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80話 高級宿の泊まり方

2章(仮)突入

「やっと着いたな…」

「結構遠かったですね」

私達は今、北の大陸への第一歩を踏み出しました。これからどんな事が起きるのか楽しみです。


「辺りに人の気配もないし今日はここに家出そうか、どうせすぐに暗くなるし。」

「そうですね、海の見える崖の上の家なんて最高の立地条件です!」

「実際住むとなると、かなり不便だけどな。」




そして翌日。


…どんどん家の中の様子が手抜きされていきますね…。

リボンちゃんと遊んでひっかかれたり、一緒にお風呂に入って噛まれたり、一緒に寝ようとして逃げられたりしてるのに全部カットですか!




そして私達は最寄りの港町にいます


町までの道中も丸々カットですか!

いえ、特に何かあった訳ではありませんが…。

せいぜいオークの群れに襲われたくらいです。リボンちゃんがフードの中で眠ったままでいるくらいサクッと片付きました。

他には、また門番のおじさんにギルドカードを見せて驚かれたくらいですね。


あっ、そうそう、この町の名前はネスって言うみたいです。サイコキネシスを使う少年とは関係ないって。お兄ちゃんが言ってました。

当然、なんの事かさっぱりです。

そんなどうでもいい話をしながら、私達はネスの冒険者ギルドにやってきました。

冒険者ギルドは海を越えても似たような造りになっているみたいです。でも入り口の扉は二重になっていました、お兄ちゃん曰く寒さ対策だそうです。

他にも屋根が三角だったり入り口が高くなってるのは豪雪対策なんだそうです。


…今の季節は夏なので特に意味はありませんが…。


とりあえず町に来る途中で狩ったオークを納品しましょう。

私は受付のお姉さんに話かけると同時にギルドカードを渡します。

「すいません、オークの納品をしたいんですけど、重たいので倉庫にそのまま運びますね。」

私は余計な会話を飛ばし、お姉さんの返答も聞かずに倉庫の方に向かいます。

どうせ毎回同じ問答が繰り返されるだけですからね!

「へっ?ちょ、ちょっと待って!」

しかし、回り込まれてしまいました…。

私は手を引かれカウンターの前に戻されます。


「オークを狩ったって、この街の近くで狩ったんですよね!?」

「えっ?そうですけど?」

「やっぱり…、街の近くのオークには領主様から褒賞金が出ています、それと明日出発するオーク殲滅隊に参加していただきます。」


「なんか、また厄介事に巻き込まれてませんこと?」

「まぁ、その厄介事がないと物語が面白くならないからね。」

「なんでオークごときに褒賞金が?それにオーク殲滅隊ってなんですか?」




受付のお姉さんの説明によると。


この街の周りになぜか急にオークが増え始めた。今の所、数は推定約3000頭。

この事態を重く見た領主様がしぶしぶオークに

褒賞金を出したものの、個人レベルで狩ってもなかなかオークは減らない為、領主様が褒賞金を得た冒険者を殲滅隊として強制招集した。


との事…




「ちなみに、今までに褒賞金の甘い汁を吸った冒険者は受けれませんが、普通に依頼として殲滅隊への参加もできます。こちらはオークを運ぶポーター役だけの参加も可能で、報酬もちゃんと出ますので、今オークを納品せず、この依頼を受ける事をオススメします」


「…だそうですけど、どうします?」

「どうせ受けるんでしょ?」

「アリスさんの大好きなオークを血祭りにできるイベントですものね!」

「ちょっ!なんでそうなるんですか!私は別にオークを血祭りにするのが好きな訳じゃないです!」




そんなこんなで…

はい、受けました。受けてやりましたよ、オークの殲滅依頼を…。



そして、私達はオーク殲滅の依頼を受けた後、この町にある高級宿の前に来ています。

なぜ高級宿なのかと言いますと、この町にはペット同伴可能な宿がここか、それはもう大変に趣のある宿の2ヶ所しか無かった訳です。

そのどちらかを選ぶとなると、それは…ねぇ…。


本来このような高級宿に平民は泊めさせて貰えません、部屋が空いていても「只今満室です」と言われ、追い返されるでしょう。

でも、こちらには貴族のリッカちゃんがいるので大丈夫なはずです!


果たして結果は…。

「ごきげんよう、3人なのですがお部屋はありますか?」

「はい、直ちにご案内致します」

どうやら大丈夫みたいです。




…大丈夫じゃありませんでした。

案内されたのは2人部屋でした、どうやら貴族の兄妹+使用人か何かだと思われたみたいです。

「そんなに私の顔は貧乏臭いんですか!!」

「まぁ、仕方ありませんわね。相手はこの道のプロですから、平民と貴族を見分ける事には長けているでしょうし…。」

「ぐぬぬ…まさか高級宿でソファーで寝る事になるとは…。」

「大丈夫ですわ、アリスさんは私のベットを使って下さい。」

「えっ?いいんですか?」

「もちろんですわ!」

今日はリッカちゃんが優しいです。

「私は、お兄様と一緒に寝ますから」

訂正します、やっぱりリッカちゃんは意地悪です。

「いえ、リッカちゃんは広々と自分のベットを使って下さい。私がお兄ちゃんと一緒に寝ますので。」




結局、2つのベットをくっ付けて3人で一緒に寝ました。

「にゃーぁ」


失礼、3人と1匹で一緒に寝ました。


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