶があいまいだ。グランや野風と話していることは覚えているが、その内容までは覚えていない。
「グラン、さっきまでの記憶がない」
(主よ、それは主が神化を制御しきれていない証拠。あまり使わないほうが良いぞ)
グランの言葉に僕は力に飲み込まれたことを悟る。
僕のまだまだだなぁ。
力に飲まれることは、すなわち自分がコントロールできていないということ。それは自身の破滅につながり、周りにも迷惑をかけてしまうことだ。
僕も自分がそこまでできるとうぬぼれているわけではないが、武道を嗜む者として少しふがいない気持ちがある。
「これも経験か」
僕は空を仰ぎ見る。
事故で自由に動けなくなったとき、自分はもうこんな経験をすることはないと思っていた。
「帰ろう」
すがすがしい気持ちで町に戻ったあとログアウトした僕を待っていたのは悲しい現実だった。
「やあ春君、リハビリやろうか」
はい……頑張ります。




