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46話 ライト製バーの使い方

私達は急かすリッカちゃんに引っ張られ冒険者ギルドに向かっています。

「さぁ、速く速くですわ!」

「ギルドは逃げないから大丈夫だよ」



そして程なくギルドに到着

リッカちゃんはまっすぐにカウンターの方へ

「私、冒険者になりたいんですけど」

「はいよ、って…あんたは確か貴族の…伯爵家令嬢の…リッカだったか?」

「そうですけど、それが何か?」

リッカちゃんって伯爵家の娘だったんですね…だから大きな屋敷に住んでたんですね…って私の足元に黒いもふもふがいます!

かわいいです。もふもふ


「貴族の娘を勝手に冒険者なんかにできる訳がないだろ?」

「なぜ貴族の娘はダメなんですの?」

「金銭にも困ってないのに子供をホイホイと冒険者にしてみろ、あっという間に魔物の餌食にされるのが見えてる、だから登録させない。逆に孤児なんかは仕方なく登録させる、冒険者になれば生きる可能性が出てくるからな。」

…だから私は登録できたんですね。もふもふ

「要するに、魔物の餌食にならないくらい強ければ登録して貰えるんですのね?」

「まぁ、…それならいいけどよ。でも強さを測るのは元Sランクのギルマスだ、引退した今でもそこらのAランクには引けを取らないぞ?」

「つまりその人に勝てれば冒険者にして貰えるんですね?」

「戦うだけじゃなくて勝つつもりなのか?それなら勝てれば冒険者にしてやるよ」

「言質は取りましたわよ?」



私達はギルドの裏に移動しました、もふもふも一緒に少し離れたベンチの所で堪能中です。もふもふ



[リッカ視点]


「それで、そのギルマスとやらはどこですの?」

「まだ分からないのか?俺が元Sランクのギルマスのライクだ、見ただけで強さを測れないような奴を冒険者にさせる訳にはいかないな」

「あら?見た目で強さを測れないのはあなたではなくて?」

「ずいぶんと自信があるようだな?」

するとギルマスは剣を抜きます、刃引きでは…ありませんわね…。

「どうした?怖じ気付いたか?知っているぞ、お前は魔法が使えないうえに右手が動かないとな。」

「あら?ずいぶんと古い情報をお持ちですのね?でも今の私は右手も動きますし魔法も使えるんですのよ?でも…そう言うのなら…ハンデとして左手1本で戦って差し上げますわ!」

「ずいぶんと嘗められた物だな、だが俺も忙しくてな、他にも仕事があるから、さっさと終わらせてもらうぞ」


「お兄様、あれ使ってもいいですか?」

「切った剣の先には注意しなよ?」

「分かってますわ!」


「無駄話は終わったか?そろそろいくぞ?」

「いつでもどうぞ」

私は左手だけで棒を構えます

「そんな短い棒?で何ができる?」

ギルマスが斬りかかってきましたわ、…でも遅いような気がしますわね?私は右にかわします。

その流れで、かわしながら斬りかかります。

『ブォン』

ギルマスはびっくりした表情をしつつも体をひねりかわしましたわ。流石ですわね。

私は体制を建て直しギルマスを斬り上げて攻撃します、それに対してギルマスは剣で受け止めようとして…

『ブォン』

『スパッ』

ギルマスの剣が切れましたわ…まるで熱したナイフでバターを切るかのごとく…そのままギルマスの首筋で剣を止めます

「くっ…」

「どうですか?まだやりますか?」



「…そうだな…できればもう一回やりたい、剣の特性を知ってから戦ってみたい」

「冒険者にはして貰えますか?」

「とりあえず、そこらの魔物の餌食にされる事はなさそうだからな、問題ない。」




[アリス視点]


「リッカちゃんまだ戦うの?」

「そうみたいだな」

黒毛玉に逃げられた私はお兄ちゃんの側に来ました

「悪いが本気を出させてもらう」

そう言ってギルマスは切られた剣を捨てて新たに2本の剣を両手に持っています

「2本に増えた程度で勝てるんですの?」

「さぁな」



そしてリッカちゃんとギルマスの2試合目が始まりました。


「ギルマスって戦闘狂なのかな?」

「銭湯ですか?それもいいですね!たまには広いお風呂でゆったりのんびりしたいです」

「その銭湯じゃないんだけど…まぁ、たまには1人でゆっくりと広いお風呂もいいかもね」

「えっ!…いえ、やっぱり銭湯はだめです!」

「えっ?なんで?」

「そんな事したらお兄ちゃんに頭も洗って貰えません!!」

「えっ、アリスは1人で頭洗えるでしょ?」

「だめです!お風呂は一緒に入ります!」

「はいはい、分かりました」

分かればいいのです。



そうこうしてる間に決着が付いたようです。

試合は全く見てませんでしたが2本の剣を斬られながらもギルマスが勝ったみたいです

と言うかリッカちゃんの剣はすごいですね、流石は伯爵家の娘です、持っている物が違います。



「はぁ、負けてしまいましたわ…。」

「でも最後まで左手だけで戦ってたじゃん?」

お兄ちゃんはちゃんと見てたんですね

「それでも悔しいですわ!」

「あれ?顔の所少し切れてるじゃん、直してあげるね」

リッカちゃんの頬の辺りが光ってみるみる傷が治っていきます

「お前さん、治療魔法が使えるのか?すまんが俺も治してくれんか?」

見るとギルマスはあちこち傷だらけですね…。

「あぁ、いいですよ」

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

「ん?どうかした?」

「私も治療魔法覚えたいです!」




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