41話 閑話 魔法の覚え方(リッカ視点)
「……………。」
「んん…リッカちゃんおはよう。ん?なんか湿っぽい?」
私はしばらく放心していたようです。最初は暖かかったそれは次第に冷えて、今は冷たくなっています。
体の痛みはだいぶ引きました、今は酷い筋肉痛くらいになっています。
「…ぅぅ……。」
でも涙は止まりません…。
「……汗かいちゃったかな?お風呂行こっか」
私は「コクリ」と頷いて俯いたまま動けません
「じゃぁ、ちょっと待っててね」
そう言ってお風呂場の方に行き…30秒程で戻ってきました、魔法って便利そうですわ。
帰って来たお兄様はいきなり布団を剥がします。
不意を突かれた私は悲惨な事故現場を目撃されてしまいました…。
そして私の服を脱がしにかかります。
「えっ、何を、やめ…。」
たいした抵抗もできずに全て脱がされてしまいました。
そして、そのままお姫様抱っこでお風呂へ…。
お風呂で、私は放心したままお兄様に全身を綺麗に洗ってもらいました…。
お風呂から出た後体を拭かれて、うさぎさんを着せられました。
もうお嫁に行けませんわ…。
お兄様は私の服と布団一式を洗うみたいです、黄ばんだアレも一緒に…。
大きなシールド魔法に水を張ってぐるぐる回しています。
「布団を洗ってる間にご飯にしようか、街で買ったお弁当だけどね。」
お昼を抜いてるいるのですが、別にお腹は空いてません。
「自分で食べられる?」
ふるふると首を横に振ります、別に食べたくありませんわ…。
「しょうがないなぁ…はい、あーん」
お弁当が私の口元に運ばれてきました、これは恋人どうしでやるやつでは!?
「あーん…」もぐもぐ ごっくん。
さっぱり味が分かりませんわ…
「なんか赤ちゃんみたいだね」
赤ちゃん…ですか…
「確かに…泣くだけで自分で何もできないなんて赤ちゃんみたいですわね…」
「まぁ今回は仕方ないよ、こうなるかも知れないって分かってて寝ちゃった俺の責任もあるしね…」
そう言いますが、それは仕方ないと思いますわ…魔力を大量に消費すると怠くなって眠くなるのは私でも知っています。
「そうなるとお兄様に(魔力的に)トドメを差したのはアリスさんでは?」
「ん?確かにそうだね、アリスに魔法を教えなければ、こんな貴重な体験をする事はなかったかも?」
そんな事を言ってますが実際はお兄様にあの事を伝えられたかどうかは分かりませんわ、あの時は痛みで声もほとんど出ませんでしたし…。
そうこうしてる間にお弁当を食べ終わり洗濯も終わったみたいです、洗濯物はなぜか乾いていてお日様の匂いまでします
「布団一式をまとめて洗える洗濯乾燥機かぁ…魔法って素晴らしいな。」
(お兄様…そんな魔法が使えるのは、あなただけですわ…)
「それで、次は何をしますの?」
「予定だと魔力消費して寝るだけだったんだけど…寝れる?」
「眠くは…ないですわね…」
放心していたのか寝ていたのか分かりませんが眠くはありません。
「だよね…でもまぁ、とりあえず先に魔力だけ消費しようか、何か覚えたい魔法とかある?」
「アイテムボックスがいいですわ!」
「即答だね」
「即答ですわ!」
「まぁ、便利だしねぇ…体はもう痛くない?」
「まだ少し違和感がありますが痛くはないですわ」
「そっか、じゃぁ1つだけお願い。戦争の為には使わないって約束できる?」
「…分かりましたわ、戦争の為には決して使いませんわ」
「そっか、じゃぁやるからこっちおいで…」
…まぁ、そうなると思ってましたが…またお膝の上ですか…。
その後、抱きしめられたり、ぎゅってされたりして簡単にアイテムボックスの魔法を使えるようになりましたわ
「お兄様は魔法を教えるのが上手なのですね?」
「まぁ、アイテムボックスは3回目だしね」
「アリスさん以外にも教えたんですの?」
「ちょっと成り行きでね、それより魔力の方はどう?まだ余ってる感じする?」
「魔力が余ってると言われると怠くなったりしてないので余ってるんでしょうか?」
「なら余ってるのかな?何か方に使いたい魔法とかある?」
「それなら防御系の魔法がいいですわ。私、攻撃は剣を使いますけど相手の魔法を防ぐ手段がありませんので…」
「なるほど…それならやっぱりアリスのワンピースかなぁ…。」
「あのワンピースは魔法なんですの!?」
「魔法だよ、最初は服の上から着る透明のシールドって教えたんだけど…なぜかワンピースになった」
「つまり自分の好きなようにお洋服が作れるって事ですわね!?」
「ちょっとリッカちゃん、近いよ!」
「はっ!」
私としたことが…。
「…そ、それでどうすればいいんですの?」
「はいはい、ちゃんと教えてあげるから慌てないで、ここ座って。」
ちょこん
「まずは、ここをこうして…」
そして、私の私によるお兄様の為のファッションショーが開催され、魔力が尽きるまでファッションショーを楽しみましたわ!
R18?知るかそんなもんw
言われたら直せばいい




