和平交渉(6)
あらすじ
やることやるって結構日数分掛かるよね
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魔王・ガオーンの側近であるワーウルフのグスタフが水源である場所を見つけました為にベンケイとその場に向かい水路の確保に成功した。
マジでベンケイの怪力舐めてた。重機とか必要な岩盤あったのに腕力で解決しちゃったよ。
取りあえずは水路の確保が出来たから後は居住区・農村部・訓練場の建設を進めて行けば、フォロットル王国の城下町として発展してくれるだろう。
まぁ、後はフォロットル王国の上の貴族や重鎮らがどう政策を執り行い進めていくかの手腕に掛かっているだろ。
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「…んじゃ、今の所魔王を名乗ってる種族は森人・蜥蜴人・悪魔・巨人そんでワーフルフらをいれて5種族か・・・多いな」
「一応、人間と共存派する魔王もいれば、略奪や侵略を目的とする魔王も存在するな… 」
それはそれとしてフォロットル王国やドワーフやワーフルフ達の上の連中が決めれば良いことで俺らには関係の無いことである。
大方の作業を割り当てた人員で補えるようになった為に魔王・ガオーンの側近の一人であるグスタフというワーフルフらの参謀から他の魔王について情報収集を行っている最中だ。
「因みにだけど、小猫族の黒猫が魔王と密接な関係にあるのって… 」
「伝説の言い伝えの一説からだ。元々は吸血鬼の変異種である『ヴァンパイア』が魔王を名乗った際に小猫族の黒猫を引き付けれて数千年の間、魔王として君臨していたのが始まりと言い伝えられているが… 」
真面目に言い伝えとか迷信を信じすぎではないだろうか? 仮にそのヴァンパイアの魔王が小猫族の黒猫を側近として使ってたとしても新なる魔王への受容性は低いと思われる。
実際にグスタフが異世界人の小猫族の黒猫を見るのは初めてではない事であった。
以前に魔王を名乗っていた 豚人族が小猫族の黒猫を捉えて力を着けたと勘違いしまったそうなのだ。
そして、最も敵対してはならない蜥蜴人・悪魔・巨人の三凶の悪魔の領土に侵攻して滅ぼされたという話である。
(んー…つまりはたまたま固有スキルの相性が良かったって話か?それを何らかの形で勘違いした解釈をしたヤツから広まったみたいだな…)
「恐らくは『固有スキル』の相性性が良かったのでしょう。小猫族の黒猫は『心臓が100』あり、ヴァンパイアと相性が良かったと我は考えておりますが… 」
「待って?心臓が100って100回までなら生き返るって事なのか!!? 」
そんなのスキルもってないし、それゲームでいう残機システムみたいなものじゃねぇかよ。
マジでこの世界どうなってるんだよ。
異世界から勇者とその仲間を呼び出す事はラノベ等ではよくある展開だし、大方が大人的な考え方ができる高校生から社会人が割合としては多いだろう。
後は向こうの世界で紛争や戦争、貧困国出身の飢餓による転生なども考えられる。
何よりも女神が一人ではなく複数人いる事も最近では珍しくはないと聞いたことある。
「えー…つまりは別に小猫族の黒猫はそこまで特別だったり不吉な前兆とかいうのは… 」
「ほぼ迷信だな。我らワーフルフは情報収集能力に長けておりリーダー格はその情報を元に判断をしなければならない。
少なくともガオーン様はまだ幼いゆえにああいって暴挙に… 」
「まぁ、何だかんだで仲良くなって良かったんじゃね?」
リザベラを敵対していたガオーンであるが、既に本来の狼の姿になり、腹を撫でられていたのだ。
あれ、狼ってより犬じゃねぇか?って見ているとグスタフは頭に手を起き溜め息をついた。
確かにあれが魔王の地位にいたら大変なことになるからそれを支えられる仲間や重鎮らは多いに越した事はないだろう。
「おぉ~い!!クロ~ッ!!!暇なら我と遊ぶのじゃ!!! 」
「ガオーン様、魔王として気品を最もってください。それでは仔犬と変わりませぬぞ?」
「グスタフよ、許せ!今は楽しいのだ!!遊べる人間やガルシアとも遊べるから余は楽しくてたまらんのじゃ!!」
「そっかそっか。なら、よかったな。もうちょっとしたら遊んでやれるからなよ~それまでガルシア将軍らと遊んで待っててくれな~ 」
満面の笑みを浮かべてガルシア将軍らの元に駆け足で戻って行くのを見届けるとベンケイらが鉱山から戻ってきた為に鉱石を運び出す部隊と万が一に備えての戦闘部隊と共に鉱山の鉱石を運び出す作業を割り当て任せるとレイラがハグをしてした。
「クロ~♪見てよ!!この宝石の山!!」
「やっぱり奥がダンジョンになってて魔物が発生してたか。当面は彼処から財源は確保出来る目安は着いたな… 」
「けど、いいのかよ?折角のお宝を私らが一人占めする事も出来た訳だろ?」
「この先どうなるかわからねぇし、フォロットル王国の発展に貢献した実績があれば旨い飯や酒を飲める場所の宛があるのはデカいだろ? 」
この先、フォロットル王国を旅立ったとしても後ろ盾になってくれる国など宛がないのは今後旅を続ける上でも厳しかった。
ならばここで貢献した実績を残しておけばフォロットル王国、ワーフルフ、ドワーフの後ろ盾を作るのが今後の旅する上で後々楽になるからだ。
まぁ、ナタリアは旨い飯と酒を食えて安心して寝れる場所を確保するために必要な事だと伝えると納得して見せた。
すると俺を膝に乗せたレイラが今後の旅の方針を尋ねられたが、ノープランであることを自白したのだ。




