76話 お宝の見つけ方
なんかおかしいと思ったら前回日にち間違えて投稿してるじゃん!
私がどうにか猫さんと仲良くなろうと頑張っていると、リッカちゃんからご飯が出来上がったとの声が響きました。
その声を聞くや否や、猫さんは私の手をすり抜けリッカちゃんの元へ行ってしまいました。
悲しいです…すごく悲しいです…。
「いったい私が何をしたと言うんですか…。」
「アリス?俺の知っている言葉にツンデレって言葉があってだね…」
私達は朝ごはんを食べながら、お兄ちゃんの言葉に耳を傾けます。
フムフム、実は好きなのに人前だと素直になれないと…
ちょっと怪しい話ですが、とりあえず信じてみようと思います。
そして、ご飯が終わると最重要事項である猫さんの命名です。
どんなのがいいでしょうか?どうせなら可愛い名前がいいですよね。
そして、お兄ちゃんを交えず2人で決めた名前は『リボン』ちゃんです!
えっ!理由ですか?首付いてるリボンが可愛いからです!
「どうですか?リボンちゃん?」
私が話しかけるとリボンちゃんはそっぽを向いてしまいました。
これがツンデレと言うやつなんですかね?
「猫の名前決まったの?」
「はい!リボンちゃんって名前です!」
「りぼんか、つまり対抗馬はちゃおとなかよしかな?」
お兄ちゃんがまた変な事を言ってます…
でも『ちゃお』って名前は、なんとなく可愛いですね!
「さて、猫の名前も決まった事だし、そろそろ出発する?それとも1日くらいこの島を散策する?」
「えっ?そうですね…。リッカちゃん、昨日の夜の散歩で何か面白そうな物はありましたか?」
「そうですわね、昨日は川を下って海沿いを歩いていたんですが、特に面白そうな物はなかったですわよ?」
「そうですか、なら出発しましょう!」
「ずいぶん即決するね?」
「えっ、だって面白い物はないんでしょう?なら長居は無用です!さっさと出発しましょう!」
「それじゃ出発です!」
私達はお兄ちゃんに抱きつき浮かび上がりました、リボンちゃんはリッカちゃんの襟巻きになっていましたがリッカちゃんが私のフードの中に入れてくれました。
「いいですか?空にいる時には大人しくしてくださいね、落ちてしまったら大変ですわよ?」
首がちょっと重たいですが、一緒なのは嬉しいです。でも、あまりちょっかいをかけると本当に嫌われてしまうのでそっとしておきます。
これで少しでも仲良くなれるといいのですが…。
そして私達はぐんぐんスピードをあげながら北に向けて飛び立ちました。
一度こうなってしまえば後はお兄ちゃんに抱きついているだけになります。
つまり暇です、さっそくと言わんばかりにリッカちゃんは寝ていますし…。
そして、数時間が経過して。
「あれ?」
「お兄ちゃん?どうかしたんですか?」
「いや、あそこに船が浮いてるからさ。」
見るとそこにはそこそこの多きさの船が浮いていました。
しかし、その船はマストが折れていて、航行しているのではなく、潮の流れに身を任せ漂っているだけのようです。
私は咄嗟に探知魔法を使い船の中を探ります。
すると私の探知魔法に反応したリッカちゃんが目を覚ましました。
首の後ろではリボンちゃんも、もぞもぞとしています。
どうやら起こしてしまったようです。
「敵ですの?」
リッカちゃんは即座にアイテムボックスからライト性バーを取り出し辺りを見回します。
「いえ、中に生き物の気配はありません。」
「中?」
「あそこの船の中です。」
「あぁ、あの船でしたか。」
「誰も居ないんなら、ちょっと休憩していこうよ、ずっと飛んでるのは疲れるし。でも、生き物がいなくても幽霊がいるかも知れないけど。」
「ゆ、幽霊なんているわけ…」
ない…ですよね?
「いや、異世界ならあんな感じの船には幽霊が守るお宝が眠っているのがテンプレだよ!」
「お宝ですの!」
なんで、リッカちゃんがお宝に反応するんですかね?
私は反対しました。
しかし、案件は2:1で可決され私達は船の上に降り立ちました。
私は一心同体であるリボンちゃんの票の有効性を主張しましたが、これは2:1で否決されてしまいました。
2人はお宝?を求め船の中に入って行きました。
私は怖いのでリボンちゃんと一緒に甲板でお留守番です、私はフードからリボンちゃんを出すとリボンちゃんはそわそわと落ち着かない様子で辺りを見回しています。
そして、おもむろに折れたマストの所に行くと…爪を磨ぎ始めました…。
しばらくすると2人が戻って来て中の様子について教えてくれました、中には船長さんの物と思われる日記があったそうです。日記は異国の国の文字でかかれていて、私には読むことはできませんでした。でも、お兄ちゃんとリッカちゃんは読めるそうなので内容を教えてもらいました。
日記は最初の3日だけどうでもいい日常が書かれていて、その後は白紙。最後のページには…(船、嵐に遭遇、帆柱折れ、航行不能、2日後、無事全員救助される)と書かれていたそうです。
典型的な3日坊主の船長さんだったみたいですね…。
そして最後にはメモ用紙になったと…。
私達は甲板の上で遅めのお昼を食べ、再び出発しました。
お兄ちゃんが本で調べた事によると、このまま行けば暗くなる前には北の大陸に着くだろうとの事でした。
そして、暗くなる少し前に、大陸と思われる場所に降り立ちました。
次回は、まさかのリボン視点ですw(予定)




