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82話 解体の仕方

「何をやっている!前衛は突っ込め、作戦を忘れるな!!」

領主さんの声で我に返った冒険者達はオークに襲いかかります、しかし武装した100人を前にオーク7頭では多勢に無勢。あっという間にオークは地に伏しました。


「これはどう言う事だ?あのガキ共の事は今は置いておいて、オークが少なすぎるぞ!?」

「そうだな、いつもならこの辺りだけでも100頭は居たはずだ。」


あぁ…そう言えばこの辺りは昨日3人で粗方片付けたんでした…町に入るのに邪魔だったので…。



「よく分からないが油断するな!この辺りに少ないと言う事は他の所に纏まっているかもしれない、今は作戦通りに北側でオークを挟み撃ちにする事を第一に考えよう。」


領主さんの言葉に全員が頷き、皆さんは大きく迂回しながら北側に向けて移動を始めました。


それに少し遅れて西門からポーター約の皆さんがやって来ました。



「おぉ、すごい!あれ程いたオークが綺麗に居なくなっている!!」

「でもオークの死体が少ないわね?追い払いがメインなのかしら?」

「分からないが門の前の安全を早めに確保したかったんじゃないか?作業にも逃げるにも重要な場所だしな。」

「なるほど…。」

「無駄話は後にして、さっさとオークの解体を始めるぞ」


立ち話もほどほどにポーター役の人達によってオークの解体が始まりました。

それにしても、あのおじいちゃん達すごいですね!みるみるオークが解体されています!

ギルドの職員の方より早いかもしれません。




「あれは俺には出来ないなぁ…」

「お兄ちゃんでも苦手な物があるんですか?」

「まぁ、肉は切られて売っている物だからね。」

「確かにそうですね。リッカちゃんはオークの解体はできますか?」

「私はできますわよ?まぁ、あのおじいさん達程上手ではありませんが…。」

「へぇ、凄いね。」

そう言ってお兄ちゃんはリッカちゃんの頭を撫でています。

ずるいです!私も、たまには撫でて貰いたいです!




そして、あっと言う間に1頭のオークの解体が終わり、肉塊となったオークを子供達が運んで行きました。


「私達はどうしますか?」

「最初はポーター約に専念するんでしょ?なら手伝いに行こう」


そして私達は、余った皮や骨を燃やしたり埋めたりしてお手伝いしました。

皮はとにかく骨はなかなか炭になってくれないので少し時間がかかります。

荷物運びは子供達の仕事みたいなので頑張って貰いましょう!



「しかし、このオークはどうなってやがる?硬いオークの首が真っ二つに切断されてやがる、こんな凄腕の剣士が、この町にいるのか?」

「いや、それはまだいい。こっちのオークを見てみろ。頭に穴が空いてやがる、槍とか弓の跡じゃない、いったいどんな魔法を使ったんだ?」

「こっちのオークは…まぁ普通だな。タコ殴りにされているだけだ。」

「あんた達!今は口じゃなくて手を動かしなさい!」


おじいちゃん達がおばあちゃんに怒られていますね?何があったんでしょう?




そして30分程で20頭いたオークの解体が終わりました。

「よし、ここはこれくらいにして次の場所へ行くぞ」

「それじゃ、すまんがこの皮と骨を燃やして埋めておいてくれ」

「はい、分かりました。」


私達は残りの骨や皮を燃やす作業に入ると、おじいちゃん達は冒険者達の後を追い北側に向かいました。


おじいちゃん達が北側に向かって間もなく、誰かがゆっくり戻って来ているのが見えました。何があったんでしょうか?


近づいて来たのは男性が2人で、1人は足を怪我していて、もう1人に支えられて歩いています。

大変です!!

私達は急いで駆け寄ります。


「大丈夫ですか?」

「あぁ、悪いがコイツをギルドまで運んでくれないか?俺はすぐに戻らないと…。」

そう言う男性の方も腕を怪我しています。

2人共痛そうです…。

「その必要はありませんわ、ちょっとその怪我見せて下さいませ。」

「あ、あぁ。」

「ふむ、骨には異常ありませんわね…。」

そう言ってリッカちゃんは治療を始めました。

そして男性の足が僅かに光ったと思うと、みるみる傷が塞がっていきます。

相変わらず凄いですね。

「はい、終わりましたわ。」

「………痛くない。」

怪我が治った方の男性がぴょんぴょんしています、見てると面白いですね!

「次はあなたの番ですわ」

「いや、俺はたいした事ないから…」

「いいから腕を出しなさい!」

「はい…。」

そしてもう1人の腕も同じように治していきます。

「凄い、痛くない!」

今度の人は治った腕をブンブンしています。

そんな大袈裟に治ったアピールをしなくてもいいと思うのですが…。


そして怪我の治った2人は、リッカちゃんへのお礼もそこそこに、急いで北側に引き返すそうなので、2人の治療中に骨を焼き終えた私達も付いて行く事にしました。


勿論、道中で倒されている手付かずのオークを回収する事も忘れてはいません。

私達は途中で解体作業をしている、おじいちゃん達を横目に見ながら戦闘が行われている最前線に速足で向かいました。



週1更新の人が年末年始の休暇で2週間休むと読者的には3週間の休みになるんですよね…。


まぁ、私は今の所休む予定はないので安心してくださいw


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