19話 閑話 続々々、魔法少女の作り方(リナ視点)
ちょっとだけ長い
「次で時間的に最後かな、今日で魔法でいろいろできるようになったけど、せっかくだし最後に攻撃魔法も覚えて欲しいな。」
どうやら攻撃魔法も教えてくれるみたいです、使いどころがあるか分かりませんが、せっかくなので教えてもらいます。
「まず、ここじゃできないから降りようか。」
そうです、まだテーブルの上です、陸の孤島でお兄さんと二人っきりだったのです!
そして…ええ…知ってます、高くて降りれない事くらい。
そして体がふわっと持ち上がり、お兄さんに…お…お姫様抱っこされました!!
「よっと」
「ひゃぁ!」
そのまま落ちました…いつの間にかお兄さんに涙目でしがみついていました…怖かったです…。
「大丈夫?」
「だいじょ…ばない…」
「漏らした?」
「漏らしてません!」
大丈夫です漏れてません!……ちょっとだけです…。
「えーと…そろそろ下ろしていい?」
「……。」
「やっぱり漏らs」
「漏らしてません!!」
落ち着いたので下ろしてもらいます、いきなり飛ぶとか酷いです!
「魔法の練習始めていい?」
「どうぞ…」
「怒ってる?」
「……帰りにおんぶしてくれるなら許してあげます。」
「…しょうがないなぁ」
頭を撫でられながらも言質は取りました、約束ですよ?
「じゃあ始めるよ」
と言いながら私を後ろから抱きしめ両手首を掴まれました。
「さっきの高圧洗浄機の応用で、中に丸い小石を入れて飛ばすんだけど…」
何か難しい言葉が出ましたが要するに水の代わりに石を入れて飛ばすみたいです、あの威力で石が出たら強そうです。
「洗浄機は圧力をかけ続けたけど、これは一気に圧力をかけるから、こんな感じに狙いを付けてから圧力を思いっきりかけると…」
『バキューン!!』
大きな音がして…さっきのテーブルが少し傾きました、小石が発射されたのは見えなかったです。
テーブルに近づいてみると、石が当たった所に小さな穴が空いていました、これは間違っても人に向けて撃てないですね…。
「思ったより強力だったな…レールガンには劣るけど、さしずめ『ロックガン』っと言ったところか。」
「ロックガン…。」
「じゃあ練習に2~3発撃ってみようか、そうだなぁ…」
(ん?なんか今、違和感が…)
「いた!あそこの木の上にいる鳥を狙ってみようか。」
その指差した先には鳥…ではなく、なんと言うか、その…ワイバーンがいました、体長は私の倍くらいでしょうか?でも翼を広げたら3倍くらいにはなりそうです。
「なんで、こんな街の近くにワイバーンが…」
「ワイバーンってあの鳥の事?」
「お兄さん!ワイバーンは鳥じゃないです!竜です!ドラゴンです!」
「ドラゴン?あのショボい鳥が?まぁ何でもいいや、とりあえずあの鳥狙って撃ってみよう?」
「だから鳥ではないと…。」
それに、もし攻撃されたら…まぁ、お兄さんがなんとかしてくれるのでしょう…。
私はワイバーンに狙いを定め…。
『バキューン』っとロックガンを撃ちます。
遠かったからか当たった音は聞こえませんでしたが、攻撃された事に気付きこっちに飛んできます。私はすかさず2射目を撃ちます、翼に当たったらしくバランスを崩すワイバーン、更に3射目が頭に当たり、ワイバーンが墜落しました。
落ちたワイバーンに近づいてみると、ワイバーンの頭に穴が空いていてピクリとも動く様子はありません…。
「うーん、近くで見ると全然鳥っぽくないな。」
「だから言ったのに…。」
「なんと言うか…羽の生えたトカゲ?でも嘴はあるんだな。」
「だからドラゴンです…。」
「で、こいつはどうすればいいの?」
「魔物の扱いになるはずなのでギルドに持っていけば買い取ってくれるはずです。」
「ふーん、こんなトカゲ何に使うんだか…」
「私も詳しくは分からないですね、でも魔石だけでもそこそこの金額になるはずです。」
「なら、いいお小遣いになったね。」
「そうですね」
「じゃあ、このトカゲしまって帰ろうか。」
「はい!」
私はワイバーンをしまいます。
「……。」
「……どうかした?」
「お兄さん?何か忘れてませんか?」
「……しょうがないなぁ。」
「お兄さんの背中暖かいですね。」
「そりゃぁ生きてますから(1回死んだけど…)」
「そういえばワイバーンを見つけた時に何か魔法使ってました?」
「ああ、探知魔法の事?でも、あれに気付くなんてすごいね、アリスも気付かなかったのに」
「そうなんですか?それで探知魔法って?」
「近くにいる生き物を見つける魔法かな、ちょっとやってみるね」
「!!」
「どう?分かった?」
「はい、前の方に沢山の人の気配がしました、それに向こうの少し離れた所にも動物の気配がしました、こっちは何の動物か分からなかったですが…」
「それだけ分かれば充分だね、使い方も分かった?」
「はい!ばっちりです。」
そんな話をしているうちに街についてしまいました…。もっと背中を堪能したかったのですが…
「あの、お兄さん、そろそろ下ろしてくれませんか?流石に恥ずかしいので…。」
街中では恥ずかしいので下ろしてもらいます。
「まだ時間あるしギルドによってトカゲを置いてこようか。」
「そうですね、持っていても邪魔なので…。」
ギルドはなんとなく騒がしかったですが気にせずカウンターの方に向かいます
「こんにちはシェイドさん、それと…リナちゃんだったかしら?お迎えですか?アリスちゃんなら裏の猫さんの所ですよ。」
「そういえばアリスは猫の所行くって行ってたな。」
「おねーさんこんにちは、今日はワイバーンを処分しにきました。」
「えっ、ワイバーン?」
私はワイバーンを出します
「本当にワイバーン…。」
「これはシェイドさんが?」
「俺は見つけただけで倒したのはリナちゃんですよ」
「流石にそれは…ちょっと魔石見せてもらいますね」
(あれ?外傷がない?てか固くてナイフが刺さらない…。)
「すいません、解体専門の職員に任せますので報酬は明日以降でよろしいですか?報酬は宿までお持ちしますので。」
「はい、大丈夫です。」
「それじゃアリス連れて帰りますね」
「はい、またお越し下さい」
私達はアリスちゃんと合流して宿に帰りました。今日は楽しかったです、また魔法を教えてくれるといいなぁ…。
着実に文字数が増えているように見えるが、書き貯めを削って予約投稿してるだけ…。




