43話 閑話 言質の取り方(リッカ視点)
剣(棒?)を貰った私は部屋に戻りました、魔力を使い程よく運動したおかげか眠くなってきました。私はうさぎに着替えてベッドに入ります、お兄様もペンギンに着替えて入ってきました。
「今日はアリスさんが居ないから独り占めですわ!」
私はもふもふに抱きついて寝ます
「おやすみなさいですわ」
「うん、おやすみー」
ペンギンの手でうさぎの頭を撫でられます、幸せですわー。
「リッカちゃん起きて」ゆっさゆっさ
肩を揺すられています、私の安眠を妨害するのは誰ですか?
「う~ん、あと5分…。」
「確か女の子を起こすにはキスすればいいんだったかな?」
「ふぇ!」
私はびっくりして飛び起きました
「リッカちゃんおはよう」
「…おはよう…ございます、ですわ…」
私のバカバカー!!このまま寝ていればお兄様に…キスして貰えたかも知れないのに…。
「朝ご飯食べたら早速始めるよ」
「ふぇ、何を始めるんですの?」
「え?昨日の続きだけど?」
「続きって…あの…痛いやつですの?」
「残念ながら痛いやつだね」
「…そんな…。あれで終わりじゃ…。」
朝ご飯はお兄様が作ってくれました、人並み程度の腕前はあるようでそれなりに美味しかったですわ。
「じゃあ、始めるけど準備はいい?」
「はいですわ!」
今日はトイレにも行きましたから大丈夫…なはず!
そして昨日と同じように後ろから抱きしめられました。
「じゃ、いくよ。そうそう、今日はしちゃっても大丈夫なように終わったらオムツをあててあげるからね」
「えっ!?ちょっとmああああぁぁぁ」
痛いですわー
じゃなくてオムツってなんですの!?聞いてませんわー!?
「い…………。」
「じゃぁ買ってくるから少し我慢しててね。」
「まっ…………。」
あぁ…行ってしまいました…。
そして15分程で帰って来たお兄様に、抵抗むなしく、あれをあてられてしまいました…。
「これで安心だね」
「うぅ…」
酷いですわ…もうお嫁にいけませんわ…。
…これはもうお兄様に貰って戴くしかありませんわね!
でも…お兄様…貰ってくれるでしょうか…。
そして、お昼を過ぎしばらくして…。
きましたわ、ついにこの時が来てしまいましたわ。
…そうです。
…トイレにいきたいですわ…。
いえ、じつはもっと前からきていたのですが、私は限界までは我慢すると決めていました。
でも、それももう限界ですわ…。
私は伝わるか分かりませんがお兄様に伝えようと声をだそうとしました。
そして聞かされる衝撃の言葉…
「ちょっとトイレ行ってくるね」
「まっ……………。」
お兄様に頭を撫でられてから1人でトイレに向かうお兄様を絶望的な目で見送った私…。
…結局、私の堤防が決壊したのはその後すぐの事でしたわ…。
いいえ!これは決して決壊したのではありませんわ!お兄様に事故の瞬間を見られないようにあえてこのタイミングでしたのですわ!
したのは自分の意志ですわ!
…そして数分後、戻ってきたお兄様に事故現場を見られて…。
それはゴミ箱に入れられました。
「ついでにお風呂入ろうか?」
っと言われて全部脱がされ、お風呂場にお姫様抱っこで連れ去られ…。
「魔力の方ももういいかな?」
っと言われお兄様は私の魔力でお風呂を沸かし…
魔力を使い痛みが引いた私の全身を洗ってもらいました…。
私の苦労は一体なんだったんですの?
もう少し我慢すれば普通にトイレに行けたのに…。
「うぐぅ…」
私は湯船に浸かりながらお兄様に甘えて後ろから抱きしめて貰います。
「どうかしたの?いつもは隅の方で丸まってるのに」
「あ、あの…お兄様にお願いがありますの…。」
「ん?なにかな?」
「わ、私…お兄様にこんな事されてしまって、もうお嫁にいけませんわ…。だ、だから…その、お兄様!私を貰ってくれませんか?」
「リッカちゃんはかわいいし料理も上手だから嫁の貰い手には困らないと思うよ?」
「それなら!別にお兄様が貰っても構わないですわよね!?」
「えっ!…そうだなぁ…リッカちゃんが大きくなった時に気が変わってなかったら貰ってあげるよ」
「本当ですの?約束ですわよ!」
言質は取りましたわよ?
「はいはい、約束ね。」
そして頭を撫でられます。
でも、そんな幸せの時は長くは続きませんでしたわ
「なにやら外が騒がしいですわね?」
「アリスが寂しくなって帰って来たのかな?」
「1日で寂しくなったんですの?」
「でも、他に入ってくる人もいないしなぁ…」
すると風呂場のドアが開いて…
「私もお風呂入ります!」
「アリスおかえり…って、かなり血の匂いがするね…」
お祭りに参加していたはずのお邪魔虫が帰って来てしまいました…血の匂いを撒き散らしながら…。
次回からアリス視点に戻ります




