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66話 デートの仕方

おはようございます。


今日の私は当然のように抱き枕にされながら目を覚ましました。

「アリス起きた?」

おや?今日は珍しくお兄ちゃんが先に起きていたみたいですね?

「お兄ちゃんおはようございます、今日はどうしたんですか?珍しく私より早く起きて…」

「いや、今リッカちゃんの様子をみて戻って来た所、いろいろあってようやく寝てくれたから俺も寝ようかと思ったんだけど…。」

『いろいろ』の所に何があったかは深く詮索しないで置きましょう、ひょっとしたらあそこが大惨事になっていたかもしれませんし…。

「そうなんですか、なら私をこのまま枕にしていていいので今日は二度寝しましょう?」

「うん、おやすみ~」

そして私を『ぎゅっと』したと思うと、あっという間に寝てしまいました、いったい何時から起きていたのでしょう…。




そして2人揃ってお昼前に目を覚ましました、リッカちゃんの様子を見ると、だいぶ顔色が良くなっていて、気持ち良さそうにすやすやと寝息を立てていました。

「もう付いて居なくても大丈夫そうだね、これなら買い物とかにも行けるかな。」

「何か必要な物でもあるんですか?」

「いや、特には…ただ1日暇してるのが耐えられなくてね」

「それなら私とデートしましょう!」

「…寝込んでいるリッカちゃんを置いてデートなの?もっと別の言い方あるでしょ?」

「え?……逢引きとか?」




という訳で私達はゴンザの街の中に来ています、当然リッカちゃんは置いてきました!


「それにしても人がいないな…」

「…確かに誰もいませんね?」

これも流行り病の影響なんでしょうか?それなのに無防備に街中をふらついている私達もどうかと思いますが…。

「それで、どこに行くんですか?」

「うーん、本当は買い物とかしたかったんだけど…やっているお店がないんだよねぇ…。」

はい、街は人っ子一人いません。当然お店もやっていません。

「それじゃどうするんですか?」

「そうだなぁ…」




そして私達は…なんと!

デートしています!!

私はやりました!!!

ついに勝ち取ったのです!!!!


そして今私達がいるのは岬になっている公園、崖下は岩場でその先は海です!

紛うことなきデートスポットですね!

公園と言ってもいくつかのベンチとその片隅に小さな鐘がある程度の公園ですが…。

でも、きっとこの鐘を2人で鳴らすと何かあるに違いありません!

さっそく2人で鳴らします。お兄ちゃんは何かよくない事が起こりそうと言って渋ってましたが関係ありません。フラグでもないはずです!

私は心の中でリッカちゃんに謝りながら鐘を鳴らしました。


「よし、せっかく海まで来たし、魚でも獲ろうか。」

「え?魚ですか?でも、ここ崖の上ですけど…?」

「空は翔べるから大丈夫だよ?」

…そうでした。そういえばさっきも浮いていました…。

「でも空を飛べても魚は取れませんよ?」

「そこはアリスに教えた土魔法でね。」

???

…全く分かりませんが、恐らく私の想像の斜め上を行く方法で魚を取るのでしょう…。

「それじゃ行くよー」

そしてお兄ちゃんは私をお姫様抱っこして崖から飛び………降りました。

いえ…これは…。

落ーちーてーまーす!!

お兄ちゃん!魔法使うの忘れてます!

この高さから落ちたら死んでしまいます!!

下まで50㍍はあります!

「お兄ちゃん!魔法!!魔法使って!!」

そして『ドン!』っと音がしてお兄ちゃんは綺麗に着地しました。

「これくらいの高さなら魔法は要らないよ?」


「…例え大丈夫でも怖いから使って下さい!」

「漏らした?」

「漏らしてません!」

大丈夫です、漏れてないです…ちょっとだけです。

「これくらいで漏らすのはリッカちゃんくらいです。」

「あぁ、確かにリッカちゃんなら…」

…やっぱり前科持ちみたいです…。


私はお兄ちゃんに降ろしてもらい念のためコッソリあそこを確認します…。

うん、大丈夫です!大惨事にはなってないです!

「アリスどうかした?」

「なんでもないです!それより、お魚さんを捕るんじゃないんですか?」

ここはさっさと話題を切り替える事にします。

「あぁ、そうだった。アリスのお漏らし騒ぎで忘れる所だった」

「だから(ちょっとしか)漏らしてません!それはもういいですから、お魚さんを捕りましょう!」


そして、見事に話題の切り替えには失敗しました…。



申し訳ないですが書き貯めに追い付いてしまったので来月から更新速度を落とします。

具体的には偶数日更新にしようと思っていま

す。


今月は…毎日がんばる!

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