女神の精霊を奪い取ってみた
あらすじ
美人局に引っ掛かってしまって閉じ込められた。
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大方の事情を話をきいた鎧騎士は自身の固有スキルに引っ掛からなかった為に敵意を向ける気はないといってくれた。 そして、この鎧騎士は名前すらつけられていないという。
少なくともこの鎧騎士はここで【勇者の剣】を持つに相応しい勇者の力を試す番人の役割りを女神に与えられたといっている。
つまりは鎧騎士を倒す以外の手段でこの場から出る方法を熟考しなければならない。
「我が攻撃を受け続けるから倒して出てしまえば良いだろう?主らも巻き込まれた側であろう?」
「えー…そもそも俺がレベル12で火力ネェし、話してたら何百年と待たされてやっと来たかと思わせて勇者いませんでしたはちょっとねぇだろ? 」
「だよなぁ…いくら女神に与えらた役割りでもちょっとなぁ~アタシ破戒僧だから神に祈らねぇから僧侶の前で女神様の冒涜とか考えんなよ?」
「いっそ、鎧騎士さんも女神に与えられた仕事を放棄しちゃえば? 例え私らが出られてもクロのいう通りその役目をいつ終えるかわからないのよ?」
確かにレイラのいう通り、何百年と勇者に相応しい人物を待ち続けるだけとか拷問だろう。
あのクソ女神どもも何考えてやがるんだ?黒猫の俺が【勇者の剣】を持ってラインヴッセル王国に帰れば全て丸く収まるとでも思っているのか?
…待てよ。鎧騎士を仲間にすれば、後は適当に言葉を並べて誤魔化せば何とかなるかも知れない。
ただ問題なのは契約だろう。
おそらく、鎧騎士は精霊に分類される類いで中身が魔力の塊で動いて意識があるのは役目を果たしていないからだろう。
こっちの世界って漫画みたいに契約の上書きみたいなの出来るかな? 取りあえずは聞いて可能性があるならやるしかないか。
ダメなら鎧騎士とナタリアで力業という強行策もあるからやってみよう。
「なぁ、3人に質問あるんだけど、俺が鎧騎士と契約して契約の上書きって出来ないかな?」
「マジか… 可能っちゃ可能だけど、女神との契約を上書きするって無理すぎるだろうなぁ…代償の魔力もかなり掛かるぞ?」
「なら、契約をちょっと変えて女神の要望を叶えてればいい。そうすれば、鎧騎士も自由になるだろ?」
「ぬ?つまりは女神から与えられた任である『勇者の剣を持つに相応しい勇者の力を試す番人の役割り』を少し変えるということか? 」
確証も保証もないが、取りあえずは勇者の剣を勇者である資格を示せば言い訳であり、鎧騎士を倒す必要性をなくしてしまえばいいのだ。
つーか、レベル15止まりならほぼ序盤で詰みだし、最終局面にいる魔王と同等に渡り合える気がしない。
確かにチリも積もれば山にはやるが、竜巻が起これば何もないのと同じだ。
そもそも話だが、マジで魔王から娘を助ける気があるのかわからねぇんだよなぁ。あの王様。
そもそも、魔王がなんでラインヴッセル王国のお姫様を拐ったのか理由は知らねぇけど魔王がもう存在しているのに勇者が育つ環境がねぇっていうのがヤベェだろ?
鎧騎士が何百年振りに目覚めたって時点で平和ボケしたか、それすらも嘘なのかわからなくなってきた。
もしも、 俺が魔王の立場で世界征服をするのに邪魔なのは教会が国を納めてる聖職国【エデン】の魔物避けの魔法陣だ。
んで、隣国のお姫様を拐ってるなら、それを脅しにラインヴッセル王国にエデンを攻撃させて魔物避けの魔法陣を最悪壊すか弱らせてくれればいい。
後は強い配下の部隊を突撃させて制圧すれば勝ったも当然だ。
だが、 魔王そうしねぇのも気になるが、結局は対等な立場ではないの明白であるのだ。
「ぶっちゃけ異世界人にこの世界の平和任せてるわりに効率悪いし、取りに来れねぇ剣をいつまでも守護してても宝の持ち腐れだろ?
正直、鎧騎士さんも俺ら同じで女神に振り回された被害者だから助けてるって考えてる 」
「それは願ってもないが女神から承った役割りをどう変えるつもりなのだ? 我は精霊で魔力による契約が必要になるが女神から頂いてる魔力分を補える保証もないぞ?
下手をしたら死んでしまうかもしれんのだぞ?」
「元々異世界転移させられた時点で死亡みたいなもんだし、なるようになるさ。
それに鎧騎士の中が空っぽなら俺入れるから色々と都合良いから契約したいんだよ…」
「…無謀なバクチだけど確かにメリットはあるし、クロの魔力は確か500近かったわね?それに足りない分は体力を魔力加算すれば行けるかも知れないわ。 けど、女神以上の主従関係が必要よ?」
まぁ、確かに女神以上の主従関係が必要なら定番の名付けをして主従関係を確実なモノにすれば女神よりも関係性が強くなるだろう。
それに鎧騎士に一人芝居うって貰うとして日本人って分かる感じの名前が良いよな。
身体が大柄で忠義心があって漢らしい豪傑といえば候補はいつかある。
だが、そう考えるとあの豪傑の様な生き様を戦士として欲しいと意味も込めて『ベンケイ』と名付けたいと申し出た。
すると、鎧騎士は弁慶について興味を持ち始めたのだ。
武蔵坊弁慶は源義経の臣として伝えられていますが、実在の人物かどうかは不明といわれている。
だが、最後まで主を最後まで支えて多数の敵勢を相手に守って堂の入口に立って薙刀を振るって孤軍奮闘する。
そして有名な名場面である雨の様な敵の矢を身体に受けて立ったまま絶命し、その最期は「弁慶の大往生」と後世に語り継がれている豪傑の一人であると話すと鎧騎士はその生き様に興奮した様子であった。
「まぁ、俺は鎧騎士さんを利用しようとしているが、ここでいつくるかも分かられねぇ勇者の為に時間潰すよりも、俺らを一緒に旅をしてその豪傑と怪力で俺らの助けになってくれねぇか?
特に俺はこん中じゃあクソ弱いからよ…
それでも良いなら俺はあんたの縛りを解くために足りねぇ頭使って自由にしてやる努力をする約束をする 」
「ただ勇者という兵を待つよりも使える主人の為に身を盾にして、鬼神の如く豪傑の名を我に与える主に従えるのも面白そうだ…。
よし分かった。 我も主との契約を結ぼうぞ!!」
「ふふっ…女神に使える精霊を奪い取るなんて悪い盗賊ね♪ 」
「だけど、先に騙したのは向こうだよぉ?クロの迷惑料として鎧騎士と契約を結ぶだけの事だろ? クロの考え方はおもしれぇからアタシは好きだぜ?」
まぁ、あのクソ女神どもとラインヴッセル王国のおかっぱと王様の面とクラスメイトの顔を見に行くのに鎧騎士改めて『ベンケイ』と名付け契約に成功して何とか脱出する事ができ新たな仲間が加わったのである。
武蔵坊弁慶はわりと好きで色々な諸説読んだりして調べたことあるのですが、実際に存在したのか不明ですが、主君に最後まで尽くして護り抜くことした弁慶の大往生はカッコいい生き様だと思ってます!!




