27話 王都への行き方
『ドサッ』
「グエッ!」
痛いです、私はベッドの下で目を覚ましました。
お兄ちゃんはリナちゃんを抱き枕にして寝ています、リナちゃんは起きてましたが、おとなしく抱き枕にされてます。
なんですか!この扱いの差は!
とりあえずいつものようにお兄ちゃんを起こします。
「お兄ちゃん起きてください 」ゆっさゆっさ
「んぁ?ああ、リナちゃんおはよう」
「起こしたのは私です!」
「おお、アリスお帰り、朝帰りとは感心しないな」
「ちゃんと夜に帰ってきました!お兄ちゃんが寝てて気が付かなかっただけです!」
「そうだっけ?」
「そうですよ!…それより筋肉痛はもう大丈夫なんですか?」
「あぁ、もう大丈夫だな、リナちゃんの看病のおかげだな。」
そう言って抱き枕になっているリナちゃんの頭を撫でています!ずるいです!!
「私、何もしてないですよ?」
「そんな事ないよ、一緒に居てくれるだけでも楽しかったよ。」
そう言ってまたリナちゃんの頭を撫でています。うぐぅ…
「それで今日はどうするんですか?」
「とりあえずギルドに行ってから考えるよ」
そして私達は朝食を食べてギルドに向かいます、もちろん、お兄ちゃんと手を繋いでますしリナちゃんもいません。
そんな感じで歩いてギルドに着きました、何はともあれ猫さんです、さっそく会いに行きます。
猫さんをもふもふしているとギルマスがカリカリの袋を持って登場します、またパーティー開けして猫さんにあげてます。
「カリカリのパーティー開けは初めて見た…」
お兄ちゃんが私と同じ事を言ってます。
「おう、おはよう。今日は体調はもういいのか?」
「ギルマス、おはようございます。えぇ、もう大丈夫です。」
「そうかそりゃよかった、それでさっそくで悪いんだがミノタウロスを売ってくれんか?今月ちょっと厳しくてな…」
「あぁ、そういえば持ってたっけ…いいですよ倉庫に行けばいいですか?」
「ああ、頼む。」
そして倉庫でミノタウロス22頭を売却しました
前回より1頭少ないだけのお金を貰い半分に分けます。
「それで、こいつらの持っていた武器はどうする?ギルドだと買い取り品には入ってないから無料で引き取りになるが…」
「それなら持って帰ります何かに使えるかもしれませんし」
(剣2 槍1 斧1 勇者の檜の棒41 )
「それなら前回の分も含めてあっちに積んであるから持っていってくれ」
「分かりました」
「檜の棒って結構太いんですね」
「ああ、電柱よりちょっと細い位かな、そこそこ長いしこれならアレが作れるかも…」
「アレ?」
「まぁ、暇な時にコツコツやるから楽しみにしてなよ」
「なんだか分かりませんが、楽しみにしておきます!」
「じゃあ俺が檜の棒と剣を1本持ってくからアリスは残りをよろしく」
「剣は何に使うんですか?」
「腰にさげて舐められないようにするのと、見たを剣士っぽくする」
「じゃあ使わないんですか?」
「使わないかな、一応魔法使いだし」
お兄ちゃんは剣を腰にさげ抜いてみます。サビサビですね…
「磨けば行けるかな?」
そう言って水魔法?を使って磨いています、30秒程で終わったみたいです。ピカピカです!
「思ったより綺麗になったな、切れ味はしらんが…」
「試さないんですか?」
「切れ味がよくても技術がないから斬れないよ、どうせ振らないし、それに重要なのは見た目だから」
そんな事を言いながら私は武器をしまい、依頼ボードの方にきました。
「王都に行きたいんだけど都合よく連れてってくれる依頼ないかな?」
「なぜ王都に?」
「買い物がしたい、ここよりいい物がありそうだし、後は普通に観光かな。」
お兄ちゃんと王都旅行!
「いいですね!行きましょう王都!となると王都行きの商人の護衛とかでしょうか?」
「出来れば往路だけがいいな、向こうで時間に縛られたくないし」
そして…、結果だけ言うとそんな都合のいい依頼はなかったです、王都行きの乗り合い馬車は2週間先まで満員、馬は乗れないし借りても返すのがいつになるやら…
って事でまさかの歩きです!
急ぐ旅ではない、食料やお金も充分ある、夜営も問題ない、アイテムボックスが万能。って事で歩きです。
それで私達は昼まで街で準備してから昼食をとりリナちゃんとバイバイして街を出ました。
そして日が暮れる寸前まで移動しテントを張るのに良さそうな場所をさがしてシールドで結界を張りそして夜営…。
初めての本格的な夜営ですが夕食中に犬のような魔物が1匹出たくらいでした。
もふもふではなくごわごわだったのでサクッと狩ってアイテムボックスへ…。
今日はお兄ちゃんと一緒の寝袋で寝るのでベッドから落ちる心配はありません、街を出る前に毛布も買っているので更にぬくぬくです。
「おやすみなさい」
そして夜は更けていく…。
ようやく王都へ…。




