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22話 納入の仕方

倉庫の中はひんやりを通り越して寒いです、氷の魔石で冷やしているそうです。ぶるぶる。

「ではそっちの角の方へお願いします」

私はミノタウロスを順番に出していきます、10頭を越えた当たりからキャシーさんの顔がひきつっていきます。更に20頭を越えた当たりでストップがかかりました。

「ちょっとアリスちゃん!ストップ!」

「なんですか?」

「えーと、まだあるのかなぁ?」

「あと1頭ですけど?」

「そ、そう、ならいいけど…。」

私は最後の1頭を出します。

「えーと…23頭ですね、計算するので少々お待ちを…。」

キャシーさんは紙とペンを手に何かを書き込んでいます。

「俺の方に入ってるミノタウロスは出せる雰囲気じゃないね」

「そうですね、また今度にしましょう。」


「お待たせしました、諸々コミコミで金貨92枚になります。」

「「えっ!」」

えーと、えーと、確かリナちゃんのお宿は1日銀貨7枚だったから、えーと…。

「リナちゃんの所の宿なら3年半も泊まれるね。」

私が悩んでた事を言われました、計算が合ってるか分かりませんが、すごいです。


「とりあえずアリスに半分渡しとくね」

と言われ渡された金貨46枚…

「こんな大金持ってるの怖いです!」

「大丈夫!その為のアイテムボックス!」

「…分かりました…。もう一生取り出しません!」

「いや…取り出そうよ…」


「じゃあ収入も入ったしお昼ご飯にしよう、何か食べたいものある?」

「えっ、うーんと、キャシーさん!オススメのお店教えて下さい!」

「えっ!私!?そうですねぇ…ミノタウロスの解体を速攻で1頭終わらせるるのでギルド斜め向かいの料理屋さんに届けてそのまま食事にするのはどうでしょう?」

「へー、どんなお店なんですか?」

「どんな魔物でも料理しちゃうお店です、ギルドに来た珍しい魔物はだいたいそのお店に出荷されるんですよ」

「じゃあ今日はキャシーさんと一緒にお昼だね!」

「うん!」

「あの、私仕事が…」

「奢るんで大丈夫ですよ?」

「是非ご一緒させていただきます!」

「わーい」

「では、ミノタウロスの解体が終わったら移動しましょうか。」






「「「ごちそうさまでした」」」


ミノタウロスの肉は少し赤身の多い牛肉でした、美味しかったです。

うん、普通すぎてコメントに困るね、食レポには太めの男性が向いていると思います。




「俺は午後から市場と雑貨屋に行くけどアリスはどうする?」

「それなら私も着いていきます!」

「そっか、じゃあ一緒に行こうか。」

やった!お兄ちゃんとお買い物デートです!

それで、まずは雑貨屋さんです。

「何を買うんですか?」

「食器をいくつか買おうかと思ってね、夜営で葉っぱのお皿と小枝のフォークは避けたいし。それと調理器具もあればいいかな、料理は得意じゃないけど簡単な物くらいなら作れるし。」

「それなら私の分も必要ですね、自分用にかわいいの欲しいです!」

そして雑貨屋さんで鍋、フライパン、まな板、包丁、等々を購入。そして食器は棚も一緒に大人買い…。お金に余裕があるのは素敵です。



次は市場です。

傷まないアイテムボックスに加え、なかなかなくならないお金のコンボがあるので、好きな物を、好きな時に、好きなだけ買えます!素晴らしい!



たくさんお買い物をしていたら早くも西の空が赤らみ始めました、食材やら、お弁当やら、お惣菜を大量に買い込みました。これで記憶にない食べ物が現れても、この時に買ったと思う事ができます。



「今日は宿に泊まるんですか?」

「お金も入ったしリナちゃんの所に泊まろうと思うけどテントの方がいい?」

「私は、お兄ちゃんと一緒ならどこでもいいです。」

「じゃあ部屋が空いてれば宿にしよう、風呂にも入りたいし、夜ご飯はどうする?」

「えーと、あっ、そこの屋台はどうですか?なんか美味しそうな匂いがします!」



屋台の方は…うん、美味しかった!





「リナちゃんおはよう、部屋は空いてる?」

「あっ、お兄さんおはようございます!…って、今日はお昼寝してないです!!」

「あれ?でも涎のあとが…」

「えっ!!」ゴシゴシ…

「やっぱり寝てたんだ。」

「はっ!?」

「…それで部屋は…。」

「……2人部屋にしますか?」

「当然1人部屋です!」

「アリスちゃんならそう言うと思った…はい、この前の部屋の鍵です、説明は不要だと思うので省略します」

「ありがと、それじゃまたよろしくね。」

「はい、ごゆっくりどうぞ」



そして、いつものように一緒にお風呂に入り、一緒に寝ました。


翌日お兄ちゃんがまさか、あんな大変な目に合うとは、この時は全く、思いもよりませんでした。




刻一刻と書き貯めが減っていく…。

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