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79話 閑話 続々 猫の飼い方(リボン視点)

「名前は決まってるんですか?」

「お兄様、何かいい名前はありますか?」

これは私の名前の事ですね。どうせならお兄さんに決めてもらいたいです。

「ここで俺に振られてもなぁ…黒猫で有名どころだと…。ジジとかウィズとかヤマトとか?後はフィリックス?」


おぉ、なんとなくカッコいい名前ですね、特に最後のは長いのでなんとなく気に入りました!


「…とりあえず、お兄ちゃんのネーミングセンスは皆無だと分かりました…。」

「えっと、男の子ではなく女の子なのでもう少し可愛らしいお名前にしていただけると…」

ネーミングセンスは素晴らしいと思ったのですが男の子の名前だったなら仕方ないですね。


「うーん、女の子かぁ、難しいな。あと知ってるのはルナとかミオとかメラルーとか?」

こんどは女の子らしい感じになっているのでしょうか?

でも、お兄さんが付けてくれるなら最早なんでもいい気がします。


「…アリスさん、ここは女の子同士、2人で決めませんこと?」

「にゃあ!にゃあ!!」(えぇ、なんでですか!?)

「猫さんもその方がいいって言ってますし。」

「そう…かなぁ?」

「「そうです!」わ!」

「まぁ、そう言う事にしておこう。」

「にゃぁ…。」(そんな事言ってないのに…。)

「あれ?なんか猫さんの元気がありませんね?」

「ほんとですわね、お腹でも空いたのでしょうか?」

「名前も大事だけど、とりあえず俺達もご飯にしないか?」

「賛成です、腹が減っては何とやらと言いますしね」

「にゃあ!」(ご飯ですか!?)

「ふふっ、それじゃ準備しますわね。」

女の子は私の事を撫でるとどこかに行ってしまいました。おそらくご飯を用意するのでしょう。


そして、このアリスと言われていた奴が近づいて来ました。

私は急いでお兄さんの後ろに避難します。

「そんな…私、何か猫さんに嫌われる事しましたか!?」

「うーん?分からないけど、アリスの格好が問題なんじゃない?」

「私の格好?」

アリスはお兄さんと何か話をすると今度は普通?の格好をして近づいてきました。

その程度で変装でもしたつもりなのでしょうか?

今度はお兄さんのお膝の上に避難しましょう。

「なんでですか!私が何をしたんですか!」

「何をしたのさ?」

「まだ、なにもしてないですよ!」

「まだ?」

「これならもしません…たぶん…。」

アリスがまたキーキー騒いでいます。

少しは大人しくして欲しいです。



しばらくすると、下の方から待ちに待ったご飯の声が聞こえました。

私は、一目散にこの場を離れ階段を降ります。

階段を降りている途中で物凄くいい臭いが立ち込めていました。

私はその臭いに引き寄せられるように向かいます。

「あら?あなたが1番なんですの?あなたのご飯はこっちですわよ。」

そして、案内されたて出されたご飯はなんとカリカリです!しかもその上には切り身になったお魚が沢山乗っています、これは海鮮丼に間違いないです!


「それにしても、お兄様はなぜカリカリなんか持っていたのでしょう?」



私は全部食べました。

とても美味しかったです。

昨日までの空腹が嘘のようです。



他の皆さんもご飯を食べ終わったようで、今度は私の命名作業が開始された模様です。

お兄さんを抜きにして…。

私は心の底から祈りました。

(変な名前になりませんように…。)


そして、決まった名前は『リボン』でした。

なんだか飲み物みたいな名前ですが、悪くないと思っておきましょう。

どうせ変更なんてできませんし…。



私の名前が決まると、どうやらこの島を出るような話をしています。

そう言えば皆さんはどうやってこの島に来たのでしょう?

昨日見た時は海岸に船は無かったように思います。


私はリッカの襟巻きになり、ふよふよで遊ぼうと思っていたのですが、アリスの首の後ろに付いた袋のような物に入れられました。


どうやらアリスが、このメンバーの荷物持ちなのでしょう。


それにしても、この袋…メチャクチャ居心地がいいですね!生地の肌触りも最高で温い!それに私の体にもフィットしていて、ちょっと狭いですが…それがいい!しかもアリスが動くといい感じに揺れるのでこれはすぐに眠くなってしまいそうです。





そして、私が目を覚ますと…。


………本当に寝てしまった…。

いや、あの居心地のよい袋がいけないんです!

まぁ、それは置いておいて…。


ここは船の上みたいですね、私がさっきまでいた島は見当たりません。

そんなに長い時間寝ていた訳ではないと思うのですが…?

私は背伸びをすると、ちょうどいい柱を見つけたので爪を磨ぐ事にします。


ガリガリ、ゴリゴリ。


それにしてもこの船…どこかで見た事があるような?…ないような?

まぁ、船なんてどれも似たような物でしょう。


しばらくすると先ほどから姿が見えなかった2人が船の中から戻ってきました。

船の中はあまりいい思い出はないので私は入りたくはないです。



みんなが揃うと、ご飯にするみたいです。

もうそんな時間なんですかね?ずっと寝ていたのでよく分からないです…。

お昼は何だか分かりませんが魔物の肉みたいです。

魔物の肉は初めて食べましたが美味しかったです。



食べ終わるとすぐに出発するみたいです。

ずいぶん忙しい人達ですね、もう少し休めばいいのに…。

袋の中でずっと寝ていた私にはどうでもいい事ですが。


そして、私は袋に入ります、この袋はアレです、居心地が良すぎます、猫をダメにする袋です。




そして、さっきからずっと気になっていた事が有るんですが、そろそろ言わせてもらいます。


人間はいつから空を飛ぶようになったんですか?



リボン視点はここまで、次回から平常運転に戻ります。

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