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25話 お友達の作り方

私は女の子に無理矢理引っ張られ会場の外の廊下に連れてこられました、片手で私の腕を掴む女の子の力がかなり強かったです。


「まず、貴女は誰ですの?サーヤの妹に貴女のような人はいないばずですわ!」

「私はアリスって言います、サーヤお姉様に頼まれた護衛の冒険者です」

嘘を吐いてもバレそうなので正直に言う事にします。

「護衛?貴女が?サーヤより弱そうじゃない、まぁ低ランクでも壁くらいにはなるのかしら?」

「それであなたは?」

「申し遅れました、私はリッカと申しますわ」

「リッカちゃんですね!よろしくお願いします!」

「年下のくせにちゃん付けで呼ばないで下さいまし!」

「あぁ、ごめんなさいリッカさん」

となるとリッカさんは私より1つくらい上なのでしょうか?身長は…私とあまり変わらないと思うのですが…。

「ふん、分かればよろしいのですわ。それではごきげんよう」


……結局何の用だったんでしょう?



私は会場に戻ります、今度は囲まれないように隅の方でおとなしくしておきます。

サーヤお姉様はマシュー様といい雰囲気でおしゃべりしてるみたいです、2人の周辺だけお花畑に見えます。

先ほどのリッカさんは見当たりませんね、もう帰ってしまったのでしょうか?


私は会場の隅と食事コーナーを往復しながら時が立つのを待ちました、護衛任務は暇ですね。



パーティーも終わりサーヤお姉様の馬車でお屋敷に帰ります、馬車の中でサーヤお姉様は終始ご機嫌でした、楽しかったようで何よりです。

私のせいで好意的なのが最初にバレてしまったそうで、その後はマシュー様の方からたくさん話かけられたとの事。

私は恋のキューピッドになれたでしょうかね?



お屋敷に着いた後、「泊まって行きませんか?」と言われましたが、お兄ちゃんが待っているので帰ります。

「またいらして下さいね、今度はお友達として。」

「はい!また来ます!それでは、さようならー」

手を振ってお屋敷を後にします、お友達ができて嬉しいです!



「……じいゃ!」

「はい、お嬢様」

「付けなさい」

「はい、分かっております」




このままギルドに報告してから、急いで宿に帰る事にします。あたりはだいぶ暗くなってきました、早く帰らないとお兄ちゃんが心配してしまいます。




……。


スッ…

前に男性が立ちはだかりました、手にはナイフを持っています。


振り返ると後ろにも男性が2人、こちらも手にはナイフが握られています…。

「何かご用ですか?」

「へへっ、いい物を着てるじゃねぇか、良いところのお嬢様が夜道を1人とはついてるぜ。」

どうやら誘拐か追い剥ぎのようです。

「これなら、たんまり身代金が取れそうだぜ」

はい、誘拐ですね。

悪い人なら攻撃しても大丈夫ですね、でも殺すのはまずいでしょうか?


私はアイテムボックスから石を出します、男達の頭の上50センチ程の所に…。


『ゴンッ』っといい音が3つして倒れる男達。

全員見事に気絶している、さてどうしよう。



重くて運べない。

縛ってから起こしても付いてこない。

アイテムボックスは…まだ生きてる…?生きていても入れれるのか?でも入れたらどうなる?そもそも入れれる…?


「…とりあえず縛ってから考えよう…。」

私はテント用に買ったロープを取り出し…


「大丈夫ですか!」

遠くから走ってくる男性が2名

この3人の仲間でしょうか?

この3人と違って強そうに見えます、石くらいじゃ気絶しないかもしれません、そんな事を考えていると男性達が近寄ってきました。

「そんなに警戒しなくていいですよ、サーヤお嬢様の家の物です」


私が2人に事情を説明すると1人が応援を呼ぶ為ギルドに走って行きました。


「しかし、強いのですね…私共の護衛は要らなかったようで…。」

「いえ、すごく助かりました。私1人では運べなくてどうしようかと思ってました。」

「お役に立てたようならなによりです」


そんな事を話ているとギルドからの応援が来て誘拐犯達をギルドに連れていきました、これから余罪を吐かせ他に仲間が居ないかや被害者が居ないかを徹底的に調べるそうです。

私も目的地は同じなので着いていきます。


ギルドでは護衛依頼の達成報酬に加え犯罪者捕縛3人分の報酬も貰いました、更に今回は貴族家の依頼を受けていた途中で貴族が襲われた扱いになったらしく、犯罪者達はより酷しい処分にされるそうです。(たぶん護衛さん2人が何か言ったのでしょう…)


誘拐騒ぎで時間がかかってしまいました、早く宿に帰りたいです…

宿に向かおうとしたら護衛の2人が着いてきました、心配なんだそうです。

これ以上襲われても困るのでお願いする事にします。

宿に着いたのを確認して護衛の2人は帰って行きました、私も部屋に戻ります。


「お兄ちゃんただいまー」


お部屋ではお兄ちゃんが寝ていました…リナちゃんと一緒に…。


なんでですか!


仕方ないので反対側に潜り込み私も寝る事にします。ちょっと狭いですが仕方ない…。


「おやすみなさい」



リッカちゃんはアリスちゃんより1㎝だけ大きいです。


何がって?身長に決まってるやろ?

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