35話 パジャマの着方
結局リッカちゃんのお屋敷にもう1泊する事になりました、リッカちゃんは何か決意に満ちた目をしています、魔法の事ですかね?
そして夕食もご馳走になりました、食べきれない程出て来たのでお兄ちゃんはこっそりアイテムボックスに入れていました、器用に買ったお皿に移し替えながら…
そして3人でお風呂に入ります、リッカちゃんは、また恥ずかしそうに真っ赤になりながら隅っこで丸まっています。
いやなら入らなければいいのに…
私はお兄ちゃんに頭を洗って貰いました。
結局リッカちゃんも洗って貰うみたいです、お兄ちゃんはリッカちゃんの右腕を見てますね?怪我でもしたのでしょうか?
お風呂から出て客間に戻ると…。
「今日は2人にプレゼントがあります!」
「「!!」」
お兄ちゃんからプレゼントがあるみたいです!
「どうしたんですか急に!」
「雑貨屋で見かけたらつい買ってしまった、2人に似合うと思って」
「似合うって事は身に付ける物ですわね!」
(指輪だったらどうしましょう…)
「まず、アリスはこれね」
「黒い…服?」
「まぁ、着てみてよ」
言われた通りに着てみます、なんかもふもふしてて肌触りがいいですね?
「か、かわいいですわ!、お兄様!最高ですわ!」
「…これは、なんですか?」
私は服を着た自分を見てみます、黒いですね…肌触りはいいですが機能性は皆無ですね、フードに加えしっぽまで付いてます。
「パジャマだよ」
「パジャマ?」
「とってもかわいいですわ!これは、黒猫ですわね!」
そう言ってリッカちゃんが抱きついてきました、今までもふもふする事はありましたがもふもふされるとは思いませんでした。
「耳まで動くんですわね!?」
なんと耳が動くそうです、どんな仕組みなんでしょう?
「着てる人の微弱な魔力に反応して動くらしい」
なんと無駄にハイスペックなパジャマなんでしょう…。
でも、これなら毎日抱き枕にして貰えるのでは…?
「お兄ちゃんありがとう!」
「喜んでくれて嬉しいよ」
「でも、なんで猫なの?」
「猫が好きなのかと思って」
猫さんは好きですが、自分が猫なのはどうなんでしょう?
「そ…それで、私へのプレゼントはなんですの?」
「リッカちゃんにはこれだよ」
リッカちゃんへのプレゼントは…白いですね?
私と同じではないようです
「これは、まさか私は白猫なんて言うんじゃ…?」
「違うよ、まぁ着てみて」
リッカちゃんはしぶしぶと言った表情で白い服を着ています。
「どうですか?」
「とってもかわいいうさぎさんです!」
これはしっぽが動くみたいです、ふりふりしてます、今度は私がもふもふする番です!
「これもパジャマなんですの?」
「普段着にしたいの?」
「こ、こんな恥ずかしいの着れませんわ!」
「大丈夫かわいいよ」
「あ、ありがとうですわ…///」
「喜んでくれてよかったよ」
「喜んでませんわ!そもそもなんで私がうさぎなんですの?」
「うさぎは寂しいと死んじゃうって言うし?」
「私の何処が寂しがりなんですか!」
「1人でお風呂に入れない所とか、1人で寝れない所とか?」
「ち、違いますわー!」
「それで、お兄ちゃんはパジャマ着ないの?」
「そうですわ!私達だけに恥ずかしい思いをさせるなんてひどいですわ!」
そうです、お兄ちゃんにももふもふしたいです!
「全種類買ったけど着た方がいい?一応自分用にも買ったけど…」
「買ったなら着ようよ!」
「そうか?じゃあ着てみるか」
お兄ちゃんのは青いですね?何の動物でしょうか?
「着たけど…どう?」
「それは…ペンギン?ですの?イケメンは何を着ても似合うのはずるいですわ。」
「ペンギンってなんですか?とってもかわいいですね!」
何はともあれ、とりあえず抱きつきます。もふもふです!
「ああ!ずるいですわ!私も抱きつきますわ!」
「それでペンギンって?」
「ペンギンは…泳ぐ鳥だよ」
「説明が雑ですわね」
「じゃあリッカちゃん、ペンギンの説明をどうぞ」
「ふぇっ!と…飛べない鳥…ですわ」
「それって鳥なんですか?」
「一応生物学上鳥に分類されてるな」
「全種類って他には何があるんですか?」
「あと買ったのは犬と牛だな、熊はなぜか売り切れだった」
とりあえずリナちゃんには犬ですね、牛は胸の辺りに余分な脂肪を蓄えた人を探しましょう。
そしてパジャマパーティーも終わり、みんなで一緒に寝ます、もふもふですこれなら布団も要らないかもしれません!
「それじゃおやすみー」
「おやすみなさい」
「ですわー」
明日、抱き枕になっているのはどちらでしょうかね?
お兄ちゃんももふもふ
そして、くまは売り切れ(ここ重要)




