美人局の女神・ヴィッセルに似た魔王ヒルダ
あらすじ
この世界のエルフが同人誌向けのタイプだった件について
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ファンタジーの森人って高貴で他種族を見下す系の狩人とか魔術師とか僧侶のイメージあったのにただのスケベ森人であった。
魔王の種族でもある森人が欲求不満で長年の天敵とも呼べる蛮族と仲を結びたいから仲介役を俺に依頼してきたのだ。
その道中に蛮族や魔物に遭遇する事はなかったので一安心であった。
(下手に蛮族と遭遇して戦闘にでもなったら仲介なんて無理だからな…)
ここでは森人が暮らしている千年樹の根もとにある集落を作り加護を受けているらしいがどういった加護は詳しくは説明されなかったのだ。
まぁ、原因は集落に着くまでにレイラらとすっかり仲が良くなってしまい卑猥談を続けてしまっていたからであろう。
女のがエロい話をすると生々しいとは聞いた事はあるが実際にそれを耳にすると男として心と股間に突き刺さるものがあるのだ。
ベンケイの中から俺が出てくるとレイラが直ぐ様抱き上げてきたのだ。
「べ、別にクロの行為に不満がある訳じゃないから勘違いしないでね!!?クロと会う前の話で… 」
あぁ、やっぱり気にしてる事をいってしまって相手してくれなくなったらどうしようとか考えてるな。 前に「ナタリアとやれば?」って冷たくいい放った事もあったからな。
「あーもう。わかってるからな? 取りあえず落ち着いてくれよ。仮にも魔王の支配領域でもあるしな… 」
「何かクロが目茶苦茶見られてないか?」
「小猫族の黒猫だからじゃね?」
森人が暮らしている千年樹の根もとにある集落は木々が地面に打ち付けられて砦の様な作りとなっている。
ベンケイ曰く何やら神聖な力を感じるために火や力付くで扉を壊すのは難しいというのだ。
実際に砦の中にいる森人は確かに女が多く小猫族の黒猫と言うことで注目を集めているだけだろうと思っていたがどうにも様子がおかしい。
すると、ラズが申し訳なさそうに皆、欲求不満で久し振りの男で欲情していると教えてくれたのだ。
「ベンケイ!!!俺は中で話を聞くから砦の中では俺を護れ!!!こんなにも相手したら枯れて死んでしまうわ!! 」
「大丈夫大丈夫。アタシの固有スキル 癒しの拳で魔力を対価にそっちも回復するだろうし、森人なら癒しも使えるだろうしな… 」
拳を握って見せてくるが冗談じゃねぇぞ!?ハーレム何て2人から3人いれば上等だろう。
選び放題のエロフハーレムなんて永遠の終わりの無い旅に出るのと大差がない。
そもそも人並みの性欲しか持ち合わせてないゆえにレイラ以外とするのは抵抗があるのだ。
「俺にはレイラがいるからいいの!!!」
「それはそれでいいけど…何かおかしく無い?こんなにも森人らが発情期みたいになるなんて…」
「確かに…な~んかあの千年樹から厭らしい妖気を感じるんだよなぁ~ 」
いわれてみれば確かにラズとベリー以外は何か様子が変であるのだ。
「と、取りあえずは魔王・ヒルダ様の所にご案内致しますね?」
「そのちょっと我々の口から説明するのはアレなので… 」
何か意味深げな言い回しして逃げやがった。
これ絶対に千年樹と魔王ヒルダが何らかの影響を出してるだろう。
あぁ~面倒な事に巻き込まれた。ファンタジーの森人って高貴で他種族を見下す系の狩人とか魔術師とか僧侶のイメージあったのにただのスケベ森人とか誰得だよ!!?
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千年樹の根元を中心に作られたツリーハウス同士を吊り橋がかけられており、上から狩人であろう森人が弓と矢を持って辺りを警戒している。
だが、どうにも緊張感というか張り詰めた空気感が感じられないのだ。
そもそも天敵である蛮族と仲を繋いでほしい理由が思い付かないのだ。
ただ単に欲求不満ならばナタリアとレイラの様な関係が産まれても不思議では筈だ。
千年樹の根元が洞窟の様になっておりそこが森人達の重鎮達が集まる王座の間であった。
ラズとベリーが跪いて魔王・ヒルダに俺らを紹介するがベンケイの視線を共有して驚いた。
何と魔王・ヒルダは美人局の女神・ヴィッセルと瓜二つの姿をしていたのであったのだ。
「ラズ、ベリーご苦労様でした。してクロ様はどちらに?」
「く、クロ殿。魔王ヒルダ殿が及びですが…」
ベンケイの中から飛び出ると魔王ヒルダに向かって全力で走り込んで肉球パンチを食らわしてしまった。
「テメェコラ!!女神・ヴィッセルか!?この美人局女がー!!! 」
「く、クロ殿!!?相手は森人の魔王ですぞ!!?」
「この乱暴だけど優しい肉球パンチ…あぁ~いいわ~♪会いたかったわ異世界から来た黒猫の勇者様~♪」
「やかましいわ!!!この淫乱ドエロフがー!!!」
初対面であったが女神・ヴィッセルに瓜二つの顔と身体をしていた森人の魔王ヒルダに今まで美人局行為を八つ当たりするように肉球パンチを顔や胸に食らわせるが魔王ヒルダは頬を染めて快感を感じていた。
慌てたベンケイに止められるまで肉球パンチをペチペチと叩き付けてしまった。




