40話 閑話 魔力の増やし方(リッカ視点)
36話から分岐のリッカ視点です(全4話)
「さて、じゃぁリッカちゃん、始めようか」
「はいですわ!」
私はお兄様に魔力を増やして貰う為に宿に残り、アリスさんを見送りました。
「しばらく動けなくなると思うからトイレは済ませておくように」
「…トイレは…大丈夫ですわ」
「そう?じゃぁ始めるけど…ホントに大丈夫?」
「大丈夫ですわ!」
「じゃぁやるけど…ベッドにしようか、おいで」
そこ、いいんですの?
「は、はぃ…」
「ここ座ってね」
「お膝ですか…。」ちょこん…
「やるよ?」
「ひゃ、ひゃい!」
後ろから抱きしめられてびっくりしました、すごくドキドキしてます
「もっとリラックスしていいよ?」
「ドキドキさせてるのは誰ですか!」
「落ち着くまでこうしてようか?」
ずっと抱きしめて貰えるんですの!?
「ぉ、お願いしますゎ…」
ドッキドッキ
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(だめですわ!心拍数上がりまくりですわ!)
なでなで
ぽんぽん
頭を撫でられてぽんぽんされました…
お兄様は私をいくつだと思っているのでしょう?
そう思うと毎回子供扱いされていたような…
私は子供ではないのですが…
「落ち着いてきたみたいだし始めるよ」
「はいですわ!」
そして私の両手首を掴んで、おもいっきり私は抱きしめられ…
(あぁ…なんか体が暖かくなって…魔力が入って来ているような気がしますわ…って。)
「い、痛い!痛い!痛い!体が破裂しますわ!」
お兄様は暴れる私を更に強く押さえ付けます
「はいはい、あと半分くらいだから」
まだ、半分なんですの!?
「い…、いた…い」
暴れていた私は痛みで動けなくなり、お兄様はようやく解放してくれました。
「とりあえずこんなもんかな?」
ようやく魔力を入れ終わったようです。
私はベッドに寝かされ布団をかけられました、布団の僅かな重みすら激痛ですわ…
「流石に魔力使い過ぎて少し怠いな…」
どうやらやるのに相当の魔力を消費したようです、それにしても全身が裂けそうに痛いですわ…
「お………、………、……………………………の?。」
(お兄様、この痛み、どのくらい我慢すればいいんですの?)
「………ごめん、ぜんぜん分かんない」
「うぅ………。」
(うぅ…痛い…ですわ…)
「とりあえず痛いのはよく分かったけど…、でもどうする事もできないし、夜寝るまで痛いから頑張ってね」
お兄様がいい笑顔で話かけてきます、寝るまで痛いのなら寝ようと思っても痛くて寝れそうもありません…。
「暇だなぁ…と言っても特にやる事もないしなぁ…」
『ガチャリ』
突然ドアが開いてなぜかアリスさんをが入ってきました
「リッカちゃんどうしたんですか!大丈夫ですか!?」
「い………………。」
「アリスどうしたの?いい依頼なかった?」
アリスさんは私を無視してお祭り?について説明しています
「その、お祭りに参加する報告の為に戻ってきたの?」
「いえ、お兄ちゃんの使っている探知の魔法を教えて貰おうと思って…」
探知魔法?ですの?
「なるほど、つまりずるを教えろって?」
「いや…そんなつもりは…。」
ずるはよくないですわ!
「なんでもOKなんでしょ?なら教えない訳ないじゃん!」
どうやらお兄様的にはずるではないようですわね…
「じゃぁここ座って」
「えへへ、お膝久しぶりです」
それはずるいですわ!
「そうだっけ?」
「そうですよ」
「どう?分かった?」
「もう、ばっちりです!」
もう終わったんですの?そんな簡単な魔法なんですの??
「じゃぁ、いってきまーす」
「負けたら許さないからな~」
そうですわ!お兄様の手を煩わせておいて負けたら承知しないですわ!
「流石に俺も怠くなってきたし寝ようかな…アリスの襲来は予定外の魔力消費だっし…。」
そう言うとお兄様がベッドに入ってきました、
ベッドの僅かな揺れすらも激痛です。
「うっ」
「あぁ、ごめん痛かった?」
「い………………………………。」
はっ!不味いですわ。お兄様と一緒に寝て抱きつかれたら痛みで死んでしまいますわ!
「お……………………。」
(だめですわ声になりませんわ!)
「うん、おやすみー」
「ちg……………」
(違いますそうじゃありませんわ!)
しばらくして、お兄様の寝息が聞こえてきましたわ…
そしておもむろに私の方に手が伸びてきて…
そのまま抱きしめられました。触られた所に激痛が走ります。
「い…………………!。」
(痛いですわー!)
お兄様、離してください!痛いですわ!
お兄様は気持ちよさそうに寝ています…
私は激痛で涙が溢れています…
更にしばらくして、痛みが引き…と言うか麻痺して感覚がなくなりました。そしてまずい事になりました…。
(トイレに行きたいですわ…)
お兄様は起きる気配はありません、声も出ません、振りほどこうにも動けません、これは…ピンチですわ…。
(14才にもなってお漏らしは絶対に避けないといけませんわ!)
私は我慢しました…最善は尽くしましたわ…。




