45話 身体強化の使い方
「お待たせ致しましたわ」
「今日も美味しそうだね」
「美味しそうではなく美味しいのですわ」
今日のメニューはオムレツですね、これくらいなら私でも作れそうです。
「「「いただきます」」」
パクリ、んーんふわふわしててとっても美味しいです、でもこれは…悔しいですが私には作れないです…。
リッカちゃん、お料理上手すぎです…。
「「ごちそうさまでした」」
「ふふ、お粗末さまですわ」
「美味しかったよ」
「ぁ、ありがとう…ですゎ…///」
「それで今日は身体強化だっけ?」
「「はい」ですわ!」
「それじゃとりあえず外の広い場所に移動しなきゃね」
そして私達は王都の外のひろーい草原にやって来ました、リ○クさんも真っ青な草刈り魔法でどこかの地上絵みたいなスペースを作りました。
こんどは大きな岩はないみたいです。
「まぁ場所はこんなもんかな」
「それじゃ、どっちからやる?」
「はい!」
「じゃアリスからね、おいで」
私はお兄ちゃんに後ろから抱きしめられました。
「それじゃやるよ」
体の中がぐるぐるするような感じがして…
「うっ…」
「痛かった?」
「だ…大丈夫…」
「動ける?」
「ちょっと待って下さい」
もう少し抱きしめて貰いたいので少し待って貰います
「…アリス?」
「なんでしょうか?」
「もう大丈夫?」
「いいえ、もっと強く抱きしめてください!」
「あぁ…なるほど…。」
「い、痛い痛い痛い!!!」
私はお兄ちゃんを振りほどきます
「何するんですか!」
「言われたように強く抱きしめただけだけど?」
お兄ちゃんがにやけています、絶対わざとです!
「じゃぁ、次はリッカちゃんだね、おいで」
「はいですわ」
「……どう?」
「どう…って?どうすればいいんですの?」
「この状態を自分で維持できそう?」
「それならできそうですけど…これだけですの?」
「これだけだよ?」
「?…魔法ってこんなに簡単なんですの?」
「簡単だと思ってくれたならよかったよ」
「お兄ちゃん!私とリッカちゃんで扱いが違います!ずるいです!」
「同じ事教えたんだけど…?」
「そうじゃなくて!」
「じゃぁアリスはほっといて早速実践してみようか」
「私を無視しないでください」
「無視しないよ、アリス早く剣出して」
「えっ?剣?」
「牛の剣だよ」
「あぁ、あれですか」
私は剣をだします
「じゃぁこの状態で一緒にリッカちゃんと軽く撃ち合って見ようか、リッカちゃんも普通の剣使ってね」
…普通じゃない剣もあるのでしょうか?
『キンキンキン』
「どう?強くなったきがする?」
「心なしか強くなったような気がしますが…よく分かりませんわね」
「じゃぁ俺が魔法解除してみるね」
『キーン!』グサッ…
お兄ちゃんの剣が弾き飛ばされ地面に刺さりました。
「えっ!?」
「痛ってぇ…」
「だ…大丈夫ですか!?」
お兄ちゃんの手の皮が剥けて血が出てます、痛そうです…
「大丈夫、これくらい魔法でね」
と言ったら手が淡く光って瞬く間に傷が癒えていきます。
「やっぱりお兄ちゃんの魔法は凄いです!」
「自分の怪我を直すのは難しくないからね、他人の怪我、特に内面で時間がたった怪我ほど難しいからね」
「えっ…そ、それじゃ私は…」
「難しいってだけで直せない訳じゃないよ…まぁ直せない物もあるけどね…」
「リッカちゃん怪我してたの?もしかしてオーガの時?」
「えっ、そ…そうですわ!じつはオーガに殴られた時に…」
「そうだったんですね、私気がつきませんでした」
「まぁ、気付かれないようにしてましたし、それにしてもお兄様、今の剣は本当に私の力ですの?」
「そうだけど…信じられない?」
「正直な所…。」
「大丈夫、すぐに試せるよ…ほら来た」
お兄ちゃんの指差す先に居たのはオーガです、しかも5頭…テンプレですね…。
「あれはオーガ!」
「それじゃ、リッカちゃん5頭倒してみて」
「全部まとめてですか!?無理ですわ」
「大丈夫、怪我しても絶対に直すから!」
「…分かりましたわ」
「アリスは危なくなったら援護してあげてね」
「はーい」
「まぁ、その心配はいらないだろうけど…。」
「いきます!」
ズバズバーン
「終わったね」
僅か10秒程の出来事でした…
リッカちゃんが走り出したかと思ったらオーガの首が飛びました、その後首を切ったリッカちゃんが首を切り首を切り、最後に首を切りました。
「リッカちゃん、めっちゃ強かったです!」
「…こ、これが私ですの…。」
「どう?分かった?」
「お兄様…私に何をしたんですの?」
「魔力の容量を増やして魔法を教えただけだよ?リッカちゃんは元からかなり鍛えてたんでしょ?身体強化は元の筋力の影響大きく受けるから鍛えていればいるほどその倍率も大きくなる、だからこんなオーガごときに遅れはとらないよ」
「これが本当に私の力…なのですわね…。」
リッカちゃんが手のひらを見ながら考え込んでます、手相でも見てるんでしょうか?
「どうかしたの?」
「これで私が冒険者になってもお兄様の迷惑をかける事がなくなりますか?」
「もしかして一緒に冒険者やる為に頑張ってたの?」
「そうですわ…私は弱いから迷惑をかけてしまうと思って…。」
「一緒に冒険者したいなら弱くても構わないよ?正直な所ご飯作ってくれるだけですごく助かってるから。」
「そうなんんですの!?なら、お兄様の気が変わらない内に冒険者になりにギルドに行きますわ!」
「えっ、今から?」
「今からですわ!」




