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クズ、異世界でもクズになる  作者: しすは
第1章

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2/10

【1話】クズはどこまでいってもクズ

あぁ……ここはどこだ……?

たしかキャバクラへ行こうとして……あのクソ女に刺されて……。

「あのクソアマ、次見つけたら絶対にぶち殺してやる」

それよりも、ここはどこだ……病院か?

俺はあたりを見渡した。

しかし、真っ暗なだけで何もない。

「クソが、どいつもこいつも俺をイラつかせやがって……」

イライラを抑えるためにタバコを吸おうとしたが、持っていないことに気がついた。

「目覚めましたか」

その声がした瞬間、眩しい光が辺りを照らした。

「誰だ! てめぇ!」

「私は断罪の神。あなたは前世で罪を犯しすぎました。よって罰を与えます」

神を名乗った女は光を放った。

「ハッ、何のコスプレか知らねぇが、お姉さんいい身体してんなぁ。どうだ? 今夜俺とヤろうぜ……」

その下劣な誘いを遮るように、俺の身体に禍々しいオーラが渦巻いた。

「なんだよこれ! 嫌がらせか!?」

女は冷徹な声で答えた。

「これは呪い。呪われた人間は普通に生きることも、普通の死を迎えることもできなくなります。もし次の人生で更生すれば……」

反省などするわけがない。説教くさい女の言葉を無視して、俺は全速力で逃げ出した。

「クソ、クソ、なんで俺だけがこんな目に遭うんだよ! 俺が何をしたって言うんだ、ただ楽しんで生きてただけじゃねぇか、クソが!」

理不尽な怒りを爆発させながら走り続けていたら、謎の門を見つけた。

「止まれ、罪人よ!」

背後から声が聞こえる。

「くっそ、ここに飛び込むしかねぇか!」

俺は躊躇なく門の中へ飛び込んだ。だが、ドアを抜けた先は真っ逆さまの空中だった。

「アガァァァ、クソがぁ!!」

死にたくない。死にたくない。まだ酒も飲みてぇ、タバコも吸いてぇ、もっと女の身体を貪りてぇ!

その醜い欲望が頂点に達した瞬間、ピタリと時が止まった。

『汝に問う。汝、力を求めるか?』

まるで機械のような、不気味で冷徹な声が脳内に響いた。だが、答える余地など一択しかない。

「あぁ!? いいからさっさとよこせ、クズが!!」

『――では、汝に力を与えん』

その刹那、時が動き始めた。だが、別に空を飛べるわけでもなく、俺はただの肉塊として落下し続けている。

「話が違うじゃねぇか、クソがぁぁぁ!!」

凄まじい衝撃と共に、ベチャリと肉が潰れる音が響いた。

痛い、痛い。全身の骨が砕け、グチャグチャと不自然に身体のパーツが蠢いている。

うぅ……、あぁ……。

「俺をこんな目に遭わせた世界も、あの神も、人間どもも、全員なぶり殺してやる……。絶対に、一人残らず殺してやる……!」

激しい憎悪をたぎらせながら、俺の意識はここで途切れた。

さぁ今回はちょい自信のある作品だよー

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