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21話 牛の狩り方

朝になりました、テントの中はひんやりしてますが寝袋の中は暖かいです。

私はいつものように抱き枕にされています。

寝袋の中で抱き枕にされると、全く身動きが取れませんね…まぁ、これはこれで素晴らしいのですが…


とりあえず、いつものようにお兄ちゃんを起こします。

「お兄ちゃん!」

「起きてるよー」

あれ?起きてましたか。

「とりあえずテントに防寒対策が必要だな、湯タンポが有って助かった、アリスの言う通り大きい寝袋にしてよかったよ。」

どうやら今日の私は抱き枕ではなく湯タンポだったみたいです。

「外に張ったシールドもアリスのワンピースみたいな感じにしないとダメだな。」

1日だけなのに反省点が多いですね。


いつまでも寝袋に籠ってる訳にもいかないので外に出ます…うん…寒い。

朝ご飯を食べながら反省会をします。

「やっぱり夜の時間が勿体ないですね、眠くないのに寝るしかないってのは暇です、何か暇潰しのできる物が欲しいです。」

「夜の暇潰しかぁ、それは難しいな…夜をお弁当にしなければ夕食の片付けと朝食の準備で暇が潰せそうだけど…。そもそも最初だからテントの準備をしたけど次はこのまま畳まないでアイテムボックスに入れれば日没のギリギリまで活動できるんじゃないかな?」

「えっ?」

それは盲点でしたテントは畳むって固定観念がありました。


「さて、メシも終わったし、そろそろ狩りを始めないと街に戻っても何もできないぞ。」

そうです、私達は今お金がないのです、何か取れるまで帰れません!


私達はテントの外に出るとテントをしまいます、お兄ちゃんはシールド魔法を解除していました。


テントをしまうとさっそく狩りです、お兄ちゃんは探知魔法を使っているみたいです。

「いたけど…なんだアレ?」

お兄ちゃんが指指した方向には土煙が上がっています。なんでしょうか?

土煙は少しずつ近づいていますが、進行方向はこちらではないようです。


「アレを狩るの?」

「とりあえず近づいてみよう、なんだか分からないんじゃどうしようもない」


私達は土煙の進行方向で待ち伏せる事にしました、私の足が遅かったからか私は途中でお兄ちゃんに抱き抱えられて向かいました。でも、お兄ちゃんのこのスピードは何か魔法を使っていると思います。


私達は土煙の進行方向で待ち伏せます、私のワンピースは草原と同じ黄緑色になっています。


視力強化をしてみると土煙の合間に黒い影が見えます。

「あれは…牛さん?」

「みたいだな…顔は…」

見えたのは黒い牛さんでした…二足歩行の…身長は私の2倍くらいあります。

手には武器のような物を持っています、大半は木の棒でしたが中には剣や槍、斧を持っている者もいます、それが走ってこちらに向かってきます。

「黒毛の牛ってだけ聞くと美味しそうなんだけどな…見た目は筋肉質で油が少なそうだけど…」

「そろそろ来ますけどどうします?」

「全部狩っていいのかな?少し残す?」

「めんどくさいから全部狩りましょう、もしかしたら魔石しかお金にならないかもしれませんし」

「じゃあ全部狩るか、40~50頭しかいないし、じゃあそっち側半分よろしね!」

「はーい!」

と言いつつ飛ばす魔法はお馴染みの水の刃、水は高速で先頭の牛さんの首に当たりそのまま切断、僅かに角度を変えるに留まった水は、そのまま斜め後ろの牛さんの首にヒット、切断には至らなかったものの絶命には至ったようで、そのまま倒れる牛さん、更にそれに躓き次々に倒れ進行を止める牛さん達……。将棋倒しってやつですね……。

結局先頭にいた数頭を倒した後は山になって倒れていた牛さんに1頭づつトドメを刺す地味な作業をしました、2人でやったのに思いの外、時間がかかりました。

2人で半分くらいづつ牛さんをアイテムボックスに片付けます。


お金を稼ぐのって大変です!


ようやく片付けが終わりました…

少し休憩したい所ですがお昼ご飯は持ってきてないので街に帰って牛さんを引き取ってもらわないといけません。

ここに居ても仕方ないのでさっさと帰ります。

「お兄ちゃん!私はおんぶを要求します!」

「…マジで?」

「マジです!」

「…。」


お兄ちゃんはため息をつきながらも背中を向けて屈んでくれました。

お兄ちゃん大好き!


私が、お兄ちゃんの背中に抱きつくと…

「それじゃ魔法を使って思いっきり走るからしっかり捕まっててね」

「へっ?」


「ぎゃーぁぁぁ…」


お兄ちゃん!…速すぎです…もうちょっと…ゆっくり…。


そして、あっという間にギルドに到着しました。

下ろしてもらった私の足はまだふらふらしています。


ギルドに入りとりあえずキャシーさんを探します、キャシーさんはこちらに気づいていたようで手を振っていました。

「キャシーさんこんにちは」

「アリスちゃんこんにちは、今日はどうしたの?猫さんなら裏にいますよ」

「今日は牛さんです!」

「牛さん?」

「お兄ちゃんと一緒に黒い牛さんを倒したので買い取って欲しいんです!」

「黒い牛さんって、今朝ギルマスが言ってたミノタウロスの事?」

「ミノタウロスってなんですか?」

「ミノタウロスって言うのは黒い二足歩行の牛のような顔で大きく手には武器を持ち集団で移動する魔物です」

「たぶんその魔物で間違いないです、それで買い取って貰えますか?」

「もちろん買い取りますよ、肉は牛に負けず劣らず美味しいので、だいたい同じ重さの牛と同じ価格で取り引きされてます」


「ん?そうなるとたくさん納品したら値崩れ起こしたりするの?」


「数によって買い取り価格はある程度下がるかも知れませんが、それにより通常の牛や豚の供給量が減るのでほぼ問題ありません」


「じゃあ全部買い取って貰おうかな」

「では倉庫の方へお願いします、ここに出されても運ぶのが大変なので。」


そう言われキャシーさんに案内されて倉庫に向かいました。



なんとか大賞ってのやってみたけどタグ付けるだけでいいのかな?

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