57話 新たなる旅立ちの仕方
その後、私達は商業ギルドで依頼の達成報酬を貰い、護衛依頼を受けた商人の人達の所に来ています。
「今回は人気の薄い遠方のゴンザへの護衛依頼を受けて頂きありがとうございます。しかもアリスさんはAランクだとか」
「いえいえ、こちらも丁度北方向に向かいたかったので。」
今回はゴンザという街に行く事になりました、どんな街なのか楽しみです。
「それで、出発がだいぶ遅れてまして…できればすぐにでも出発したいのですが…。」
リッカちゃんもそうですが王都の人は皆さんはせっかちですね?もっと心にゆとりを持った方がいいと思います。
「そうなんですか?なら出発は1時間後くらいでどうでしょう?」
「そんなに早くてよろしいんですか?それならそれで準備致します。」
「ではそれで、俺達も準備してきますね。」
「よし、じゃあアリスは家を回収してきて」
「はい、分かりました」
「リッカちゃんは俺と買い物ね」
「はいですわ!」
「えー!そんなのずるいです!私もお兄ちゃんとデートしたいです!」
「誰がデートなんて言った?夜営で使う食料とかの買い物だよ?ちゃんとアリスのおやつも買ってあげるからさ。」
そう言いながら頭を撫でられます、完全に子供扱いです。
「うぅ…分かりました…。」
「それじゃ1時間より少し早くここに集合ね」
「そして、私はしぶしぶ家を取りに行きました」
そして1時間後…
「俺達が今回、合同依頼を受ける事になったCランクの『ブラックタイガー』だ、パーティーはCランクだが俺はBランクだよろしくな。」
Bランクの所が強調されてましたが些細な事なのでスルーします。
ブラックタイガーの皆さんは男性剣士3人と女性魔法使い2人の5人パーティーでした、私達と合わせるとバランスの取れたいいパーティになりそうです。
そして今度はこちらの紹介の番ですね
「えーと、私達は……。」
「お兄ちゃんお兄ちゃん!」
「なんだ?」
「私達のパーティー名はなんですか?」
「え?………そんなのあったっけ?」
「ないですわよね?」
「えー!どうしましょう…」
「なんでもいいんじゃない?愉快なアリスと仲間達とか」
「そんなの嫌ですよ!もっとカッコいい名前がいいです!」
「…あの、そろそろ出発したいのですが…。」
「「「…ごめんなさい」」ですわ」
「それでは出発致します」
結局パーティー名は後回しになりました。
早く決めないと本当に愉快なアリスと仲間達になってしまいます!
そして馬車が動き出します。
馬車は4台で商人が3人御者も3人、そして同じ依頼を受けたCランク冒険者のパーティーが5人、商人さんの2人は交代で1台の御者もするみたいです。
編成は初日で王都から近く盗賊もまだ出ないだろうと言う事で全員が馬車に乗っていて、先頭にCランク冒険者の3人、2台目に2人
3台目に商人2人、私達は最後尾に3人で乗ってます。
そしてウサギをブラックタイガーの人達が狩った程度のイベントがあった程度で暗くなり夜営する事になりました
「「「……。」」」
「…おい、これはなんだ?」
「これは、私の城(犬小屋)です!!」
「そ、そうか…。」
(((それで納得するんだ…。)))
しかし、王都においてあるポツンと感と匹敵するくらいに街道脇にポツンと感がありますね…。大きいはずなのに小さく見えます…。
「皆さんご飯できましたわよ」
そして大岩のテーブルにご飯が並べられます
「本来なら私共が食事を用意しなければいけないのですが…。」
「そうなんですの?では明日の朝はお願いしますわ」
「ウサギを狩ったから今日はまともな物が食えると思ったんだが…」
「まともじゃなくて豪華だな…」
それにしても…14人分はすごく多く見えますね。
「これ旨いな!」
「「本当旨いな!!」」
それにしても…男性冒険者の皆さんがっつき過ぎでは…?
そして流石にこの家に14人は多過ぎるのでテントも出しました。
テントにはブラックタイガーの皆さんが入り魔物の襲来に備えるとか、御者の3人は馬車の中で寝るそうです。
よって家の客間には商人さんがお泊まりです。
「2階の奥が客間になってるので寝る時はそちらを使って下さい」
「まさか夜営で家に泊まれるとは…」
「と言うかこの大容量のアイテムボックスで商品を運んで貰えれば…」
なんか商人さん達から熱い視線を感じますね…
「それじゃ私達は先にお風呂に入りますので」
「…風呂まであるのか…。」
今日もお兄ちゃんに泡風呂にしてもらいました、とっても楽しかったです!
そしてパジャマに着替え、お風呂を商人さん達に譲り、明日も早いので寝る事に…。
「それじゃ、おやすみなさい」




