50話 間伐の仕方
ちょっと長いです。
それから私達は間伐についての説明を受けました。どれを斬ってどれを残すのか、ってやつです。
まぁ、私にはさっぱり分からなかったのでその辺はお兄ちゃんに任せます。
いいんです、適材適所ってやつです。
ドワーフのおじさん…確か名前は…エリクさん、とは間伐がある程度終わって木が集まってからまた合う事になりました。
「皆さんに間伐して頂く森はあちらになります」
そして、受付のおば…じゃなくてお姉さんに案内してもらい私達は王都を出て少し歩き、間伐依頼の出ている森を見渡せる丘の上に来ています。
「結構広い森ですね」
「森…と言うより山だな…東京ドーム何個分だろ?」
とーきょーどーむがなんだかは分かりませんが、たぶんものすごく広い物なのでしょう
「しかし、間伐はめんどくさいな、山を吹き飛ばすだけなら簡単なのに…」
「なにを恐ろしい事を言ってるんですの!?」
「冗談だよ?」
冗談ではないような気もしますが、話が長くなりそうなので、ここはスルーしておきます。
「それじゃ今日はそろそろ日が暮れるし作業は明日からにしようか」
「そうですわね、結局お昼も食べ損ねましたし…。」
「じゃあ今夜はどこかに食べに行きましょう!」
「そうだな、アリスの奢りで」
「まぁ、アリスさんごちそうさまですわ」
「私まで奢ってもらって悪いですね」
「なんでそうなるんですか!?」
「お姉さん、どこかいいお店知ってますか?」
「それなら夜景の見える高級レストランとかどうですか?」
「いいですわね、夜景の見えるレストランでお兄様とディナーなんて素敵ですわぁ」
みんなひどいです、結局、便乗した受付のお姉さんの分まで奢る事になってしまいました…。
お姉さんと別れてから宿に戻り一緒にお風呂に入りパジャマに着替えてから明日の間伐の為の勉強をします。
「要するに、残した木からアリスの歩幅で5歩の場所にある木は残す木で、他の木は間伐対象って事なんだけど…分かった?」
「はい!分かりました!(たぶん)」
「よし、じゃあ明日は早いしそろそろ寝ようか」
「はい!」
今日はお兄ちゃんに抱きついて寝ます
「おやすみなさい」
[その頃王宮にて]
「なに?あの森の間伐依頼を受けた者がいるだと?」
「はい!ようやく現れてくてましたね王様」
「これでようやく森から溢れる魔物の対策が取りやすくなるな、間伐を受けた者が魔物に遣られなければいいが…。」
「ですが、王都に定期的に木材が入ってくるようになれば冬場の燃料になり魔石の消費削減にも繋がります、また溢れた魔物が討伐しやすくなり食料事情も大幅に改善される見込みです」
「しかもあの依頼はかなり報酬額を下げているのだろう?」
「はい、よって依頼を受けた者は木材を売って収入にしますので、それを王宮で買い叩き冬場に売る訳です」
「なるほど、つまり………。」
王宮での悪巧みが続き夜は更けていく…。
「おはようございます」
今日は見事にお兄ちゃんに抱き付かれてます、でもまだ起きるには少し早いですね…
うん、二度寝しましょう、そうしましょう。
という事で…おやすみなさい(スヤァ
そして、見事に寝過ごし…昼少し前…。
確か宿のチェックアウトが昼だったはず…。
そして、お兄ちゃんもリッカちゃんも居ません!?完全に置いていかれました!ヤバヤバです!
早く準備しないと…っと思いながら着替えていると部屋のドアが開きました
「あれ?アリス今起きたの?」
「お兄ちゃん!なんで起こしてくれないんですか!!」
「いや、起こしたけど起きなかったから…」
「おかげで楽しいお買い物デートができましたわ、アリスさんありがとうございます」
「なんですと!?リッカちゃんずるいです!」
「暢気に涎を垂らして寝てた方が悪いんですわ」
なんと!私はまた涎を垂らしてたんですか!?
「そんな事よりさっさと準備してチェックアウトするよ」
そうでした早く着替えないと…。
そして、チェックアウトして適当にお昼ご飯を食べてから森に向かいます。
「思ったより遠かったですね」
途中から身体強化魔法で加速したのに1時間くらいかかってしまいました。
「誰かさんが寝坊しなければもっと早く着いたんだけどな?」
「いったい誰なんですかね、こんな日に寝坊なんてした人は!」
「まぁ、そのおかげで楽しいデートができましたので私は感謝してますわ」
リッカちゃんずるいです、私もデートしたかったです…。
「無駄話は終わりにして作業始めるぞ?」
「作業と言われても…どうしますの?」
「とりあえず適当にこの木を基準で1人3列くらいづつやろうか」
「その木が基準ならこの木は残して残りは貰っていいやつですね?」
「まぁ、そうなるな」
「じゃあ行きます!」
私は水魔法を飛ばし木を切断します、するとなんと木がお兄ちゃんの方に倒れて行きます
「ちょ!」
スッ…
そして、お兄ちゃんが木をアイテムボックスにしまいました。
「危ないよアリス!」
「あぁ!ごめんなさい、まさかそっちに倒れるとは思わなくて…。」
「これはお仕置きが必要だな。」
「えぇ!」
「お尻ペンペンですわね!」
「ひぃぃ!」
私はお尻を抑えながら後退りします
「さて、遊んでないでさっさと始めようか」
「はいですわ」
「え?」
するとお兄ちゃんは木を切らずにそのままアイテムボックスに入れました
なるほど…そうすれば良かったんですね…まぁ地面にポッカリと穴が空いてますが…
そして、木をしまいながら歩く事約2時間…途中、オークとかを何頭か狩りつつ、ようやく森の反対側に出ました、振り返るとまっすぐ等間隔で木が整列しています。
「やっと反対側か…これかなり時間がかかりそうだな…」
「何かいい方法を考えませんと時間ばかりがかかってしまいますわね…」
「と言うかすでに家を建てるだけなら材料足りてませんか?」
「「「………。」」」
「よし。今日は日が暮れるまで復路の間伐をして夜営、明日は王都に戻ってドワーフのオッサンの所に行こう!」
「「賛成!」ですわ!」
私達はどうにか日が暮れる前に復路の間伐を終えました、これで50mくらいの幅で木がきちんと整列して遠くがよく見えるようになりました。
とりあえず10万字達成
王宮の所を後付けしたら文字数が増えてしまった…。




