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86話 足し算のやり方

お兄ちゃんに良い所を取られた私は、ほっぺたを脹らませながら歩いています。

激おこプンプン○です。

当然、脹らませたほっぺたを3人…じゃなくて2人と1匹にオモチャにされ、ぷにぷに、ツンツン、ペチペチされながら歩いています。


ここはネスの北門を出て少し歩いた所、町から見て、ちょうどクレーターの反対側ですね。


「さて。町から少し離れたし、そろそろスピードアップしようか。」


「はいですわ!」

そう言ってリッカちゃんがお兄ちゃんに抱き付きます。

よく分かりませんがずるいです!

と言う事で私も抱き付きます。

「なんで2人とも俺に抱き付いてくるのさ?海の上じゃないんだから自分の足を使おうよ?」

そう言われ私はお兄ちゃんから離れます、そういえば前におんぶされて大変な事になったのを思いだしました。あぶないあぶない。

「はいはい、リッカちゃんも離れようね?」

そう言われリッカちゃんはほっぺたを脹らませています。

これはチャンスなので今度は私がツンツンする事にします。


ツンツン、ぷにぷに、ペチペチ


私がツンツンすると同時にお兄ちゃんと、私のフードから顔を出していたリボンちゃんも、ぷにぷに、ペチペチしてきました。以心伝心ってやつですね!

「おやめなさい!」

堪らずリッカちゃんがお兄ちゃんから離れます。

「うむ、これは使えるな」

「使わないでくださいまし!」




そんな事もあり、私達は街道をそこそこ速いスピードで進んでいます。

途中で荷馬車を追い越したり、木の枝を足場にしたり、私の頭をリッカちゃんの足場にされたりしながら進みました。

リボンちゃんのせいで頭はフードで守られていなかったのでちょっと頭が痛いです。



すると、途中でまたオークの群れに出会しました。やはりオークが増えているのでしょうか?

今度は50頭程の群れだったのでサクッと片付けておきました。

これで後から来る人も安心して通れますしね。




そして、お昼過ぎ。

私達が街道脇で、お昼ご飯の休憩をしていると、久しぶりとも言えるテンプレな事態に出会します。

察しのいい人なら想像できると思います。

ここは街と街の間、そして皆が休憩の為に止まるであろういい感じの場所です。

つまり盗賊さんが現れました。数は20人程ですね。

皆さん錆びた剣やら斧やら鎌やらを持って武装しています。

まぁ、休憩中に誰かが近付いて着てるのは気付いてたんですけどね。


「なんかいい臭いがすると思ったら、こんな所でガキが3人休んでやがるぜ!」

あぁ、これはほぼ盗賊さんと見て間違いないですね…。

「良いカモじゃないか」

「お前達!怪我したくなかったら、大人しく身ぐるみ全部置いていって貰おうか!」

はい、盗賊さんで確定ですね。

「まぁ、待て。女の方はその手の奴には高く売れそうじゃないか!」

「それもそうだな」


「だってさ、良かったね。」

「「全然良くないです!!」わ!!」

お兄ちゃんも何を言い出すんですか!



「まてまて、男の方もよく見たら…」


「だ、そうですわよ?お兄様?」

「…うん、ごめん。」




そして、私達は気にせず食事を再開します。

せっかくのリッカちゃんのご飯が冷めてしまいますしね。


「お前ら!なに知らん顔で食事を再開してるんだよ!状況を分かっているのか!!」

「当然分かってますよ?早くしないとせっかくのご飯が冷めてしまいます!」


「違ーう!」

そう叫びながら盗賊さんの1人が剣を振り被り私達に向かって走って来ました。

私はアイテムボックスからスイカ位の大きさの岩を取り出し盗賊さんの頭の上に落とします。


『ゴーン!』

っと、いい音がして盗賊さんが倒れました。

頭から血を流して…。

「あーぁ、ダメじゃんアリス。ちょっとは手加減しないと。」

「これは殺ってしまったかも知れませんわね。」

「えー、そんな!流石に殺すつもりはなかったんですよ!?」

私は倒れた盗賊さんに駆け寄り話し掛けます。

「大丈夫ですか?しっかりして下さい」

ゆっさゆっさ


「…確か脳震盪は、動かしちゃいけないんじゃなかったっけ?」

「まぁ、アリスさん。倒れた盗賊にトドメを差すなんて、血も涙もないですわね!」

「なんてひでえ奴だ、お前ら!殺っちまえ!」

「「「おぉ!」」」


盗賊さん達にまでひどいと言われました、いったいどうなってるんですか!!


「じゃぁ、1人7人で、でもアリスは1人倒したから5人ね」

「「はい!!」ですわ!!」



…ん?なんか計算がおかしいような?






1分後…


『ドサリ』と最後の1人が倒れました。

でも大丈夫です、全員生きてます。

当然、その中には最初の1人も含まれます。


そんな事より…

「お兄ちゃん!なんで私だけ6人なんですか!!」

「アリス、ちゃんと計算できたんだね。えらいえらい。」

「えへへー」

お兄ちゃんに頭を撫でられました。

とりあえずこれで許しておきましょう。



「まぁ、ちゃんと計算のできるアリスさんは置いておいて…。これはどうしますの?」

リッカちゃんの指差す先には倒れた20人の盗賊さん達…。



さて、どうしましょう…。



今年最後の更新です

次回は1日置きではなく、偶数日なので1/2です

まぁ、まだ書いてないんですけどね!


それでは皆さん、良いお年を!


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