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48話 ラクガキの書き方

結局、金貨はギルドで預かって貰う事になりました。

なんでもギルドカードがキャッシュカード?にもなると言う事らしいです。…私にはよく分かりませんが…。

ギルドに預けていれば利子も付くみたいです。…これも私にはよく分かりません。



その後、依頼は受けずにギルドを出て王都の活気に引き寄せられるように広場までやってきました。

辺りを見回してみるとオーク、オーク、オークと、どこもかしこもオークばかりでした。

そう言えばお祭りでしたね。

「どれもこれも安いですわ、さっそく大量に買い占めますわよ!」

オークは自分で狩れますが売り物は部位ごとに使いやすい大きさにカットされてますからね。

加工費を含めても安いです

私達は金に物言わせ買い占めていきます、ついでに野菜や果物なんかも買っています。…でもしばらくはオーク肉料理が続きそうですね…。

屋台で買い食いしながら買い物していると、あっという間に日が暮れてしまいました。


私は貰ったお金の使い道を考えながら宿に戻りました。




「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

「ん?どうかした?」

私は3人でお風呂に入りながらお兄ちゃんに話しかけます

「あのね、家を建てようと思うの!」

「家ですの?でも王都だと土地代だけで結構な額になりますわよ?」

「土地はいらないよ、持ち歩くから」

「「持ち歩く!?」」

「うん!そうすれば夜営の時にテント使わなくてすむし。」

「家を持ち歩くって発想はなかったな…」

「どんな家にするんですの?」

「えっと、持ち歩くし、大きさはそんなに大きくなくていいから…お茶の間と寝室だけでいいかな?それにトイレとお風呂くらい?」

「それなら床面積を小さくして2階建てにした方がいいかも、2階建てなら客間も作れそうだし」

「ならさっそく間取りを考えなくては!」

ザバッっとお風呂を出ようと立ち上がるとお兄ちゃんに止められます

「ちゃんと肩まで浸かって100数えようね」

「えー、100は長いですよ!!」

「…いや、普通に数えなよ…。」

「ひー、ふー、みー、よー……」

「結局その数え方なのね…。」




私はお風呂から出た後、パジャマに着替えて、さっそく間取り図の作成に取り掛かります

「えっと、1階は玄関、トイレ、お風呂、あとお茶の間だけでいいかな?それで2階は寝室と客間?廊下とかも書いた方がいいよね?」



「アリス?そろそろ寝るよ?」

「もう…ちょっとだけ!」

「そうなの?俺は先に寝るよ?」

「分かった、お兄ちゃんおやすみー」

「おやすみー」






「うーん、できた!」

と言ってもお兄ちゃんは寝てるんでした、見せるのは明日にして私も寝ましょう…


………ベッドではペンギンさんがうさぎさんを抱っこして寝ていました…。

しかもペンギンさんの後ろのスペースよりうさぎさんの後ろのスペースの方が広いです…。

当然2羽の間にスペースはありません…。

仕方ないのでうさぎさんに抱きついて寝ます、今日は寝るのが遅くなった私が悪いのです…。





そして翌朝…

「お兄ちゃん!どうですか!?」

「…どう?って言われても…。とりあえずアリスに絵の才能がない事は分かった」

「なんでですか!」

「いや…このラクガキが間取り図だと思えないし…」

「ひどいです!」

「ちょっと見せてくださいまし」

私はリッカちゃんに絵を渡します、リッカちゃんなら分かってくれる…はず…。

「ふーむ…。ちょっと私が手直ししてみますわ」

するとペンと紙を取り出し書き始めました、些か手直しのレベルを越えてるように見えなくもないですがおとなしく見てる事にします。



「こんな感じでどうでしょう?」

うん、少し綺麗に見えますね。少なくとも私の思った事は伝わっています

「どれどれ………リッカちゃん…よくあのラクガキを理解できたね…。しかも絵じゃなくてちゃんと設計図になってるし…。」

「私の絵はラクガキじゃないです!」

「そんなに誉めたいなら頭を撫でてくれればいいですわ」

リッカちゃんは頭を撫でられています、なんでですか!ずるいです!



「それで、今度はこれをどうすればいいんだ?」

「商業ギルドに依頼して職人を紹介してもらうとかでしょうか?」

「商業ギルドですね!では、さっそく行きましょう!」

「アリス、とりあえず朝ご飯にしような?」





私は急いで朝ご飯を食べて商業ギルドに向かいます。

「お兄ちゃん速く速く!」

「ギルドは逃げないから大丈夫だよ」

「…なんだかデジャブを感じますわね…。」


「ところで、お兄ちゃん?」

「どうした?」

「商業ギルドってどこですか?」

「…知らないで引っ張ってたの?」

「お兄ちゃんが言わないからこっちでいいのかと思って…。」

「俺はアリスが知っている物だと…」



「もう、2人共なにやってるんですの?ギルドはあっちですわよ」

そう言ってお兄ちゃんの手を引いて今来た道を引き返して行きます…

「なんでもっと早く言ってくれないんですか!」

「知りませんわ、聞かなかったアリスさんが悪いんですわ」


ギルドはすぐ近くにありました、と言うかここはさっき通った所じゃないですか!

なんで気が付かなかったんでしょう?



ペンギンの数え方って(1羽、2羽…)で合ってるんですかね?

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