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16話 閑話 魔法少女の作り方(リナ視点)

13話からの分岐のリナ視点です(全4話)

「いーい?何が何でも魔法を覚えてくるのよ?分かった?」

「は、はい!頑張ります…。」

ママの目が怖いです、覚えられなかったらどうしよう…。

「なら、今日は休んでいいから、朝ご飯って言って起こしてきなさい、その後そのまま魔法を教えてもらいなさい。」

「わ、分かりました。」とてとて。


(えっと、起こす、朝ご飯、教えて貰う)っと


『コンコン』

……。

お返事がありません…まだ寝ているのでしょうか?私は少し迷いましたが意を決して中に入る事にします。

「失礼します。」


あぁ、やっぱりまだ寝ています。

でも、起こさないとママが…。


「お兄さん、起きてください」ゆっさゆっさ

「あれ…リナちゃん?まだ早くない?」

「えっと、お母さんに魔法の事を話したら、『仕事はいいから、何が何でも覚えてきなさい!』って言われて…。」

「なに、そのプレッシャー!?」

「なので今日は仕事お休みです!」

「そうなの!?」

「それで魔法のお礼に、朝食はお母さんがご馳走してくれるそうです。」

「まだ教えてもいないのに…。」


お兄さんが準備できるのを待ち、手を引っ張って食堂まで連れていきます。

食堂ではママが張り切って準備していました。

「すぐにできるから座って待ってて。」

「えっ、はい、なんかすいません。」

「いえいえ、こちらこそ、娘に魔法を教えてくれるそうで。」

ママの話では男の人は胃袋を掴めばどうにかなる!と言う事なので、食べてしまえば後戻りはさせないと言ってました。

お兄さん…大丈夫でしょうか…。

「それじゃ頂きます」

(あぁ、食べてしまいました…。)

もう、どうしようもありません。

しかたないので私も食べる事にします。もぐもぐ、ごっくん。

「ご馳走様でした」

「はい、おそまつさまー」

「じゃぁ、これお弁当。」

「えっ? あ、ありがとうございます」

更にママの追撃がありました、もうおしまいです…。

「他にも魔法に必要な物があったら何でも言ってね!」

「えっと、じゃあ一つだけ…汚れが酷くて捨てるしかないような要らない鍋とかありますか?練習に使いたいので…。」

「そんなんでいいの?たくさんあるわよ?」

「じゃあ一番大きいので。」

「分かった持ってくるわ。」




「それじゃ娘さんお借りしますね。」

「ええ、厳しく教えてやってね、言う事を聞かなかったらひっぱたいてもいいから!」

「は、はぁ…。」

「じゃあママ、行ってきます。」

「はい、行ってらっしゃい。」

これ以上余計な事を言われる前にさっさと出発します。


「じゃあ、行こうか。」

「はい!」


お兄さんは手を繋いでくれました、やっぱり優しいです、それに…カッコいいし…。

なんか…デートみたいです///



今日の、お皿洗いの魔法の練習は水をたくさん使うので川に行くみたいです。

(川まで手を繋いでデート…)

「リナちゃんは何歳なの?」

「あ、私は9歳です」

「へぇ…じゃあアリスの1こ下か。」

「お兄さんは何歳なんですか?」

「ん?俺は16歳だよ。」

(って事は私が15歳の時には22歳だから…いけない訳じゃないですね、でも、お兄さんは優しいし、カッコいいし…)ぶつぶつ…



そんな事を考えていると川に着いてしまいました。デートが…。

いえいえ、まだ始まったばかりで帰りもあります、今は魔法の練習を頑張らないと!


「う~んと、おっ、あそこがいいな。」

っと言うと、お兄さんは少し下流に移動して大きな岩がある所まできました。


そして、その岩を…。


スッパーン! 

魔法で上下に真っ二つにしてしまいました。


スッ…

更に上側をアイテムボックスに入れて片付けてしまいました…。


そこには、平らなテーブルのようになった岩が残りました。

お兄さんは、その岩に私を抱っこで乗せてくれます。そしてお兄さんも軽い感じでジャンプして登って来ました、今のジャンプも魔法かもしれません。


下がゴツゴツしてると痛いからね。

と言いながら小さな絨毯を敷いています。

お兄さんは胡座をかいて座ると…。


「じゃあ、魔法の練習初めるからおいで。」

「えっ?」


なぜか私をお兄さんのお膝の上に誘導してきます。

少し混乱しましたが、私は言われたようにお膝の上に座ります。ちょこん。

すると、お兄さんは私を後ろから抱きしめてきます!もう大混乱です。 あわわわ…。


「リナちゃんは何か魔法って使える?」

「い、いえ、何も使えません…。」

「分かった、じゃあ最初からね。」

そう言って私の両手首を掴んで来ます

「じゃあ目を閉じて感じる所からね。」


「はい?」


「じゃあ始めるよ。」

よく分かりませんが、私は目を閉じます。



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