98話 ケーキの作り方
ちょっと遅れた
私がリボンちゃんと遊んでいる?間に待ちに待ったおやつの時間がやって来ました。もうお腹がペコペコです。
おやつはメイドさんがお部屋まで運んでくれました、途中で転んで、せっかくのケーキが台無しになる事もなかったです。
…紅茶の方はひっくり返してましたが…。
「このケーキ、見た事ない形をしていますが美味しいですね!」
「これは先程、お兄様が話ていたケーキでは?」
「たぶん話を聞いて、似せて作ったんだろうね、ここまで完成度が高いとは思わなかったけど。」
「ふふっ。料理長には大変好評だったと伝えておきますね。」
「おかわり!!」
私はメイドさんにお皿を渡すと、なんだか悲しそうな顔をしながら最後の1つを取り分けてくれました。
「…アリスさん、それ4つ目ですわよ?」
「はい、とっても美味しいので止まりませんでした!」
「また、ベッドを壊さないでよ?」
「大丈夫です!甘い物は別腹なので太りません!!」
「それは違うでしょ…」
「余ったら食べてもいいって言われてたのに…」
「あぁ…それは、ごめんなさい。でも、とっても美味しかったです!」
「そう…ですか…とっても美味しかったですか…。」
ガックリとうなだれるメイドさん…どうやらトドメを刺してしまったようですね。
「お兄様、このケーキの作り方を教えて下さいませんか?」
「えっ?俺に?」
「勿論ですわ!」
「俺に聞くより、ここの料理長に聞いた方がいいんじゃない?俺は作り方は知ってるけど自分で作った事はないし。」
「なるほど!それもそうですわね!」
これは、教えてもらう気満々ですね。でも、リッカちゃんがケーキの作り方を覚えれば、いつでも美味しいケーキが食べれますね!
「では、ケーキも食べ終わった事ですし、早速教えてもらいに行きましょう!」
「…アリスはまだ食べるの?」
「流石に太りますわよ?」
「なんでそうなるんですか!そんなに食べませんよ!」
私はそんな大食いキャラじゃないです!
と、言う訳で。メイドさんの案内で皆で厨房に移動します。
「また、迷子にならないでくださいね?」
「私に言ってるんですか?流石に家の中で迷子にならないですよ?」
メイドさんはそう言ってますが、ここはさっきも通った気がします…。大きな家に住むのも考え物ですね。
「…結局迷子になってませんか?」
「いや、これはもしかしたら、食べ過ぎたアリスの体重を慮って、わざと遠回りをしているのかもしれない。」
「そそそ、そうです。その通りです、流石はお兄さんですね、分かってらっしゃる!」
メイドさんは明らかに動揺していますけどね…。
そして、10数分家の中を歩き回りようやく厨房へやって来ました。
「おや?こんな所に何か用ですかな?…まさか、ケーキがお口に合わなかったとか…。」
どうやらこの人がケーキを作った料理長さんみたいです。
料理長さんは、とても大きな…体をお持ちの40歳くらいの男性でした。
「いえ、ケーキはとっても美味しかったです!」
「はい!ですので是非その作り方を伝授して頂けないかと思いまして…」
「お口に合ったようでなによりです。しかし…うーん。普通、料理人は他人にレシピを教えたりはしないのですが…。」
まぁ、普通は商売道具を売る料理人はいませんよね…。
「ダメでしょうか?」
リッカちゃんは、涙目になりながら渾身の表情で料理長に攻撃を仕掛けています。
「うーん、まぁ今回はそちらのお兄さんの作り方を参考にしていますので、特別に教えてあげましょう。」
リッカちゃん渾身の攻撃に料理長はあっさりと落ちてしまいました。
料理長…チョロイ?
「ありがとうございます!!」
「では、さっそく作っていきましょう。まず卵と砂糖をよく混ぜて…。更に混ぜて…これを白くなるまで混ぜます」
料理長さんが慣れた手付きで卵と砂糖を混ぜています
「なるほど…つまり、こうですわね!」
リッカちゃんも同じ様に卵と砂糖を混ぜ始めました。魔法で…。
これはズルいですね…。
「そして、白くなったら少しずつ小麦粉を混ぜていきます。そして最後にバターも混ぜます」
この時点で料理長は自分で混ぜるのをあきらめて、リッカちゃんに指示を出すだけになっています。魔法って素晴らしいですね…。
「混ぜ終わったら型に入れて焼いていきます。」
料理長が生地を火のついたオーブンに入れました、出来上がりが楽しみですね。
1/26日はお休み
次回更新は1/28日となります、楽しみにしていた人は申し訳ありません。




